酔人婆爺の音楽東西膝栗毛

初めまして!酔人婆爺(スイート・バージー)と申します。
なんで酔人婆爺(スイート・バージー)かと申しますと、私はローリング ストーンズのファンなのです。
そうなんです、あの名曲「スイート バージニア」のゴロ合せなんです。
酒好きなもんで、良いかなと・・・(笑)

このコラムは酔人婆爺が時々手に入れるアルバムの感想をポチポチと書き込んでいこうかなと思っています。
不定期アップデイトになりますが、よろしくお願い致します。
SINCE MAY 2002
リンクはこちらから・・・LINK
2002年に紹介したアルバムはコチラ・・・
2003年に紹介したアルバムはコチラ・・・
2004年に紹介したアルバムはコチラ・・・

2006年はコチラ・・・

2005・12・30
で、順序は逆になりましたが69年にアップル・レーベルから発売された1作目、BILLY PRESTON「THAT'S THE WAY GOD PLANNED IT」です。
私は2作目よりもコチラの方が好きですね。
やはりBILLYはSWAMP風味よりもゴスペル風味のほうがシックリ来てると思います。
特に最近話題の「バングラデシュ・コンサート」でも演奏されて見せ場をつくった表題曲(邦題「神の掟」)は素晴しいです。
参加者にはSTONESのキース・リチャーズも居たのですが、このセッションが縁でBILLYはSTONESのアルバムへ参加したのでしょう。
翌70年に発表されたSTONES「Sticky Fingers」では「I Got the Blues 」を演奏しています。 間奏でのBILLYならではのオルガンの音色がこの曲に素晴しい彩を添えています。
この後は各種キーボードを駆使して70年代のSTONES黄金期を支えていきます。
特に76年のアルバム「Black & Blue」は彼無しでは出来ない、言い換えれば正にBILLY with STONESと言える作品です。

ボーナス・トラックで興味があるのは「As I Get Older」というインストです。
ナント、SLYとの共作でプロデュースがレイ・チャールズなんです。
マジっすかぁぁぁぁ。
66年に発表されたBILLYのアルバム「THE WILDEST ORGAN IN TOWN」(音楽東西膝栗毛04年10月18日も見てね)ではSLYとの共同作業を行っています。
このセッションのアウト・テイクなのでしょうか。
67、68年にBILLYはレイ一座にワラジを脱いでいたようなので、レイのプロデュースっていうのも「有」かな、とも思うのですが・・・
BILLYは交際範囲が凄くてレオン・ラッセルとも面識があったのですが、SLY-BILLY−LEONと来ると思い出すのはウッドストックでのSLYの熱演とバングラ・コンサートでのLEONの熱演、これって雰囲気が似てませんかぁぁぁ。
キーワードは「ゴスペル」。
SLYはFUNKに「ゴスペル」風味を加え、LEONはSWAMPに「ゴスペル」風味を加えた・・・
観客の煽り方なんかも教会のプリーチャーのようですよね。
映画ブルース・ブラザースでのJB出演シーンを思い出してください。
「バングラ・コンサート」はLEON一座のSWAMP隊に、たった一人で立向かうBILLY「ゴスペル」PRESTONの熱い熱い記録なのではないでしょうか!
あの当時、LEONに真っ向勝負出来たのはBILLYだけだったのですよ。

話が横道に反れましたが、このアルバムは彼のPOP感覚とゴスペル感覚が美味く混ざり合った逸品だと思います。
それとプロデューサーが二人居て、参加メンバーも異なるのでその辺の聴き比べも一興で御座いましょう。

今年も色々な音楽が聴けて「最高!!!」でした。
来年はどんな音楽と出会えるのかなぁぁぁぁ。
それじゃ、皆様も「良いお年を!!!」

んじゃ、またね。

2005・12・23
さて今回はBILLY PRESTON「ENCOURAGING WORDS」です。
1970年に発表されたアップル・レーベルでの2作目ですが今年に、紙ジャケで発売されました。
ところが、このCDの解説には「Little Garl」「Let the Music Play」そしてボーナス・トラック「As Long As I Got My Baby」の3曲にTEMPTATIONSが参加した、と記載されています。
ビックリしましたわぁぁ、知りませんでした。
これって有名な話なんでしょうか???
色々ネットで調べたのですが、わかりません。
70年当時のテンプスのメンバーはEddie Kendricks、Dennis Edwards、Paul Williams、Otis Williams、Melvin Franklin。
アルバムでいえば69年「Puzzle People」70年「Psychedelic Shack」の頃ですね。
ノーマン・ホイットフィールドの「FUNK路線」が一気に加速してきた時期です。
前記の3曲のバックコーラスはかなり真っ当なコーラスなのですが、そのコーラスにはテンプスのコーラスの魅力の一端でもあるテナーもバリトンも出てきません。
OTIS WILLIAMS、Melvin Franklinの出番が無いのなら、別にテンプスじゃなくっても構わないですよねぇ。
それに、それに、このアルバムのゲストってプロデュースもやってるGeorge Harrison人脈で固められているんですが、彼の人脈とは無縁のテンプスって唐突じゃないでしょうか???
しかし、気になる曲もあるんです。
アルバムのラストナンバー「You’ve Been Acting Strenge」。
これは当時のテンプスが演っていたFUNK路線ナンバーと似通って、メッチャかっこええ曲なんです。
これに参加している、って言われたら肯定しそうです。
取りあえずコーラス・グループが参加している事は間違いなさそうです。
本当にテンプスなの?ってテンプス・ファンの酔人婆爺の独り言でした(笑)。
で、
思い悩んだあげく、国内屈指のテンプス・ファン・サイトへ質問いたしました。
管理人様から、一度聴いて見て判断していただく事になっています。
結果や如何に、乞御期待ッ!
*2006年1月17日
管理人様から返答がありました。
やはりテンプスである、との事でした。
ナンだかスッキリした感じです、アリガトウ御座いました。

アルバムそのものはチャートアクションも無く、地味な評価をされていますが、内容はBILLYファンならマスト、だと言い切れる素晴らしい出来です。
しかし、ジョージのSWAMP趣味が導入された本作よりもアップルでの1stの方が内容的にはエエ感じだと思います。

んじゃ、またね。

2005・11・30
 今年一番のマイ・ブームはTHE TEMPTATIONSです。
 皆さんはテンプスというと、どんなイメージがありますか?
「そりゃ、My Girlやろ」という声が大半でしょうが、
 STONESふぁんの方なら「そやね、Just My Imagination 、Ain't Too Proud To Begかな」という事になるのでしょうか。
 たしかに64年のデビュー当時からオーソドックスなコーラスグループとして活躍していましたが、69年に大胆にイメージチェンジ!
 時はブラック・パワーが叫ばれ、SLYを中心としたFUNKが大暴れしていました。
なんとその渦中へプロデューサーのNORMAN WHITFIELD はテンプスを投げ込んだのです。
 68年のグループのリードシンガーは前任のDAVID RUFFIN に変わってDENNIS EDWARDSが加入していましたが、彼のダイナミックな歌唱が上手く活かされた 「FUNK路線」は時代の波にも乗って大成功を収めたのでした。
 映像で観るDENNIS EDWARDSは滴る汗を拭おうともせず、シャウト&シャウト!
 これぞブラック・ミュージックやでぇぇぇ、をまさしく体現していました。
 81年に「All The Million Sellers 」という文字通りミリオン・セラー・ヒットとなった曲を収録したアルバムがあるのですが、「My Girl」以外は Norman Whitfield プロデュースなんですよね。
 まさにNORMAN WHITFIELDとテンプスは黄金コンビだったのです。
 今回紹介するのは、そんな黄金期を演出したNorman Whitfieldと別れて75年に発表された「A Song For You」です。
 はたしてテンプスはNorman抜きで大丈夫なのか?そんな周囲の心配と期待を担って発表された本作でしたが、見事R&Bチャートで1位に輝いています。
 A面はFUNKサイド、B面はバラードサイドという編集なのですが、どちらも凄いッ!
FUNKサイドで驚くのは「SHAKEY GROUND」におけるE.ddie hazel、Billy Bass NelsonというP-FUNK軍団からの参加です。
 E.ddie hazelは作曲にも参加しており、P-FUNK色が濃い仕上がりですが、我等のテンプスもガップリ四つになって頑張っています。
この曲はR&Bチャートで1位になっており、ライノから出ている5枚組Funkコンピ「In Yo Face」にも収録されています(情報をいただいたZumoさん、Thanks!)。
 他の曲も甲乙付け難い出来で、凡百のFUNKグループが束になっても敵わないようなFUNK曲が満載です。
 そしてバラードサイドでの白眉はタイトル曲「A Song For You」!
 もちろん原曲はLEON RUSSELLのキラーチュ〜〜ンです。まずアレンジが素晴しいです。
そしてそれにも増して素晴しいのはDENNIS EDWARDSの熱唱!
 彼のイメージは前述したようにジャンプナンバーでのシャウトなんですが、ここでは持ち前のSOUL魂を内に秘めた熱い熱いバラードを見事に歌い上げています。
 また「Firefly」ではRICHARD STREETとMELVIN FRANKLINとの掛け合いが素晴しい!
声の質が全く異なる二人が切々と歌いきっています。まさにテンプスの真骨頂ココに在り!
 このアルバムはコーラスグループふぁんよりもFUNKふぁんの皆さんに是非聴いていただきたいですね。
 テンプスってこの時期からメンバー・チェンジが頻繁なんですが、このアルバムでのメンバーはOTIS WILLIAMS、MELVIN FRANKLIN、RICHARD STREET、DENNIS EDWARDS、DAMON HARRISです。
 この布陣で73年に来日公演を行い、日本だけで発売されたLIVEアルバムも存在します。
 今ではアメリカの通販サイトHip-O SelectでCD化されています。
 機会があればこちらも是非ッ!
 最新作は04年「Legacy」ですが、こちらは膝栗毛04年7月17日で取り上げています。御笑覧下さいませ。

んじゃ、またね。

2005・11・20
さて今回は謎のCD化、
The Alabama State Troupers「Live For A Moment」です。
元々は72年に発売されたSWAMP番長DON NIXが率いたThe Alabama State Troupers「ROAD SHOW」というアナログ2枚組の作品です。
SWAMPの名作の誉も高い作品だったのですが未CD化でした。
ところが今年、オーストラリアの再発メーカーから突如(?)CD化(1枚モノで63:52の収録時間)されたのです。
ネットでCD化を教えて頂いたのはアナログ「ROAD SHOW」の入手でお世話になった路傍師匠でした。
いつも情報をいただきアリガトウ御座います。
で、早速購入して聴いてみました。
「あれぇぇぇ???」。
まず、繋ぎがフェード・イン・アウトするんです。
で、聴き馴染んだ曲なのに何処か違和感がある。
おかしいな、と思っていたのですが
買い溜めしたCD、アナログは色々聴かなくっちゃいけないし、
お酒は呑まなくっちゃいけないし・・・ほったらかしに成っていました。

で、今月号のレココレ特集記事になかで「Alabama State Troupers」が取り上げられていたのですが、 そこには・・・
「別の日の録音が発掘・CD化された」と書いてあるではないですかぁぁぁぁぁ。
ナンと、アルバムとバージョン違いやったんですね!
CDには一応ペラペラの解説(メモのようなモノ)が付いているのですが、そんな事書いてなかったような気がしますが、英語読解力が無いので分からなかっただけかも(苦笑)。
そこで腰を据えてアナログとCDを聴き比べてみました。
まず、驚くのが曲名です。
アナログと異なる曲名が付いているのは何故???

初出タイトルも4曲収録(I Saw the Light大好き!)、Furry Lewisの曲は5曲とも初出(FURY'S BLUESはアナログにも収録されていますが、演奏時間が半分になっているし、アドリブっぽい曲なので同名異曲といってもエエんとちゃいますか)ですね。

しかし、致命的なのは構成がダメな事ですね。
オリジナル・アナログではFurry Lewisの弾き語りから始まり、GOING DOWN(JEFF BECKもオレンジ・アルバムで演奏していましたよね)で大団円を迎えるのですが、
ダイジェスト版とはいえCDではアナログD面の盛り上がり曲が収録されていないので、起承転結が出来ていませんし、Furry Lewis演奏が後ろに位置しているので、ナンだか変な感じです。
しかも先述したようにMCが全てカットされフェード・イン・アウトしているのが残念。
初めてThe Alabama State Troupersを聴く方にはオススメ出来ないCDです(泣)。
演奏の出来は素晴らしいので、全体の流れを考慮して丁寧に作ったら良かったのに残念ですねぇ。
評価し辛いCDですが、デラックス・エディション仕様で発売されていたら感動の1枚だったのに・・・
公式BOOTみたいな作品ですね。

( )内がアナログ表示、曲名後はアナログの収録位置。
[*]はFurry Lewis演奏曲。
1.I Been a Long Time Gone (MIGHTY TIME)B3 
 CDはピアノのミックスが小さくなっている。
2.Oh What a Mighty Time (IUKA)C6
 CDはハープ・イントロが三十秒程度短い
3.I Saw the Light 初
4.Jesus on the Mainline B4
5.Mary Louise B5
6.Lord Be Right (AMOS BURKE)B2 
 CDはテンポが速い
7.Christian Cowboy 初
8.Living in the Country C2
9.My Train Done Come & Gone 初
10.Oh Yes I Do Understand B6
11.Let the Children Know 初
12.Going to Make You Happy (HEAVY MAKES YOU HAPPY)C5
13.Fury's Blues [*]
14.Baby Make Me Stay/The Gypsy Told Me [*]
15.Right Hand Road [*]
16.Careless Love [*]
17.Battle Hymn of the Republic [*]

んじゃ、またね。

2005・10・30
全国のJUJUミュージックファンの皆様、こんにちは!
お待たせいたしました、KING SUNNY ADE「Divine Shield」です。
久々に入手した新譜(といっても昨年発売)です。
ここ日本ではADEどころかJUJUの話題も情報も無い状況なのですが、今回はいつもアフリカ音楽の話題や情報を紹介していただいているDさんのサイト「FORESTBEAT / DESERT JAZZ」で知りました。
Dさんが今年ナイジェリアへ行かれた素晴らしいレポが載っていまして、そこには昨年ADEの新譜が出たことが記されています。
その記事を読んだのが遅れた事もあって焦ってしまいました。
全国のADEファンからワールド・ミュージック系レコ屋に注文が殺到しているに違いない、もう売り切れかも???
ところが、どっこい、在庫OK!目出度く入手出来ました。

今回はカセット・テープです。ナイジェリアでもCD化が進んでいるので、カセットでの発売は96年の「MY DREAM」以来です。
ナイジェリア国内盤としては99年「COOL SAMBA」以来の入手となります。
内容は80年代から顕著になってきたシンセ・サウンド主体で、大筋では進展が無いと言いますか、金太郎飴状態といいますか、
どのアルバムを聴いても同じやんかぁぁぁぁ、みたいに聴こえるのですが、「MY DREAM」も「COOL SAMBA」ももっとダイナミズムがあったように思えます。
本作はあまりにもシンセ・サウンドが全面に出すぎて、奥行きが無いと言いますか、1本調子に聴こえるのが残念!!!
こんなサウンドやったら毎月新譜が出せるやろぉぉ〜〜〜〜(笑)
しかし、ADE御大の鼻歌ボーカルも、合の手ギターも健在です。
聴き込むうちに、これは、これでエエかも?なんてファンの耳はメチャクチャ甘いのでありました。

しかしJUJUのビートって、突き詰めていくとテクノみたいに成るのではないでしょうか?
84年に発売されたアイランド時代の3枚目「AURA」にスティビー・ワンダーが客演した「ASE」っていう曲が収録されているのですが、この曲なんかはビート感覚が均一で、「これってテクノみたい」と思ったのが始めでした。
しかしナイジェリア国内盤では前年の83年「Consience」で、このテクノJUJUサウンドは萌芽の兆しを見せています。
この後84年「Explosion」では「kirakira」なる日本語(?)JUJUも飛び出しますのですが、サウンドはさらにテクノJUJU化しています。
この「Consience」「AURA」「Explosion」はテクノJUJU3部作と個人的にはよんでいます。
次作では本来のJUJUと上手く融合させ、テクノ3部作を超えたテクノJUJU作品を聴きたいですね。
ADE大将ッ!ヨロシクお願いします。
次作はプロデューサーで参加させていただけませんか(爆)

んじゃ、またね。

2005・10・5
今回は04年発表のアルジェリアが世界に誇るライ・シンガーKHALED(ハレド)「YA-RAYI」です。
KHALEDといえば88年に発表された「KUTCHE」が折りからのワールド・ミュージック・ブームに乗って大きな話題となりました。
このアルバムの仕掛け人はMartin Meissonnier(マルタン・メソニエ)、そうです、ワールド・ミュージック第一号と言われるKING SUNNY ADEのアイランド・レーベルからの世界デビュー作「JUJU MUSIC」を手掛けた張本人なんです!
82年に発表された「JUJU MUSIC」、83年「SYNCHRO SYSTEM」によってKINNG SUNNY ADEはナイジェリアのスターから世界へと飛出しました。
今で言うワールド・ミュージックの始まりでした。
その歴史的な2作をプロデュースしていたのがMartin Meissonnierだったのです。
そんな名盤をプローデュースしたMartin Meissonnierのもう一枚の歴史的名盤が「KUTCHE」なんです。
全面打ちこみ系のテクノ風味のバックトラックに乗ってコブシ回しも濃いアルジェリア歌謡、ライが展開されます。
「なんじゃ、こりゃ??」鬼面人を驚かす的な要素も多分にありましたが、発売から17年たった今聴いても色あせない素晴らしい作品でした。
これ以降、KHALEDはライの帝王として活躍していくのですが、「KUTCHE」の次作からはDON WASがプロデュースに関わってきます。
DON WAS、そうです、ボニー・レイット、ボブ・ディランを手掛け、最近ではSTONESのプロデューサーとして有名な別名「復活仕掛け人」!
ヨッ!千両役者!!!
で、前作から約5年ぶりに発表された本作では1曲のみDon Wasプロデュースなんですが、話題はライ・シンガーの帝王と言われるKHALEDがライ・ミュージック以外の曲を歌っている、という事なんです。
じゃあナニを歌っているの?
アルジェリアの伝統歌謡、だそうですが門外漢の酔人婆爺にはよく分かりません(笑)。
しかし内容は素晴らしい、っていう事はヨォ〜〜〜ク理解出来ます。
オープニングのピアノの優雅な旋律を聴いただけで「おおおおッ」と感じてしまいました。
全体的に優雅でゴージャス、ユッタリとした時間が流れていきます。
インドっぽい曲、ズーク(カリブ海の音楽)っぽい曲、結構バリエーションの富んでいてユッタリした構成ですが聴き飽きません。
どこか懐かしさを憶えるメロディも素敵!
面白かったのは前述のズークっぽいと感じた曲のプロデューサーがズークのNO.1バンド「カッサヴ」のメンバーだった事です。
ひょっとして俺って耳がエエんかも?(爆)
実は初回限定盤にはDVDが付いています。その中には3曲の映像が納められているのですが、その中の1曲は98年にRACHID TAHA(8月7日の本稿で御紹介。同じライ出身でもTAHAはロック系の若手、KHALEDは演歌系のオヤジっていうイメージかな)、アイドル系のFAUDELと3人で開催されたパリでのコンサート映像です。
う〜〜〜ん、素晴らしいッスね。これは単体で買わなくちゃ!
KHALEDの88年「KUTCHE」と04年「YA-RAYI」、まったく異なる音楽性ですが根底にはアルジェリアの熱い血を感じる事が出来ます。
これからもライ・ミュージックを追跡していくつもりです。
金沢大学文学部の先生が運営されるライ・ミュージックのサイトは充実℃が半端ではありません、是非チェックしてくださいね。


んじゃ、またね。

2005・9・25
という事で今回は引き続きBENNOさんネタでいきますね。
Marc Benno&The Nightcrawlers
    「CRAWLIN featuring Stevie Ray Vaughan」

73年にレコーディングされながらA&Mの意向で未発売となった音源にスタジオセッションのから5曲をプラスしたアルバムです。
目玉は若干17歳のスティビー・レイ・ボーンがギターを担当している事なんです。
まずThe Nightcrawlers 名義の楽曲なんですが、それまでのA&Mでの3作と比べると大きな違いはボーカルをBENNOさんが取っていない曲がほとんどだ、という事でしょう。7曲中、BENNOさんボーカルは2曲、インスト1曲。
BENNOさんのボーカルは上手くはないのですが、ナントも言えない癒し系ボーカルなんですよね。
そのボーカルが彼の楽曲にピッタリと合っているのですが、The Nightcrawlers ではドラム兼任ボーカルでDoyal Bramhallが歌っています。
(最近のエリック・クラプトン・バンドのギタリストで、EC新作では2曲も作曲しているDoyle BramhallUは彼の息子なんです!)
悪くはないのですが此方が期待するBENNOマジックは生まれていません。
BENNOさんボーカル曲を聴くと、「これだよなぁぁぁぁ」と思ってしまうのは私だけではなく、恐らくA&Mもそう思ったに違いありません。
その結果、未発売になってしまったのでしょう。
でもBENNOさんにしてみれば、それまでの路線からちょっと冒険してみたかったのではないでしょうか。
ボーカルを他人に任せて自分はグループの一員として演奏する事。
でも、会社は認めてくれない・・・以降7年もの間、BENNOさんは沈黙してしまいます(スネちゃったのかなぁぁ??)。
沈黙を破って79年に発表した「Lost in Austin 」はThe Nightcrawlersとの録音ではなく、当代きってのメンバー(エリック・クラプトン、アルバートリー、ジム・ケルトナー、カール・レイドル)を集めて録音されています。
「CRAWLIN」からは1曲「Last Train」が再録されています。
聴き比べてみてください。

ボーナス・トラックの5曲なんですが、こちらはBENNOさん節が楽しめます。
軽いジャムセッションの趣は73年発表の前作「AMBUSH」に近い雰囲気ですね、ちなみに私は「AMBUSH」が大好きでサインはこのアルバムにしていただきました。
79年の「Lost in Austin 」以降は消息が途絶え、「あの人は今?」状態でしたが、今回の来日を期にその後の足取をネットで知りました。

1990 "TAKE IT BACK TO TEXAS" - Sky Ranch
1994 "SNAKE CHARMER" - Provogue Music Productions
2000 "SUGAR BLUES" - Del Mar Records
2001 "HOT TAMALESA SAN ANTONIO TRIBUTE TO ROBERT JOHNSON"- Bexar Nekkid Records
2002 "LIVE IN GILLESPIE COUNTY" - Marno Records
2003 "GOLDEN TREASURE " - Marno Records
2003 "HIT THE BOTTOM" - Marno Records
2003 “I GOT IT BAD” -Marno Records
彼のサイトによると来年には新作が発表される予定だそうです。
本当に楽しみですねぇぇ!!!

んじゃ、またねぇ。

2005・9・23
9月8日京都・磔磔へ往年のSWAMPスターMARC BENNOを聴きに行きました。
ナンと言っても彼の黄金時代は70年代に所属していたA&Mレーベル時代です。
そこで発表された4枚のアルバムはどれもが素晴らしい出来なんです。
今回は初来日で、A&M時代の曲を中心に演奏してくれるという事でした。
それにヒョットしたらもう来日する事は無いかも?という思いもあって、あまり期待する事無く磔磔へ向いました。
前座は彼のバックをつけるラリー・パパ&カーネギー・ママの演奏だったのですが、これもエエ感じで場を盛り上げます。
さぁ、お待ちかね!MARC BENNOの登場です!
実は70年代のBENNOは凄いイケメンだったのですが、30年の時間の長さを感じさせる風貌に成っていて、益々期待と不安が募ります(失礼ッ)。
ところがLIVEが始まると・・・凄い、素晴らしいぃぃぃぃぃ!
前売り整理券が4番(!)だったので席は被り付きです。BENNOさん(と呼ぶにふさわしい風貌)との距離は最短2m(!!!)。
もうBENNOさんの世界にズッポリっす。
BENNOさんのギターは豪快さと繊細さが極上に絡み合って素晴らしいグルーヴを出しています。
バックのラリー・パパ&カーネギー・ママの演奏もBENNOさんを盛り立てます。
最後にステージに貼ってあったセットリストをいただいたので載せておきますね。
曲名の下は収録アルバム名です。
約束通りA&M時代がほとんどと数曲のカバーでの構成でした。
実はこの後、凄まじいアンコールの拍手で再再登場したBENNOさんはセットリストには載っていない曲を2曲も演奏してくれたのでした。
今まで参加したLIVEの中でも五指に入る素晴らしいLIVEでした。
ありがとう!BENNOさん!!また来日してください!!!

んじゃ、またねぇ。
1.Good Year
"MARC BENNO" 1970
2.Southern Women
"AMBUSH" 1973
3.Family Full Of Soul
"MARC BENNO" 1970
4.Jimmy Reed's Mama
5.Good Times
"MINNOWS" 1972
6.Sweet Home Chicago
7.Hey There Senorita
"LOST IN AUSTIN" 1979
8.Lost In Austin
"LOST IN AUSTIN" 1979
9.Teenie Weenie Bit
10.Vicki(Franny)
"MINNOWS" 1972
11.Chasin Rainbows
"LOST IN AUSTIN" 1979
12.Put A Little Love In My Soul
"MINNOWS" 1972
13.Cross Cut Saw
14.Second Story Window
"MARC BENNO" 1970
アンコール
15. Last Train
"LOST IN AUSTIN" 1979
16.Donut Man
"AMBUSH" 1973

BENNOさんです!

2005・9・4
全世界のSTONESファンの期待と不安が交差する中、遂に8年振りのニュー・アルバムの登場です!
THE ROLLING STONES「A BIGGER BANG」

しかしキース曲にミックが参加するなんていつ以来だろう。

DIRTY WORK以降はアルバムの最後はキースのバラードが定番だったので、今回もそうかと思っていましたが、キースのバラード「This Place Is Empty」は中盤に配しラストは一風変わった曲調の「Infamy」を配しています。
もしこれが逆だったらアルバムの印象も変わっていたでしょう。
これは大正解、ドン・ウォズの功績でしょうか。

今回のアルバムではミック、キース&チャーリーの3人だけで演奏している曲が3曲、ロンが参加していない曲は全部で6曲。
しかも他の曲もゲスト参加が極端に少ないんです。こんなアルバムは60年代の初期作品以来でしょう。
それは作業のスピード・アップを狙った事ともう一つ、それはミック&キースのみが醸し出す事が出来る「老舗STONES亭の味」を最大限に出す事にあったのではないでしょうか。
結果は?
なんともコクのあるアルバムに仕上がりました。
ゲストを排した事により曲本来の輪郭がクッキリと浮かび上がり、レトロになる寸前で踏みとどまって、ファン達が想う「THE ROLLING STONES」を最大公約数的に表現するのに成功しています。

また準メンバーのダリル・ジョーンズのベースが素晴らしいです。是非一度ベースに注目して聴いて見て下さい。
曲自体も好い曲が揃っていますが、曲をバウンドさせてアルバム全体に活き活きした印象を与える事に大きく寄与しています。
それだけに4曲でミックの弾く端正なベースが残念。

前作「BRIDGES To BABYLON」はあからさまにミック寄りの「時代の音」を視野に入れたアルバムでした。
恐らく今回はミックは意識的にキースに擦り寄ったのではないでしょうか。
ミック自身の歌唱にしてもココ数作で聴かれた技巧的な歌唱は影を潜めて、かなり自然体で歌っているように思えます。
力みが取れたのかなぁぁぁ。
これで二人の仲も上手くいってツアーにも好い影響が出るのではないでしょうか、と言いたい所なんですが・・・
ツアーが始まってすぐにキースの「ミックのチンコ発言」事件(?)によってミックはカンカンに怒ったといいます。
キースの異例の謝罪によって一旦は収まったようですが、まったくミックもキースもエエ歳こいてエエ加減にしてほしいですよね!
ホンマに仲がエエのか悪いのか(笑)
これからもSTONESマジックで私達ファンを魅了して欲しいものです。

んじゃ、またねぇ。

2005・8・28
前回はアルジェリアを中心としたマグレブ諸国の音楽を紹介いたしましたが、今回はサハラ砂漠の遊牧民トゥアレグ人のグループを紹介いたします。
最近、砂漠のブルーズとして脚光を浴びているTinariwenの「AMASSAKOUL」です。
遊牧民トゥアレグ人といってもピンと来ませんよね、
ちょっと長くなるんですが、彼らの音楽を理解する一助になると思うので彼らの事を書いてみます。

彼らトゥアレグ人はかつてはサハラ砂漠を支配していたのですが、フランスの植民地化政策により弾圧を受けました。
また、その後西アフリカ独立が相次ぐ中で生活圏が国境により分断され孤立化していったのです。
遊牧生活を捨てて西アフリカ諸国(マリ、ニジェール、モーリタニアなど)に散らばったトゥアレグ人は低所得労働に喘ぐことになっていきました。
そんな状況で起こるのは古今東西、民族蜂起運動です。
70年代初頭にリビア首相であったカダフィー大佐から革命の指導をうけたトゥアレグ人は1990年前半にマリ政府軍と衝突します。
内戦を戦う戦士から支持を得た「ティナリウェン」ですが、内戦後の1997年に大きな転機が訪れます。
マリの首都バマコでフランスのグループLo'Jo ロジョと出会う事によって、サハラ社会の再建を目的とするEFESを組織し、また初レコーディングも行うのです。
このレコーディングのプロデューサーを務めたのがJustin Adams!
どこかで聞いた事のある名前でしょう?
そうです本コラム5・16で紹介したRobert Plant & the Strange Sensationのギタリストなんですねぇ。
EFESが主体となって2001年から「砂漠のフェスティバル」が開催され、Robert Plantも03年にはフェスティバルに参加しています。
ティナリウェンとRobert Plantの関係はJustin Adamsが媒体だったんですね。
う〜〜〜ん、人の繋がりって本当に大切ですよねぇ。

Tinariwenの音楽は「砂漠のブルース」と言われていますが、そんな先入観は持たずに聴いて欲しいですね。
ギター主体で、ベース、パーカッション、バックコーラスが歌をサポートしていきます。
西洋楽器のエレキギターもココでは太古の昔からアフリカの楽器であったような「音」を出しています。
この「音」がナントも形容しがたい「味」があるんです。
この時期、寝苦しい熱帯夜にこのアルバムを聴きながら寝ていると、あなたの部屋はサハラ砂漠にスリップ!!!
「祈り」のような「呪詛」のような、極めて原始的なグルーヴを感じます。
キャッチ・コピーには「アフリカ音楽愛好者のみならず全ての音楽ファンにオススメ」みたいな事がかいてありますが、
それはチョット・・・笑
でも、全ての音楽ファンが一聴の価値はありまっせ!
マリ共和国情報ブログ

んじゃ、またね。

2005・8・26
いよいよ8月21日、日本時間では22日午前9時頃、STONESのThe Bigger Bang Tourがボストンでキックオフ!!!
全世界のSTONESファンはネットにかじりつき、リアルタイムの情報に酔いしれました。
注目のオープニングは89年・90年のSTEEL WHEELS Tour以来のStart Me Up!
未だ発売されていない8年振りの新譜(欧米では9月初旬、日本は8月31日)から4曲。
注目のカバー曲はRay Charles「Night Time」、映画で話題になっているRay Charlesの曲を取り上げるとは流石に目の付け所がナイス!
しかも、この曲はバック・ボーカルのリサ・フィッシャーが素晴らしい歌声を聴かせてくれたようです!
また、3.7.8.の3曲を同時に演奏するのは81,82年以来となります。
9.は2日間行われたボストン公演での日替わりメニューです。
2日間のセットリストに変化が殆ど無かった事に賛否両論がありますが、問題は「演奏」でしょう。
ツアーの前半は結構ヘロヘロな演奏をする事で有名なSTONESですが、ネットで漏れ聞いた音源を聴くと、「今回は気合が入ってるなぁぁぁ」という感じですねぇぇ。
今回は「スタジアム」でしたが、前回のツアー同様に会場の大きさに合わせて「アリーナ」「クラブ」のメニューが用意されているようです。
これから足掛け2年にわたる世界演奏旅行、どんな曲が演奏されるのか、全く予断を許しません。

んじゃ、またねぇ。
Fenway Park, August 21, 2005

1. Start Me Up
2. You Got Me Rockin
3. Shattered
4. Tumblin Dice
5. Rough Justice
6. Back of my Hand
7. Beast of Burden
8. She's So Cold
9. Heartbreaker(23日Bitch)
10. Night Time (Ray Charles cover)
Intros
11. The Worst (Keith)
12. Infamy (Keith)
13. Miss You
14. Oh No, Not You Again
15. Satisfaction
16. Honky Tonk Woman
17. Out of Control
18. Sympathy for the Devil
19. Jumpin Jack Flash
20. Brown Sugar
Encore
21. You Can't Always Get What You Want
22. Its Only Rock n Roll
*新曲

2005・8・11
今日はツアー前恒例のクラブ・ギグ(小さなライブ・ハウスで公演する事です)。
今までSTONESが演奏した事の無いレア曲や
今回のワールド・ツアーの演奏曲を占う曲を演奏するはずなんです。
世界中のSTONESファンが見守る中、日本時間10時頃から始まりました。
海外のSTONESファン・サイトが演奏曲をリアルタイムで書きこんでいきます!(凄いぞ!)
イヤァァ〜〜、ネットって本当に素晴らしいィィィ。
その結果は⇒
今回のクラブ・ギグの特徴は・・・
・新曲が4曲も!(ところが1stシングル曲のSTREET OF LOVEが演奏されていない!)
しかし、オープニングが新曲とは凄いわ!
・STONESの未演奏曲が無い(3.は97年のクラブ・ギグでも演奏されているし、4.は81年ツアーの定番曲)
 しかし、これは新曲が4曲も演奏されているので仕方が無いかも。
・前回の「I CAN'T TURN YOU LOOSE」に続いてオーティス・レディングのカバーを演奏、
 待ってましたのレゲエ大有名曲「 Get Up Stand Up」の演奏。

前回のツアーもソウルのカバー曲で感動させてくれましたが、今回のツアーでも
アッと驚くカバー曲で楽しませてくれそうです。
しかし、新曲でスタートするとは、やってくれますねぇ!!!
益々、8月21日からスタートするワールド・ツアーが楽しみになってきました。

んじゃ、またねぇ。
Tour Date: 2005-08-10 - Phoenix Theatre - Toronto - Canada
Setlist:
1. Rough Justice (新曲)
2. Live with Me
3. 19th Nervous Breakdown
4. She's So Cold
5. Dead Flowers
6. Back of My Hand (新曲)
7. Ain't Too Proud to Beg
(テンプテーションズのカバー)
--- BAND INTRODUCTION
8. Infamy (新曲)
9. Oh No Not You Again (新曲)
10. Get Up Stand Up
(ボブ・マーリー&ピーター・トッシュのカバー)
11. Mr. Pitifull
(オーティス・レディングのカバー)
12. Tumblin' Dice
13. Brown Sugar
14. Jumping Jack Flash


2005・8・7
今回はアラビック・ロックの旗手、RACHID TAHA「TEKITOI」です。
まずジャケが素晴らしいです。
白黒のポートレイトなんですが、結構濃い顔のオッサンの寂しそうな瞳。
フランス在住のアルジェリア移民であるラシッド・タハ、
タイトルは「お前は誰だ?」という意味なのですが、まさに「移民」ゆえのアイデンティティを「お前は誰だ?」と問い掛けられ、答えに窮した表情なのでしょうか。
収録曲のタイトルがまた凄いんです。
・お前は誰だ
・過去は過去だ
・奴らに説明を求めろ
・純粋
・開け
・俺は数える
・見ろ
・待て
まるでかつての全学連(ちょっと古い?)の学生のアジのようなタイトルが並んでいます。
マグレブ(北アフリカ諸国)移民の主張を叫び続けて20年、その容姿、声質(塩辛声)・・・一人のよく良く似たミュージシャンが浮かんできます。
そうです、ブルース・スプリングスティーン!
西のラシッド、東のブルースとも言えるのではないでしょうか。
しかし音楽そのものはアルジェリアで生まれた大衆歌謡ライを基本としており、民族色濃いものです。
ライは一時、あまりにも政治色が強まって弾圧を受けた事もありますが、アルジェリアのみに留まらず近隣諸国やマグレブ移民の多いフランスで人気を博しています。
プロデュースはデビュー以来の付き合いであるスティーヴ・ヒレッジ、彼の事はロック・オールド・ファンならゴングのギタリストとして御存知の方も多いのではないでしょうか。
今作の話題はブライアン・イーノの参加です。
2曲に参加しており1曲では作曲にも参加しています。
もう1曲はナンとクラッシュ「ロック・ザ・カスバ」のカバー曲で演奏、コーラス(!)に参加しています。
特に「ロック・ザ・カスバ」は「お前は誰だ」と共に、このアルバムの白眉でありまして目くるめく展開と疾走感が最高!!!
民族音楽色が濃い演奏にハードロック・ギターが切り込んでくる曲や、テクノ・テイストを盛り込んだ曲もあって飽きさせませんが、バラード系の曲が無いので、もうスタートからラストまで全力疾走です。
「俺は、俺は、怒ってるやでぇぇぇぇ!!!」
この暑い夏に最適の熱い音楽、皆様イイ汗かいてますかぁ???

んじゃ、またねぇ。

2005・7・24
7月22日、突如STONESのニュー・アルバムのファースト・リード・トラック「Streets Of Loves」の試聴が解禁されました。
また同日、海外のラジオでは 「Streets of Love」 の他に「Rough Justice」もオンエアされ始めました。
http://www.toshiba-emi.co.jp/intl/special/0508rs/audio.htm
しかし8月初旬発売予定のニュー・アルバムは8月下旬に延期、これで8月21日のボストンでのキック・オフには間に合わなくなってしまいました。
しか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜し、
97年発表の「Bridges to Babylon」から待つこと8年!
世界中のSTONESファンが固唾を飲んで見守る中、ついに待望の新作が発表されるのであります。
今回ネット上で発表された2曲を聴く限りでは、なかなか期待出来そうな予感です。
ところで前作「Bridges to Babylon」は近作の中では意欲作だったと思っています。
そのポイントは
・複数のプロデューサーの起用
・複数のベーシストの起用
この2つの要素が美味く絡み合い、曲の出来、構成にピタリと当て嵌まっていると思います。
このアルバムでの目玉プロデューサーでもあるダスト・ブラザースがプロデュースしている曲は3曲あります。
Anybody Seen My Baby?(ベース:Jamie Muhoberacって誰?)
Saint of Me (ベース:Me'Shell Ndegeocello)
Might as Well Get Juiced (ベース:Dog Wimbish)
どれも現代感覚溢れる楽曲なのですが、それをダスト・ブラザースが美味く料理していますし、起用したベーシストが準メンバーのダリル・ジョーンズでは無かった点が面白いです。
もう一方の注目プロデューサーであるダニー・セイバーは残念ながら1曲「Gunface」のみですがベース、キーボードで印象的な仕事をしています。「Out of Control」にも演奏で参加していますが、この曲も彼にプロデュースして欲しかったですね。
ベーシストでは3曲で参加しているJeff Sarliがエエ感じを出しています。
「Flip the Switch」(最高のオープニング・ナンバー!)「Too Tight」といった疾走感溢れる曲では彼のグルーヴが光っています。

そして、アルバムのラストを飾るのはキース作曲の2曲、「Thief In The Night」「How Can I Stop」です。
これがまた素晴らしい!
2曲トータル10分を超えるのですが、ダレルことなく淡々と聴かせてくれます。
ガムラン風な響きを残して静かにアルバムは終わります。
ウ〜〜〜ン、これはヤッパリ傑作やわ。

今回、発表されるニュー・アルバムもレトロ感に浸ることなく現在進行形のSTONESの威風堂々とした姿を刻んだ作品であることを願っています。

んじゃ、またね。

2005・7・15
今回は番外編としてJEFF BECK先生LIVEレポ(のようなもの)をおおくりいたします。

BECK先生のLIVEって一般的なロックLIVEとはチョット異なっていますよね。
LIVEって言うより「演奏会」って書いた方が感覚が伝わるような気がします。
先生の生演奏を聴かせていただく、って言うか、
弟子達に先生がお手本を聴かせる、って言うか、
「指の動き」が話題になるLIVEっていうのもBECK先生ならでは。

今回の来日公演はバック・メンバーが話題になっていました。
ベースにピノ・パラディノ、
キーボードにジェイソン・リベロ、
ドラムスにヴィニー・カリウタ、
99年、00年の来日メンバーとは一桁も二桁もハイクラスのメンバーです。
いざ日本公演が始まり、ふぁんサイトの書き込みをみても前評判通りの演奏内容のようです。
色々な情報を基に、私なりに公演内容を想像しながら、7月9日大阪厚生年金会館大ホール当日を迎えました。
しかし、私の想像はヴィニーの一撃で木っ端微塵に吹っ飛んでしまいました。
「凄い、凄いぜ!このドラムスは!!!」 
開演直後からヴィニーのドラムは炸裂です、
ナントいっても演奏曲がビリー・コブハム「ストレイタス(っていう水虫薬があるの知ってます???)」。
同じドラマーとしての競争心からでしょうか、BECKのギターよりもヴィニーのドラムに耳がいく程の熱演です。
ちょっとピノがノッテ無いように感じられたのですが中盤「スターサイクル」からその本領を発揮してきます。
ぶっといベース音が堪らなく気持イイ〜〜〜〜!!!
こうなってくるとフュージョン時代の曲は無茶苦茶カッコイイっす!!!
キーボードのジェイソンの演奏にヤン・ハマーほどの「アク」が無いので、
アップテンポの曲では「もっとガンガン行ってくれよ〜」的な演奏ですが、スローナンバーでは十分及第点でしょう。
特に今回大好評のラスト曲では素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
本当に意表をつくラスト・ナンバー、初日に神奈川県民ホール行かれた方々はビックリされたでしょうねぇ〜!
ウラヤマシイなぁ。

さて肝心のBECK先生は、やはりバックメンバーにご満悦なのでしょうか始終ご機嫌のご様子。
当然プレイも冴えわたります。
終盤にはジェニファー(ロング・コートがいつもながらカッコイイ)も客演するは、
大好きな「ゴーイン・ダウン」は演奏するは、
ジミ・ヘンドリックスのカバー曲も2曲演奏するは、
「う〜〜〜ん、余は満足じゃ〜〜」状態でした。

実は二部構成だったのですが、休憩時間が短くて二部が始まっても休息から帰ってくる人でザワザワ、
しかもスローナンバーだったので余計に気になってしまいました。
もう少し休憩時間を延ばしたほうが良かったですね。

実は8日の呑み会で痛飲しまして、結構な二日酔い状態での演奏会だったのですが「演奏会」終了後はすっかり気持良くなっていた酔人婆爺で御座いました。
BECK先生!本当に素晴らしい演奏を聴かせていただき有難う御座いましたぁぁぁぁ!!!

んじゃ、またね。
9日のセットリストです。

第一部
1. Beck's Bolero
『Truth』['68]
2. Stratus
『SPECTRUM』['73] Billy Cobham
3. You Never Know
『There And Back』['80]
4. Cause We've Ended As Lovers
『Blow By Blow』['75]
5. Rollin' And Tamblin'
『You Had It Coming['00]
6. Morning Dew (with Jimmy Hall)
『Truth』['68]
7. Behind The Veil
『Jeff Beck's Guitar Shop』['89]
8. Two Rivers
『Jeff Beck's Guitar Shop』['89]
9. Star Cycle
『There And Back』['80]
10. Big Block
『Jeff Beck's Guitar Shop』['89]
11. Scatterbrain
『Blow By Blow』['75]

第二部
12. Nadia
『You Had It Coming』['00]
13. Angel (Footsteps)
『Who Else!』['99]
14. Led Boots
『Wired』['76]
15. Diamond Dust
『Blow By Blow』['75]
16. Hey Joe (with Jimmy Hall)
『Are You Experienced』['67]
THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE
17. Manic Deprssion(with Jimmy Hall)
『Are You Experienced』['67]
THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE
18. Goodbye Pork Pie Hat
『Wired』['76]
19. Brush With The Blues
『Who Else!』['99]
20. Blue Wind
『Wired』['76]

(Encore)
21. Earthquake(with Jennifer Batten)
『You Had It Coming』['00]
22. Blast From The East(with Jennifer Batten)
『You Had It Coming』['00]
23. Going Down(with Jennifer Batten&Jimmy Hall)
『Jeff Beck Group』['72]
24. People Get Ready
『Flash』['85]
25. Over The Rainbow

2005・6・30
今回はテクノだぁぁぁぁぁ、でchaos「archive.in-sect」
これ、凄いッス!
この分野には疎いのでナンの情報もありませんが、「音」がメチャクチャ私好みなんです。
基本的には工場の機械音のような打ち込みサウンドなんですが、一音、一音の「響き」が心地よい事この上ないんです。
その「響き」がビートに絡み合いながら突き進んでいく「音」に身を任せていると本当に気持ちが良く、寝る際の子守唄に最適です。
恐らく、このアルバムの根底に流れるビートと私のビートが共振しあって脳内に官能的とも言える「癒し」を生じさせるのでしょう。
こんな経験はMILES DAVIS「AGHARTA」以来です。
両者共凄まじいビートの饗宴なのですが、一旦その世界に入ってしまうと蕩けそうな甘美さをたたえています。
恐らく今年の新作No.1アルバムはコレですね。
何度も繰り返しますが、こんなに心地よい「響き」を持った音楽ってナカナカありませんよ。
万人にオススメはしませんが、機会かあったら是非、是非聴いて見てください。
HPはこちら・・・
http://www.insector-labo.org/
オッサンにはよく分からん分野ですぅぅぅぅ(苦笑)

んじゃ、またねぇ。

2005・6・20
前回にOlympicsの66年以降の曲を聴きたくなった、と書きましたが、その後色々なアルバムを入手いたしました。
今回紹介するOlympics「Something Old Something New」は問題の(?)66年から67年にかけて在籍したMirwoodレーベルの音源を集大成したフアン垂涎のアルバムです(ホンマかいな???)。
集大成といっても在籍が1年程度なんで、全13曲31:11の収録です。
なかなか資料も無いので曲目も載せておきますね。
1. Western Movies
2. Hully Gully
3. Big Boy Pete
4. Shimmy Like Kate
5. Dance By The Light Of The Moon
6. The Bounce
7. Mine Exclusively
8. Baby, Do The Philly Dog
9. The Duck
10. Secret Agents
11. We Go Together, Pretty Baby
12. I'll Do A Little Bit More
13. The Same Old Thing

以前のヒット曲のリメイク6曲(1.〜6.)、「the very best of the olympics」収録曲3曲(7.〜9.)、なのでこのアルバムで聴ける新曲(?)は4曲(10.〜13.)なのですが、どれもウキウキするリズムがエエ感じ。
この時代のヒット曲は66年に発表された「Baby do the philly dog 」1曲のみ、しかもこの曲を最後にチャートアクションからは見放されています。
この時代はWalter Ward・Eddie Lewis ・Mack Starrの3人組だったのですが、ジャケット・内ジャケットにも3人組Olympicsの珍しい写真が使用されています。
残念なのは板起こし疑惑がある事で、入力も小さめで「the very best of the olympics」収録の3曲は文句無しに「the very best of the olympics」の方が素晴らしい音質ですね。
しかしMirwood時代のリメイク6曲、新曲4曲はココでしか聴く事は出来ないんじゃないでしょうか。
そう思うと、多少の音質の悪さも気になりません。
初期のノヴェルティ系グループのイメージしか持たない方にも是非オススメします。
実は、このアルバムはUS・Amazon.com で入手したのですが、購入後はリストから消えてしまいました。
最後の1枚やったんかな???祈・再入荷!
ところがN0.63の「ブルース&ソウル・レコーズ」の新譜紹介を読んでいると・・・
「Various Artists/The Miewood Soul Story」!!!
これは65年〜68年にMirwoodに録音された音源集で、全24曲の内、Olympicsは3曲収録されています。
その3曲は8.12.13なんですが、12.13は音質アップしてるのかなぁ?
う〜〜〜ん、しかしナンと言う偶然!
Mirwood時代のOlympicsを調べていたら、「ほら、こんなオモロそうなCDがあるよ〜ん!」って絶好のアルバムが出てくるんやもんね!
これも買いッスかぁぁぁ(泣&笑)

んじゃ、またね!!!

2005・5・24
今回はolympics「the very best of the olympics」です。
3月13日の本コーナーで取り上げたWHOの「BBC SESSIONS」、そこに収録されていたゴキゲンなナンバー「Good Lovin’」が彼らの曲だったのです。
そこで本CDが発売される情報を得て早速購入したのですが、ナンと「Good Lovin’」は収録されていませんでした(泣)。
「Good Lovin’」は65年に発表されたシングルなんですが、ヒットしなかったので、このBESTアルバムからも漏れてしまったのでしょう。
しかし66年にヤング・ラスカルズがカバーして大ヒットしています。
おそらくWHOも本家バージョンよりもヤング・ラスカルズを聴いてカバーしたのではないでしょうか。
58年の大ヒット曲「western movies」以降ヒットを連発するも66年以降はヒットチャートからは遠ざかっていったようです。
う〜〜ん、なんでかなぁ???
コノ時代になるとMOTOWN全盛になってきて他の小規模R&Bレーベルは力を失っていったのかもしれませんね。
愛するTEMPTATIONSも64年にデビュー、65年には必殺の「My Gail」をヒットさせています。
この最初期のテンプス・サウンドと比較してもテンプスは洗練されたコーラスで「都会的」な感覚ですが、一方のolympicsは隣の兄ちゃん連中が集まってチョット歌って見ました風の荒削りな感覚が「ローカル」っぽい感覚です。
特にリードのウォルター・ワードの泥臭いヴォーカルが印象的です。
ブックレットの写真を見ても「お笑い系」な雰囲気満載で有る意味「関西系」なノリなのかもしれませねぇ。
録音自体もラフな感じで録音機器の差も大きかったのではないでしょうか?
ところが、66年に発表された曲はイキナリMOTOWN風になりまして、疾走感といい、ブラスの入り方といい、無茶苦茶洗練されてしまいます。
ウォルターさん、どないしたん???って思わず口に出そうになります。
66年以前の「関西系」の彼らも魅力的ですが、以降の彼らの曲をもっと聴いて見たいですねぇぇぇ。
どこかのコンピに入っていないでしょうか?
んじゃ、またねぇ。

2005・5・16
3月26日の本サイトでJimmy Page &Robert Plant「Walking Into Clarkesdale」を取り上げたと思ったら、Robert Plantのソロ作が3年ぶりに発表されました。
Robert Plant & the Strange Sensation「Mighty Rearranger」です。
今までのソロ名義ではなく、初めてバンド名義の作品です。
オープニングでチョットひしゃげたドラムの音が飛び出す所から、「おおお、これはエエんちゃう?」。
聴き進むにつれて彼のお気に入りのサハラ・テイストとロック魂が渾然一体となった世界にグイグイと連れて行かれて 酔わせてくれます。
全編を通してギターの音色が素晴らしいです。
ギタリストはJustin Adamsで、かつてはJah Wobbleとも共演していたようですが、私の所有しているアルバムでは名前を見つけられませんでした(残念ッ!)
彼のギターはエスニック風味あり、ブルーズ風味あり、ハードロック風味あり、と大活躍です。
曲も全曲がバンドメンバーとの共作のようです。
きっとセッションをしながら作り上げたのでしょうね、とても結束力を感じる「音」になっています。
また、その「音」がサハラ・テイスト満載なんですから、サハラ・テイストが大好きな酔人婆爺には「たまらんわぁぁぁぁ」の連続です。
もっとワールドミュージック寄りに進んでいくのかと思っていましたが、 逆にワールドミュージックを呑みこんだロックな内容に拍手喝采ッス。
また最後にシークレット・トラックが一曲収録されているのですが、これがナンとエスニック・テクノ(!)で本編とは全く異なる演奏なのですが、コレもまた素晴らしいんです。
ジャケットも、どこか不思議な感覚が溢れていて内容ともども「最高!!!」です。
前作「DREAMLAND」もthe Strange Sensationとの共演で、内容は60、70年代のカバー曲集らしいんです、と言うのも「DREAMLAND」、持っていないんです。
でも今回の「Walking Into Clarkesdale」を聴くと「DREAMLAND」も聴きたいですねぇ。
彼のHPも今作のアルバム・ジャケットをモチーフにした凝った作りで必見ですよ。
http://www.robertplant.com

んじゃ、またねぇ。

2005・4・27
昨年ソロ作を発表し、来日まで果たしたAMP FIDDLERですが、彼のバンドのベーシストRANDOLPHの初ソロ作「Radolph Says, This Is...What It Is 」を今回は御紹介いたします。
1曲目の"This Is...What It Is"は冒頭MILESの声色モノマネ(!)からスタートですがシルキーで心地よいテクノサウンドにウットリっすよ。
彼のベースもイイ感じに跳ねています。
コノ手の「音」は酔人婆爺の琴線にビビッと触れるモノがあるのですが、「黄昏テクノ」と命名しているんですよねぇ。
夕焼けの色が徐々に茜色から薄墨色へ変わっていくユッタリとした時間、陶淵明の有名な漢詩に「悠然見南山:悠然と南山を見る」という詩がありますが、正にそんな時間のBGMのように聴こえるのです。
最近はユッタリと夕焼けを眺める余裕など無くなってしまいましたが、高校時代は夕焼けをベランダから眺めるのが大好きなセンチメンタルな酔人婆爺だったのです(自爆)。
その頃にこんな音楽に巡り合っていたら毎日、夕方にはかけていたんじゃないでしょうか。
全曲Randolphの作曲、1曲でAMP FIDDLER参加、プロデュースはKenny Dixon Jr.ことMoodymann。しかし、Moodymannのアルバムよりも黄昏ているこのアルバムの方がお気に入りですね。
全6曲33分と短い収録時間ですが、何度も何度もリピートして聴きたくなるアルバムです。傑作か?と聞かれたら「マアマアやね。」と答えるでしょうが、間違いなく愛聴盤ですね。
傑作ではなくても末永く愛聴出来るこんなアルバムにドンドンと出会いたいものです。
ところで、AMP FIDDLERの来日LIVE時のお話です。
関西の山奥から遥々東京ブルーノートまでLIVE観戦に出掛けたのですが、会場でバッグを売っていました。ビニール製のナンの変哲も無いバックなのですが、ブルーノートのお姉さんが「これはアーティストが持ってきたバックなんですよ、残りはこの2枚だけなんです。」って言うじゃなぁぁぁぁ〜〜い、
思わず買っちまったよ〜〜〜。黒地に黄色の文字で「GETTO FLY」って書いてあるんです。カッチョエエぇぇぇぇでぇ。
毎日通勤に使用しています、何処かで「GETTO FLY」バックを見かけたら、是非声をかけてください。
んじゃ、またねぇ。

2005・4・14
これも発売から半年近く経ってしまいましたが、こんなに素晴らしい新譜にはナカナカお目にかかりません。
ご紹介いたします、MOS DEF「THE NEW DANGER」
HIP-HOPに疎い酔人婆爺がこのアルバムを買ったのは、ナンと言ってもバックバンドにあります。
バックバンドの名前は「Black Jack Johnson」!!!
もうコノ名前だけで買い!ですよね。MILESが生きていたら地団太踏んで悔しがったような素晴らしくBLACKなネーミングです。
そしてそのメンツが又凄いんですよ〜〜〜。
Living ColourからはDoug Winbush&Will Calhounが、Bad BrainsからはGary Miller、さらにP-FUNKの重鎮Bernie Worell!!!
どうです?聴きたくなってきたでしょう!
全曲が「Black Jack Johnson」の演奏ではなくって、他人のトラックで吼える曲も半分近く収められています。
全曲「Black Jack Johnson」演奏のBlack Rockアルバムも聴いてみたいですよねぇ。
ジャケット全体から「DANGER」な雰囲気が濃いですが、中味も尖がってザラついた感覚が満載です。
冒頭の「オイラがブギーマンやでぇぇぇ」自我自賛ラップからシュギー・オーティス参加のブルーズの5曲目を経て日本語が飛び出す6曲目までの流れは最高ッスよ。
え?日本語で何て言ってるのかって??それは聴いてからのお楽しみです・・・へへへッ!
狂ったように「LOVE YOUUUUUUUUUU」を繰り返すバラッド、「THE BEGGAR」も◎。
「Black Jack Johnson」以外では5THディメンション、ロイ・エアーズのネタを使った曲がお気に入りです。
MILESのラストアルバム「doo-bop」をプロデュースしたEasy Mo Beeが1曲プロデュースで参加している事もMILESファンの酔人婆爺にはチョットうれしい。
耳障りの良い「音」ではありませんが、何度も聴くうちに癖になってしまうアルバムです。
「Black Jack Johnson」バンドは実際のLIVE活動はしていないのでしょうか?
このメンツで祈・来日、どこへでも飛んで行きマッセぇぇぇ!!!
んじゃ、またねぇ。

2005・3・26
昨年末に映像作品「NO QUARTER」がDVD化され再評価の気運が高まる(?)Jimmy Page & Robert Plant
今回ご紹介するのは98年に発表された2作目「Walking Into Clarkesdale」です。
最近、久々に聴いたのですが、思いっきりハマッテしまいました。
地味(ジミ)と言えば地味な(洒落とちゃいますよ・笑)楽曲が多いのですが深みのある「音」に包まれてユッタリとしたノリが心地よいですね。
また内容もロバートが大好きなモロッコ・中近東風味が炸裂している曲も数曲あって良いアクセントになっています。
79年発表のZEPラストアルバム「In Through The Out Door」ではサンバのリズムまで取り入れた彼らですが、この「Walking Into Clarkesdale」は的を絞った構成になっていて、ジックリと聴きこめます。
う〜〜〜ん、彼らも大人になったのね(笑)。
またスティーブ・アルビニのプロデュースも話題になりました。ここで聴かれるドラムの独特な響きは彼のマジックだそうです。
しかし、この作品以降6年になろうとしていますが、Jimmy Page & Robert Plantとしての動きは全くありません。
03年にはZEPの凄まじいLIVEを収めたDVDが話題になるなど、ZEPファンにはアピールしていますが、そろそろ二人で本作の方向性を更に推し進めた作品を期待します。
Jimmy PageはZEP作品の発掘作業に忙しいようですが、相棒のRobert Plantはサハラ砂漠で開催されている西アフリカ系音楽の音楽祭に出演したりして、一人で「Walking Into Clarkesdale」の世界を深化させているようです。
おそらく彼の音楽ベクトルは、どんどんロック的なものから離れていくのでしょう。
昨年にはハレドやラシッド・タハの力作が発表されましたが是非彼等とのコラボレーションも聴いてみたいものです。
まだまだRobert Plantからは目が離せない、そんな風に思っている酔人婆爺で御座います。
んじゃ、またね。

2005・3・13
今回は昨年初来日を果たしたロックの老舗THE WHO「BBC SESSIONS」をご紹介いたします。
昨年の7月25日ロックオデッセイ@大阪ドーム、酔人婆爺の「取りあえず観とかなきゃ」的物見遊山な気分をピートの一音が木っ端微塵に打ち砕いてしまいました。
「こりゃ、凄ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」20年も新曲を出したことが無いとは思えない程のバリバリの現役感!
ピートの素晴らしいギターワーク、マイクアクションをキメまくるロジャー、もはやオリジナルメンバーは二人になってしまいましたが、十二分にロック魂を聴かせていただきました。

その後、あれこれ買い集めたのですが、最近のお気に入りは「BBC SESSIONS」、主に65年から67年にBBCへ録音した音源が集められています。
ナント言ってもガレージバンド然とした60'S臭さが堪りませんなぁ。
5曲のカバー曲が収められているのですが、これが溌剌とした素晴らしい演奏です!
・オリンピックス「Good Lovin'」
・エディ・ホーランド「Leaving Here」
・マーサ・アンド・ザ・ヴァンデラス「Dancing In The Street」
・ジェームス・ブラウン「Just you & Me,Darling」
・エブリー・ブラザース「Man With Money」
中でも「Good Lovin'」「Leaving Here」「Dancing In The Street」の3曲は疾走感が最高な演奏です。
なんでも当初の予定では1stアルバムはカバー集の予定だったとか。
1stアルバム、そのデラックスエディションでは合計12曲ものカバー曲が聴けます。
BBCセッションも入れるとジェームス・ブラウンの曲が4曲5テイク、マーサ・アンド・ザ・ヴァンデラスの曲が3曲と多いのはロジャーの趣味なのでしょうか。
特にマーサ・アンド・ザ・ヴァンデラスの曲はファンキィな曲調という事もあって、相性はバッチリです。
初期の録音に関してメンバーは否定的な発言をしていますが、ピートの作曲能力が初期段階から、ずば抜けていたため、「なんでカバー曲を演らなアカンのやぁぁ」という気持ちが強かったのかもしれません。
プロデューサーのシェル・タルミーにすれば、いきなりオリジナル曲ばかりのアルバムで勝負するのは危険だと判断したのでは無いでしょうか。
メンバーがどう思おうとも、これらのカバーは今聴いても心が踊らされるような素晴らしい出来だと思います。
その後は黒人音楽の影響が見えにくくなっていくWHOですが、大好きだった(はずの)黒人音楽を嬉々として演奏する若き日のチンピラ然とした彼らの音源を集めた「BBC SESSIONS」も「最高!!!」っすよ!
んじゃ、またねぇぇぇ!

2005・2・25
今年発売されたの紙ジャケCDからJEFF BECK「Rough And Ready」を紹介いたしましょう。実はこのアルバムは未聴でした(汗)
第二期J.BECKグループの傑作、いやBECK諸作品の中でも傑作との評価も高い通称「オレンジ」アルバムがあまり好みではありません。
BECKのギターはいつもの様に文句無しなのですが、ボーカルのボブ・テンチの声質が気に入りません。
色気が無いと言いますか、 艶が無いと言いますか、 とにかくアノ声が耳障り(?)なんですよね。 そんな訳でで「粗製乱造」アルバムには腰が引けていました。
ところが・・・
こりゃエエわぁぁぁぁ!!!
まず「オレンジ」に比べてボブっちのパートが少なくて、インスト・パートが多いですし、マックス・ミドルトンのキーボードがJAZZYで最高!!!
4曲目の「マックス・チューン」なんかは「ブロウ・バイ・ブロウ」に入っていてもイイ程の素晴らしい出来です。
その他の曲もハッキリ言って「ふぁんきぃ」度が高く、ボブの歌い方も「オレンジ」に比べるとリキミが無くてエエ感じです。
思わず「カッチョええぇぇ〜〜〜」って叫ぶ曲が何曲もあります。
ところで、70年頃にBECKは近年再評価著しいファンク・ブラザースとレコーディングをしているようなんですが、TEMPTATIONSファンのスイートとしては死ぬまでに1度聴きたい音源です!
最近のインタビューではTEMPTATIONSのFUNK期の楽曲にインスパイアされて「ハングマンズ・ニー」(ベック・オラ収録)を書いた、なんてテンプス大好きなスイートを仰天させる事も言っています。
しかし、「ハングマンズ・ニー」を何度聴いてもテンプス色を感じないんですが・・・(苦笑)
70年から75年に発表された「Blow By Blow」までの数年間のBECKにとってのキー・パーソンは、ファンク・ブラザース、スティーブ・クロッパー、ドン・ニックス。
この中でファンク・ブラザースとの音源だけがボツになっている事を思うと、彼が狙った線が見えてくるような気がします。
実はドン・ニックスも大好きでして、1st、2ndはスワンプの大傑作っす。
ちなみに「オレンジ」に収録されているドン・ニックス作曲の名曲「Going Down」はドン自身のスタジオ録音はなく、LIVEアルバム「ALABAMA STATE TROUPERS/ROAD SHOW」に収録されています。
ドンはBB&Aアルバムでもプロデュースを3曲、曲提供を2曲しています。
提供の2曲はドンの3rdアルバム「Hobos、Heroes and Street Corner Clowns」でも聴く事ができますが、両アルバム共に73年の発表ですね。
もし、BECKがドン・ニックスと組んでスワンプ・アルバムを作っていたら・・・
「レイラ」みたいな傑作が生まれていたかも(笑)

ついでにハジ話を一つ・・・
中坊時代、雑誌でこのアルバムの写真を見た時に「どれがBECKなんやろ???」
その頃は情報も少なく、ミュージック・ライフかなんかでBECKの顔写真を1枚見た事があるだけでした。
「う〜〜〜ん、確か目付きが悪くて、人相もわるかったなぁ、 そや、これに違いない。」
という訳で、長い間ジャケットの真中に写っているコージー・パウエルのことをBECKだと思っていました(自爆)。
「粗製乱造」最高!!!

んじゃ、またねぇぇぇ!

2005・2・6
私にとって昨年のサプライズ映像と言えばコレっす!
MILES DAVIS「miles electric:a different kind of blue」
酔人婆爺が電化マイルズにノックアウトをくらったのは79年でしたが、その頃にはワイト島LIVEアルバムは廃盤の憂き目にあっていました。
月日は流れて95年、とうとうワイト島の音源がCD化、もちろん発売日にゲットして初めて聴く幻(?)のMILES音源に感動したのでありました。
同時に映像盤も出たのですが、MILESは3分程度に編集してあったのでパス。
更に月日は流れて昨年2004年、とうとう映像の完全盤が発売されました。
ワイト島LIVEアルバムを探していた紅顔の美少年だった酔人婆爺も、20年の月日を経ていっぱしの中年になり、当のMILESは鬼籍に入っていたのでありました。
しかし、この映像の中にMILESは生きています、なんて書くと全く月並みな表現ですが、観ていただければMILESの圧倒的な存在感と、時間を超えて今なお衝撃的な音楽に「MILESは生きている」と同感していただけると思います。
LIVEの時間が30数分と短い為に、ドキュメンタリーとして電化MILESの想い出が過去の共演者から語られます。これが結構面白いんですよね。
露天商のオモチャ売りのオッサンよろしく廻りに色んなオモチャ(?)楽器を並べて一人MILESを演じるアイアート・モレイラ、
雄弁に語るムトゥーメ、顔の幅が1.5倍になったゲイリー・バーツ、個人的には一番ウレシイ出演のピート・コージ。残念なのはマイケル・ヘンダーソンの姿が見えなかった事かな。
このドキュメンタリーの合間に「ちょっとだけよ」といわんばかりにレア映像が挟み込まれます。
「69@コペンハーゲン」「73@東京(!!!)」テロップが出ませんがデイブ・リーブマンが在籍しているので「73もしくは74年@何処か」、う〜〜〜ん、もっと見せてくれぇぇぇぇぇ。
次回の発掘映像に期待は高まる一方です。
肝心の映像ですが、やはり音を聴いているのと映像を観るのとでは迫力が違います。
バンドをドライブさせまくるジャック・ディジョネット、オイオイ大丈夫か?と声をかけたくなるキース・ジャレット、今より顔の幅が1.5倍細いゲイリー・バーツ、けっこう童顔のデイヴ・ホランド、
見所満載とはこのDVDの事を言うのでしょう。
ロックだとか、JAZZだとか、そんなカテゴリーには収まりきらない、まさに「MILESミュージック」としか言い様に無い音楽を作り上げた70年代のMILES。
その一端が垣間見れる、本当に貴重かつエキサイティングな映像であると太鼓判を押させていただきます。
皆さんも是非、体験してくださいねぇ!!!

んじゃ、またねぇぇぇ!

2005・1・17
最近、呑みながら聴いているのは「ZEPV」
昨年のレココレ9月号「ブリティッシュ・フォーク/トラッド」特集あたりから気に掛かっていたのですが、ここへきてマイブーム爆発っす。

「移民の歌」というハードな代表曲あり、「貴方を愛しつづけて」といったブルーズあり、B面一杯に繰り広げられるフォークあり。
フォーキィ路線で世の反感を買ったアルバムとして有名ですが、仔細に聴き込むと素晴らしく良く出来たアルバムのように思いますねぇ。
特にBサイドは今で言う所のアンプラグド風とちゃいますか。
問題(?)のBサイドですが、まず1曲目の「Gallows Pole」から素晴らしいッス。
アコスティックに始まり、ボンゾが登場して空気が一変しますが、隠し味のバンジョー(?)がエエ味出してます。キャッチーな曲調がエエわぁぁぁ。
続く「Tangerine」も同趣向の曲ですが、ペイジのペダルスチールの音色が夢心地にさせてくれます。
「That's The Way」はボンゾが出てこない全くのフォークですが、この曲がBサイド5曲の真中におかれていて、バランスをとっている様に思えます。
「Bron-Y-Aur Stomp」はダンスっぽいリズムが軽快なナンバー、この軽さが異色かな。
アルバムの最後を飾るのは「Hats Off To(ROY)Harper」、ロバートのボーカルが電気処理(?)されてサイケなムードが全開です。
数曲では、曲が始まる数秒前の音からイントロへ繋がりますが、これがイイ意味でアルバム全体にラフさを与えています。
また、Aサイド、Bサイドの曲の振り分けが絶妙で、これは矢張りアナログを入手しなくては、と思わせる構成の妙もCD時代の今となっては、今は昔の物語。
こうして、自分たちの足元を見つめなおしたZEPは次なる高みへと登っていくのでありました。
んじゃ、またねぇぇぇ!

2005・1・3
皆様、明けましてオメデトウ御座います。
02年に始めて以来、月2回の更新をバタバタしながらも続けていましたが、昨秋以降は未曾有のハードスケジュールで更新が滞ってしまいました。
年も変わって心機一転!
今年も皆様、よろしく御付合い下さいね。

昨年11月はMILES DAVISの「Complete Jack Johnson Sessions」を聴きまくっていましたが、そもそもコノ「Tribute To Jack Johnson」はMILESがBUDDY MILESの為に書いたと自叙伝の中に記しています。
また、「Maggot Brain」の快演で有名なP-FUNKのギタリスト、EDDIE HAZELのソロ作「Game Dames And Guitar Thangs」が昨秋にリイシューされました。
そのCDにはボーナス・トラックとしてジャム・セッション曲が数曲収められていました。
そこにもBUDDY MILESが参加しています。
ジミ・ヘンドリックス直系といわれるEDDIE HAZELが、ジミ・ヘンドリックスと共演したBUDDY MILESとジャムる、う〜〜ん、素晴しいっす。
最近BUDDY MILES、「来てるナァ」と思っていた所へこんな情報が・・・
「BUDDY MILES EXPRESS /EXPRESSWAY TO YOUR SKULL 」紙ジャケ・完全限定生産・シリアル・ナンバー入り!
BUDDY様、分かりました、分かりましたよぉぉぉぉ〜〜、買わせて頂きます(爆)
という事で今年第一回目の紹介はBUDDY MILES EXPRESS 「EXPRESSWAY TO YOUR SKULL 」です。
このアルバムは68年に発表されていますが、内容は当時斬新なサウンドでニューロックの一翼を担っていたブラッド・スウェット&ティアーズに代表されるブラス・ロックです。しかし、そのサウンドは前年にデビューしていたブラッド・スウェット&ティアーズとも、翌年にデビューするシカゴとも異なる、「60年代っぽく、良い意味でダサい」サウンドですが、60年代臭さが大好きな酔人婆爺にとってはナントもいえない芳香を感じます。
これぞブラスロック!というカッコイイ曲、刑事ドラマのサントラ風、BUDDYの悶えるボーカルが気持ち悪い(?)曲・・・早い話がB級やね(笑)。
60年代末のB級アルバムにハズレ無し、そんな風に思っている酔人婆爺には又1枚、素敵なコレクションが増えました。

んじゃ、またねぇぇぇ!