酔人婆爺の音楽東西膝栗毛

初めまして!酔人婆爺(スイート・バージー)と申します。
なんで酔人婆爺(スイート・バージー)かと申しますと、私はローリング ストーンズのファンなのです。
そうなんです、あの名曲「スイート バージニア」のゴロ合せなんです。
酒好きなもんで、良いかなと・・・(笑)

このコラムは酔人婆爺が時々手に入れるアルバムの感想をポチポチと書き込んでいこうかなと思っています。
不定期アップデイトになりますが、よろしくお願い致します。
SINCE MAY 2002
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2011年はコチラ・・・

2010・12・26

さて10年ぶりのアメリカ製作盤です。
King Sunny Ade「Baba Mo Tunde」(10)
晩酌しながら聴いてみました♪
オープニング曲はチョット一本調子で演奏時間18:55はチト長いんじゃないでしょうか。
全体を聴いてから再度聴きなおして気付いたのですが、この曲はキーボードが入っていませんよね。
打楽器主体なのですが、ナイジェリアの打楽器音楽のFujiミュージックほどの男気や迫力が感じられない分、単調に感じられます。
オープニングから外して、短く編集して他の曲の繋ぎにすればもっと映えるような気がします。
御大ッ!酔人婆爺をプロデューサーにしてくださいッ(爆)

ところでプロデューサーは10年前のアルバム「Seven Degrees North 」と同じ方なんです。
ADEがJuJuミュージック第一線に踊り出て、早40年も経っています。
その間、ナイジェリア国内盤アルバムに参加メンバーが記載される事は稀なのでメンバーの移動の詳細は分かりません。
私が所有するアルバムで最初にメンバー一覧が記載されたアルバムは「Maa Jo」(82)、次いで同年に出た「Ijinle Odu」でした。
「Maa Jo」には不参加なのですが「Ijinle Odu」に参加しているトーキング・ドラマーのRasaki Aladokunさん、なんと!本作にもトーキング・ドラマーとして参加しておられます!!!
名作の誉れ高いアイランド盤「SYNCHRO SYSTEM」(83)、このアルバムのジャケットはメンバーの写真で構成されています。
どれどれ?居ました、居ました、若き日のRasaki Aladokunさん!
また「GLORY」(93)の裏ジャケには壮年(?)のRasaki Aladokunさんを初めとする各メンバーの顔写真が載っています。
そして、ここでは遂にLeading Talking Drumの座を射止めています。
きっとADE御大のお気に入りなんでしょうねぇぇ。
少なくとも28年以上に渡ってADE御大のJuJuミュージックの屋台骨を支えてきたRasaki Aladokunさん、これからも御大を支えて素晴らしい演奏を聴かせて下さいね〜〜♪

御大の「1、2、3、GO!」という威勢の良い掛け声一発で始まる2曲目は、間奏のインスト・パートで御大のギターやキーボードが白熱した展開を聴かせてくれます。
これは素晴らしいですね〜〜〜
最近のナイジェリア国内盤では往年のユッタリとしたJuJuミュージックを聴かせてくれるADEですが、ここでは打って変わって80年代後半以降に展開していたスピード感溢れるJuJuミュージックを展開しています。
しかも90年代後半頃から顕著になったシンセを主体とした一本調子でマンネリ感漂う演奏とは一線を画する熱気を帯びた演奏がナイスやん。
オープニングにするならコノ曲やろ〜〜〜
御大ッ!酔人婆爺をプロデューサーにしてくださいッ(爆)

3曲目はイントロ前、バンド・メンバーがガヤガヤと騒いでいる中で御大の「Let's GO!」の掛け声一発で始まります。
2曲目のような疾走感はありませんが、ナイジェリア国内盤の演奏よりもアップテンポで、リラックスした演奏です。
お酒が進みますねぇぇぇ(笑)
間奏部での打楽器陣が奏でるバックに絡むキーボードが酔い感じ〜〜〜
ラストのガヤガヤ感も冒頭と呼応していてナイスやん。

一転、2曲目のようなスピード感溢れるイントロから走り始めます。
思わず腰が浮きそうに成るリズムが弾けます。
ギターが浮遊感のあるフレーズを弾き、各楽器が有機的に絡み合っていきます。
お酒を呑みながら聴いていると、思わず立ち上がって踊ってしまうような演奏ッス。
そして、決め所でゲスト演奏のギター炸裂ッ!!!
この曲が、このアルバムのベスト・トラックと断言いたしましょう。

2枚目は御大の咳払いから「1,2,3,4!」という掛け声でスタートです。
う〜〜ん、なんだか地味でリズム感が単調・・・
これで31:02もあるんか!と心配になってきます
と、どこかで聴いたフレーズが!?
すると次々と過去の作品のフレーズが披露されていきます。
これ、LIVEでアップテンポで演奏したらメッチャ盛り上がると思いますよ。
20分前後から演奏温度(?)が上がってきますが、この曲もコンパクトにまとめたら、印象も良くなるはず。

次はKing BrittさんのRemixバージョン。
う〜〜ん、イマイチかも〜〜
CD「SYNCHRO SERIES」収録の「Ja Fun Mi Dub」のような過激(?)なRmixでなければ本家の演奏は超えられませんよね。

実はこのアルバムは2枚組なのですが、購買価格はCD1枚程度の価格でした。
結局2枚目はオマケなのか?
そんな悪い予感でラストの3曲目へ・・・
オッ、ええ感じやないですか。
まるでナイジェリア国内盤のようなユッタリとした演奏と構成がナイスやん。
ゲストさんのフルートとバックの演奏が一体となったグルーヴ感が気持ちエエわぁぁぁ。
最後は演奏を終えたメンバーの嬌声で終わります♪
これが現在の御大の飾らない姿勢なんじゃないでしょうか。
いや、最後はホンマに素晴らしい演奏で胸をなでおろしました(笑)

と、言う事で私がプロデューサーなら・・・
1曲目は1枚目の2曲目
2曲目は1枚目の3曲目
3曲目は1枚目の1曲目のショート・バージョン
4曲目は2枚目の1曲目のショート・バージョン
4曲目は1枚目の4曲目
5曲目は2枚目の3曲目
次回の海外盤のプロデュースには是非とも酔人婆爺をプロデューサーにしてください←くどい・笑

余談ですが・・・
今年になってAdeのアイランド・レコード時代の傑作アルバム「SYNCRO SYSTEM」「AURA」が2In1仕様で発売されました。
ところが、そのT-BIRD盤は「SYNCRO SYSTEM」ラスト曲「SYNCRO REPRISE」のエンディングが1秒短くなっています。
その結果、終わり方に違和感があって、次の「AURA」の一曲目が唐突にはじまる印象を受けます。
おそらくCD録音時間の関係(本盤の収録時間は75:44)なのでしょうが、チョット残念ですね。

んじゃ





青年時代の
Rasaki 
Aladokunさん




で、壮年時代

2010・12・11

JuJuミュージックの王様ことKing Sunny Ade
なんと!今年は彼のナイジェリア現地録音盤とアメリカ製作盤を入手いたしましたぁぁぁ。
現地録音盤は2005年の本コーナーで紹介したアルバム「Divine Shield」(カセットでした)から待つこと5年!
アメリカ製作盤は前作「SEVEN DEGREES NORTH」以来10年ぶり!
そんな中、ナイジェリア現地録音盤新譜の「Grace of God」を入手いたしました。
いつもADEのアルバム入手でお世話になっているエル・スール・レコードの原田店長さんの話ではナイジェリア盤は仕入れが難しいとの事でした。(ナント!現地買い付けだとか!)
前作の「Divine Shield」ではポコポコとしたシンセサウンドかつ、アップテンポで単調な展開でしたが、本作では原点回帰と言いますか、装飾性を削ぎ落としたような味わい深い音を聴かせてくれます。
アイランド・レーベルから世界進出した80年代前半以前のオーソドックスなJUJUミュージックを思い出させてくれるような演奏が素敵〜〜〜〜♪
そこはかとなくHighlife風味を加味したレイドバックした演奏です。
6曲収録なんですが、3曲目と6曲目が同じ曲でして、6曲目は3曲目のインスト・バージョンとなっています。
アナログ盤があるなら1曲目〜3曲目がA面、4曲目〜6曲目がB面でAB面のラスト曲が呼応している構成と成っているんですね。
ココ数作のなかでは最も充実した作品だと言い切ってしまいましょう!
と、ウハウハ喜んでいたら・・・

ワァァ〜〜〜イ、今度は今年発売のバリバリのナイジェリア国内盤新譜「Morning JOY」をゲッチュ!
実は今年、仕事で東京へ行くチャンスがあったので久しぶりにエル・スール・レコードを訪ねました。
ドアを開けて入店すると、原田店長さんがカウンターに座っておられました。
「こんにちは、酔人婆爺です。」
「えええええええええええええ!!!」
「ど、どうされたんですかぁぁぁ」
「今、ADEの新譜が入荷したっていうメールを酔人婆爺さんへ出したところなんですぅぅぅ」
驚くではありませんかッ、原田さんが新譜入荷のメールを出した直後に本人が現れたっていう事なんですね。
私も驚きました〜〜〜、まさにJUJUの神様の思召しのお陰ではありませんか。
その後は2時間近くもお邪魔して楽しい時間を過ごさせていただきました。
「先ほどまで中村とうようさんが居られたんですよ」
ミュージック・マガジン誌創設者の中村とうようさんは私の地元に近い峰山出身で、ミュージック・マガジンを通じて私をワールド音楽の底なし沼へ引きずり込んだ張本人。
会いたかったですわ。

で、「Morning JOY」なんですが一聴して感じたのがボーカルの音質がイマイチ。
なんだか「擦れた(かすれた)」感じでボリュームを上げると聴き苦しいッス(><)
これは私の盤だけでしょうか???
ただ、内容的には「Grace of God」を踏襲してまして安心して往年のjujuミュージックに浸れますよ。
いやぁ〜〜〜、ADE御大は歌もギターも絶好調ではないですかぁぁぁ
ただ、全体の構成では「Grace of God」に一歩及ばない気がします。
でも、この2枚があれば、また数年待たされてもOKかな(笑)
それ程の充実作です。
一つだけリクエストがあるんですわ。
かって80年代までADE御大のJUJU音楽を特徴付けていたスティール・ギター・ブレイク。
アレにハマッタ、ADEファンも多いのではないでしょうか。
是非とも次作で復活させて欲しいですぅぅぅぅ。

アメリカ製作盤の内容や如何に!?

んじゃ

Grace of GOD


Morning JOY

2010・12・4

第二部
ここでの主題は「戦争」、
エピソード1はPANTAさんのお母さんの戦時中の話題。
従軍看護婦として働いていたお母さんは南方で勤務をして氷川丸に乗船して日本に帰還されました。
お母さんの帰国の様子を「なんで、そこまで詳しく知ってんの?」と思うくらいに克明に語るPANTAさん。

恐らくPANTAさんは、お母さんに何度も何度も戦時中の話を尋ねられたんだと思います。
想像すると微笑ましいじゃありませんか。
そのお母さんの足取りを、PANTAさんが当時の関係者に会って詳細に取材してゆきます。
お母さんが語った記憶を、一つ一つ確かめていくPANTAさん。
戦時中にお母さんを無事、日本へ運んでくれたという氷川丸への思いが強烈に伝わってきます。
素晴らしいドキュメンタリーですッ!!!
それが昇華して名歌「氷川丸」に結晶するんですねぇぇぇ。
頭脳警察Ver.と陽炎Ver.が収録されています。
〆は名曲「マラッカ」!!!中山努さんのKey最高ッス。
LIVEで聴きてぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪

エピソード2はアルバム「オリーブの樹の下で」製作ドキュメンタリー
アルバム収録曲の「7月のムスターファ」が主題かな。
各地での「7月のムスターファ」演奏シーンが挿入され、PANTAさん自身が製作過程を語ります。
アルバム「オリーブの樹の下で」は獄中の重信房子さんとPANTAさんとの往復書簡から生まれました。
このアルバムの中で重信房子さんの娘、重信メイさんも1曲だけ作詞&ボーカルを取っています。
曲は「母への花束」、そのレコーディング風景も収められています。
メイさんはメッチャ美人なんですわ♪
PANTAさんもギタリストの菊地さんも鼻の下がビヨ〜〜ンと伸び切っている様子が微笑ましいです。

映像はその他にもあって、
その中でも特筆すべきはTOSHIさんの三社(TOSHI、三上寛、浦邊雅祥)でのLIVE!
フリーキィな音像が素晴らしいぃぃぃぃ、
TOSHIさんは一部にも収録されていましたがミチロウさんとの共演といい、アングラ的活動が盛んなんでしょうか。
顔に似ず過激なんだから〜〜〜〜〜ひょっとしてPANTAさんを鼓舞しているのはTOSHIさん(笑)

さぁ、頭脳警察ドキュメンタリーも大団円の3部へ突入です!!!

第三部
「頭脳警察 支援特型 陽炎」、なんじゃソレ?
ようするにPANTAさんのバンド「陽炎」メンバーの菊池琢巳さん(g)、中谷宏道さん(b)、中山努さん(key)、小柳”Cherry”昌典さん(ds)にTOSHIさん(per)が加わっているのですが、メンバーの言葉を借りれば「(陽炎が)なし崩し的に頭脳警察へ移行するのは如何なものか?」という複雑な想いもあるようです。
「(陽炎の活動に対して)風が吹かなかったしね」そう語る中山努さんの寂しそうな笑顔が印象的です。
PANTAさんにしても「頭脳警察 支援特型 陽炎」というネーミングを使ってメンバーに気を使っておられるんじゃないでしょうか。
まぁ、そんな、こんなで新生・頭脳警察が動き始めます。
精力的に各地でコンサートを展開していく中で、重信房子さんの慰問に訪れたPANTAさん。
なんと、ギターを持ち込んで重信房子さんに歌を聴かせたいと・・・

PANTAさんにとって現時点の重信房子とはどういう存在なんですか、という問いに「俺の中にとっては俺だから」というPANTAさん。
「心はイッていたから」「(自分にとっての)落し前」と語り「(立場が)逆なら慰問されていたかもしれない」と語ります。
おもわず唸ってしまいました。
なんと刑務所の慰問でギター持込はダメだったので「七月のムスターファ」をアカペラで歌って重信さんに聴かせたそうです!!!
デビュー当時からの反骨精神が、連綿と現在まで引き継がれている事を知った瞬間でした。

3部でのメイン映像は2008年京大西部講堂公演です。
頭脳警察も今までのLIVE映像とは一線を画するテンションの高い演奏を聴かせてくれます。
以前にも書きましたが、観客に向かって「笑ってんじゃないよ!!!」と指差すPANTAさん。
私から数メートルしか離れていません。
ヒエェェェェ〜〜
これが初・頭脳警察LIVEでした(笑)
この場に参加できた事を、音楽の神様に心から感謝します。
いつの日か2008年京大西部講堂公演の完全版が日の目を見ることを願って止みません。

1部から3部の映像にはTOSHIさんのソロ活動での共演映像が収録されています。
1部ではミチロウさん
2部では三社(TOSHI、三上寛、浦邊雅祥)
3部では前衛(?)書道家
TOSHIさんの「ロック」とか「頭脳警察」とかの枠に収まりきらない活動や性格(?)が垣間見れる興味深い映像です。
ソロ活動は彼のHPを見ても多岐にわたっています。
頭脳警察といえばPANTAさんに焦点が合ってしまいますが、今回の映像を観てTOSHIさんにも俄然興味が沸いてまいりました。
飄々とした佇まいの中に「熱い」サムシングを持っているTOSHIさん、素敵ですぅぅぅ。

314分という長丁場を完璧にコントロールする瀬々敬久監督の力量には感服するばかりです。
本当に素晴らしいドキュメンタリー映像を作っていただき有難う御座いました。

そして、このドキュメンタリー映像の次には、結成40周年記念BOX・7CD&2DVDという超弩級の「無冠の帝王」がッ!

今年は頭脳警察のLIVEには参加出来ませんでしたが、その悔しさをこれらの作品で晴らしたいと思っています(笑)

んじゃ

メイさんです♪

2010・11・20

ドキュメンタリー 頭脳警察
内容は3部から成っていて全体で314分もある超ド級の映像作品です。万人向けとは言いませんがファン必見です。
ダレる部分が無く、一気に観れる内容&構成が凄いッ。
ただ、映像が時系列に沿って編集されていないので呑みながら見ていると、場面がトッ散らかった印象を受けます←素面で観ろよ(笑)

第一部の冒頭、PANTAとTOSHIの出生がテロップに出ます。
PANTAさんは、まぁ世間並みのお生まれなのですが、TOSHIさんは・・・
「パイロット万年筆(当時)の労働運動闘士の父、会長の娘である母が駆け落ち」
う〜〜ん、あの飄々とした風貌、言動からは想像も出来ない過去に驚きました。

その歌詞の政治的過激さから72年に発売中止となった1stと発売後に発売中止となった2ndアルバムのお陰で頭脳警察は「反体制バンド」としてのパブリック・イメージが定着してしまいます。
現在では1stからすべてのアルバムがインディーズ・レーベルからCD化されていますが、やはりメジャー・レーベルでは歌詞の問題で発売出来ないのでしょうか?

三里塚・幻野祭への出演に関してのTOSHIさんの回顧は感慨深いですね、
出演したら反体制的なイメージが決定的になる、という事で寸前まで参加するか否かを考えられていたそうです。
結局彼らは出演するのですが、それ以降、自身の方向性とパブリックイメージとのギャップに悩み75年に一回目の解散に追い込まれていきます。

映像は一転、ミチロウさんとTOSHIさんとの共演LIVE映像。
実はミチロウさんは昨年の京大西部講堂で頭脳警察と対バンで出演していたのですが、これが凄かったッ!!!
ミチロウさんのLIVEは、アングラ的エナジー全快だったのですが最前列を占めていたのはうら若き乙女達でした!!!
吼え狂うミチロウさんと最前列の乙女達、
今まで見たこともない現実に「な、なんなんや〜〜」
実はこのLIVEにはリザードも出演するはずだったのですが残念ながらインフルエンザに感染してドタキャン。
ミチロウとリザードという日本パンクロックの老舗を体験出来るチャンスだったんですがメッチャ残念でした。

その後、PANTAさんは「不知火」「陽炎」「響」とソロ・プロジェクトを進めていきます。
その中で、新宿3丁目の風林会館での「陽炎」グループでのレコーディング映像が興味深いッス。
かつてのキャバレーで録音するのですが、いつもの録音スタジオではない、異空間での一発録り録音とあってメンバーたちも緊張しているようです。
レコーディングをしている風林会館へTOSHIさんが陣中見舞い(?)へ訪れます。
この時の二人の会話、雰囲気が最高なんですわ。
なんて云うんかなぁ、阿吽(あうん)の呼吸と言いましょうか、ホンマにこの二人は赤い糸で繋がっているんだなぁ、と(笑)
んで、TOSHIさんは「新宿A子バックレブギー」でPANTAさんと一緒にバッキング・ボーカルを入れておられます。

こうして出来上がったアルバムが「CACA」、そして風林会館での「CACA」お披露目LIVEの映像が続きます。
LIVE映像に収録されているのは「Melting Pot」「朝を呼ぶ男」「つれなのふりや」
思うのですが「朝を呼ぶ男」ってPINK FLOYDっぽくないですか?
どこが?と訊ねられると、ハッキリとは言えないのですが・・・
このLIVEはアルバム「MARCH 2007 Live the 1st Cruisin'」として発売されています。(買ってね)

その映像の中に06年のPANTAさんのお母さんの葬儀映像が挿入されます。
通夜映像ではPANTAさんの奥様(さすがPANTAさんの奥様ならではの貫禄!)のPANTAさんやお母様に対する証言がメッチャ興味深いです。
棺桶の中の御尊顔!まで映すカメラワークは圧巻。
東南アジアでの従軍看護婦だった母親の影響で「マラッカ」が生まれたというPANTASさんの言葉も聞けて興味深いですね。
葬儀会場では遠藤賢司さん、内田裕也さん、加納秀人さん(外道)らの花輪もみえます。

06年のPANTAのお母さんの葬儀で第一部は幕を閉じます

興味深いネタ満載の映像は第二部へ突入です。

んじゃ

2010・11・6

10月6日に京都・磔磔で行われたGeoff Muldaur & Amos Garrett「Having a Wonderful Time Tour」にイッて来ました。
Geoff さんは一昨年の磔磔公演を体験(最前列ド真ん中!コチラの6・6記事参照ね)しているのですが、 Amos爺とは初対面となります。
そしてGeoff Muldaur & Amos Garrettとしての来日は31年ぶり!!!

ステージにのっそりと現れたAmos爺はアルバム・ジャケや写真で見るよりも大柄で恰幅がよく、飄々とした感じを受けます。
いざ公演が始まると、ボケのAmos爺、ツッコミのGeoffさん、とでも言えそうな二人の漫談ショー(?)が面白い♪
ギターも対照的でアコギのGeoffさん、赤いテレキャス(数曲でアコギ)のAmos爺。
二人のギターの絡みから生み出される音のマジックに酔えました。
Geoffさん単独公演よりもAmos爺のギターが加わる事で思っていた以上の音の化学反応を起こしていましたねぇぇ。
大満足のLIVEが終わると、お待ちかねのサイン・タイム!
会場で買ったCDは「Geoff Muldaur And The Texas Sheiks」(09)
コチラに詳細(試聴もあります)が載っています。
何気なくジャケ裏を見ると・・・
なんと!6月に酔人婆爺の地元でLIVEを行ったBruce Hughesさん参加ッ!
プロデュースも Geoffさんと二人で。
Geoffさんにサインを頂く時に「Mr.Bruce Hughes Played In My Hometown」と言うと、「Wheae?」
胸を張って地元の名前を伝えておきました(笑)
磔磔を出ると「酔人婆爺さん!」と声を掛けてくれたのは、カフェ月星日のマスターでした。
そうです、Bruce Hughesさんが公演を行ったカフェ月星日♪
「来ておられたんですか」「勿論ですよ〜〜〜」
Geoffさんの新譜を買ったら、Bruce Hughesさんが参加しておられて、
Geoffさんに地元でBruce Hughesさん公演の事を伝えて、
店を出たらBruce Hughesさんを地元によばれたカフェ月星日のマスターに出会う・・・
これは何かの偶然か、はたまた何かの予兆では(笑)
きっといつの日かGeoffさんとBruce Hughesさんが揃ってカフェ月星日にやって来てくれるような気がします♪

さて帰りの電車の中で早速CDウォークマンで「Geoff Muldaur And The Texas Sheiks」を聴きました。
「おおおおおおおおお!!!」
待ってましたッ!オールドタイミー・サウンド全開ッス。
クレジットを読むとBruce Hughesさんは全曲でUpright Bassを演奏、うれしい事に1曲でリード・ボーカルを担当しておられます。
スウィンギングなUpright Bass最高ッス。
ゲストにはGeoffさんのキャリア・スタートとなったJIM KWESKIN Jug BandのリーダーだったJIM KWESKINさんも参加していて3曲でリード・ボーカルを披露♪
ラストのインスト曲で気持ちよく終演・・・
いやホンマに素晴らしいアルバムですぅぅぅぅ。
全14曲中9曲がTraditionalで残りの5曲がカバーです。
そして、今や亜米利加ルーツ系音楽には欠かせないプロデューサーとして一斉を風靡していますT-Bone Burnett氏の賛辞も掲載。
このアルバムは、このアルバムの録音にも参加しながら2009年5月9日に亡くなった、Geoffさんの長年の親友だったStephen Brutonnさんに捧げられています。
彼はBruce Hughesさんと共にTHE RESENTMENTSのメンバーだったそうです、あれ?
んじゃ、カフェ月星日公演で買ったアルバム「The Resentments - official bootleg -Live at Cafe Goatee 」にも参加してるんじゃ?
さっそくチェックすると・・・GuiterとMandolinで参加しておられましたぁぁぁ♪
ご冥福をお祈りいたします。

んじゃ

2010・10・24

さて、最近はストレスが溜まっているのか緊張感のある「音」が好みのようです。
では緊張感のある「音」シリーズ第二弾です。

今から17年前に買ったMILES DAVIS「1969MILES」、69年7月25日フランスでの公演です。
エレクトリック・マイルス信徒の私は発売と同時に購入して、初めて聴く69年音源を期待感に胸膨らませながら聴きました。
「あれぇぇぇ???」フリーっぽく五月蝿いばかりで面白くありません。
65年のプラグドニッケルのライブの方がフリー度数が高いのですが、「五月蝿い」&「雑」度数はこちらの方が上。
オープニングのディレクションズ〜マイルス・ラン・ザ・ヴードゥー・ダウンで酔人婆爺ダウン(笑)
BOOTで大評判だった69年LIVE「Swedish Devil」も買って聴きましたがダメ〜〜〜〜
思えばショーターのフリー度の高い(うるさい?)演奏についていけなかったんですね、69年LIVEは鬼門でした。

時は流れて2010年、Boot屋さんの半額セール。
そこに「Live In France 1969」が出てました。
オフィシャル「1969 MILES」の翌日 7月27日のライブで、しかもプレス。
しかし、そこは鬼門なもんですから「どないしょぉ〜〜」
ところが3桁という価格の安さに目が眩んで「とりあえず買っとけ」
一度は聴いておこうかと、数年ぶりに69年の演奏を聴いてみると・・・良いわぁぁぁぁ♪
若かりし頃は「うるさい」&「雑」に聴こえていた演奏が「過激」&「エネルギッシュ」に聴こえます。
う〜〜ん、かくもストレスは音楽の聴き方を変えてしまうのでしょうか(笑)
もちろん今では「1969MILES」「Swedish Devil」もオッケ〜〜♪
69年音源は、すっかりマイ・ブームとなっております。

「1969MILES」の演奏曲をみてください。
1.Directions
2. Miles Runs The Voodoo Down
3. Milestones
4. Footprints
5. Round About Midnight
6. It's About That Time
7. Sanctuary〜The Theme
発表前だった「Bitches Brew」から「Miles Runs The Voodoo Down」「Sanctuary」、
過去のLIVE演奏曲目から「Milestones」「Footprints」「Round About Midnight」、
過激な演奏で生まれ変わったような旧曲の演奏がスリリング〜〜〜〜♪

「Live In France 1969」では・・・
1.DIRECTION
2.SPANISH KEY
3.I FALL LOVE TOO EASILY
4.MASQUALERO
5.MILES RUNS THE VOODOO DOWN
6.NO BLUES
7.NEFERTITI
8.SANCTUARY
「Bitches Brew」からは「1969MILES」の2曲に加えて「SPANISH KEY」が!
酔人婆爺にとってモダンジャズ最高傑作アルバムといえば黄金クインテット最終章でもある「SORCERER」「NEFERTITI」なんですね。
その収録曲「MASQUALERO」「NEFERTITI」がLIVE音源で聴けるだけも評価高し(演奏メンバーは異なってますが)。
だた、この演奏メンバーに一番近いメンバーで録音した「キリマンジャロの雪」からのナンバーが演奏されていないのはチト残念。
「Frelon brun (brown hornet)」や「Mademoiselle Mabry」のLIVE演奏を聴いてみたかったですよねぇぇ。

ここで聴ける「Bitches Brew」収録曲を聴くと、このメンバーでのアルバム「Bitches Brew」も「有り」だったんじゃないかと思いますねぇぇ。
聴いてみたくありませんか?ロスト・クインテットが演奏するスタジオ録音のアルバム「Bitches Brew」!!!
この新旧取り混ぜた魅力的な演奏曲目の69年LIVE音源は、公式では「1969MILES」のたった一枚だけ!
もしも酔人婆爺がプロデューサーなら、「Bitches Brew」収録曲+旧曲から選曲+PARAPHERNALIA(「Swedish Devil」収録)+MASQUALERO+NEFERTITIでアルバムを作成しますけど〜〜
もちろんデジタル・リマスター+紙ジャケです(笑)
Teoさん、亡くなる前に69年のLIVEアルバムを編集して欲しかったですわ。

ところで、今年は「Bitches Brew」発売40周年なんですね、これを記念して特別盤が発売されるのですが、それにはナント!
DVDとして1969年11月4日デンマーク・コペンハーゲンでの演奏が収録されています。
「動く」ロスト・クインテット!!!
今の酔人婆爺にとって、今年最高の衝撃に成るのかッ!!!

んじゃ

1969MILES


Live In France 1969

2010・10・10

ストレスが溜まってくると、癒し系の音楽を聴くと逆にイライラする事ってありませんか。
私にとってストレス発散には、緊張感のあるエッジの立った「音」が効くんですよねぇぇ。
まぁ「毒をもって、毒を制する」っていう所かな(笑)
そんな時に聴くのは、今年になって購入したコレッ♪
Melvin Gibbs「Ancients Speak」
レーベルはLiveWired Music
このレーベル作品は、もう一作SociaLybrium「For You ? For Us ? For All」を所有しています。
どちらも刺激的なアルバムなのですが、呪術的色合いの濃い「Ancients Speak」がお気に入りです。
このレーベル、注目ですよ♪

「Ancients Speak」を買う切っ掛けになったのはPete Coseyの参加でした。
MILESの通称アガ・パン・バンドの立役者で、私の大好きなギタリストです。
「Ancients Speak」では、たった3曲での参加ですが「取りあえず買っとけ〜〜〜〜」
ただPete Coseyが暴れる曲は1曲だけなのですが、アルバム内容が凄いので買って正解でした。
なんと!フェラ・クティのアフロビートまで飛び出すエスニック感覚+程好いアバンギャルド感覚で、緊張感溢れる「音」がタマリマセン。
ホンマ、これはストレスを雲集霧散させるには持って来いのアルバムです、ヘビロテですわ♪
ところで・・・
アフロ・ビートの曲でボーカルをとるのは、ナント!NYのアフロビート・バンドANTIBALASのボーカリストAMAYOなんですねぇぇ♪
彼は3曲に参加していますよ。
07年発表のANTIBALAS最新作「SECURITY」では脱アフロビート路線を模索していて賛否両論でした。
もしもMILESがアフロビートを取り入れていたら、こんな演奏になったかも?という緊張感あるアルバムだと思っています。
「Sanctuary」なんていう曲名もあって、MILESファンの琴線をくすぐってくれます(笑)

このアルバムと雰囲気を共有するスリリングなアルバムをもう一枚紹介しておきましょう。
BITCHES BREW REVISITED
今年の6月にアメリカ・ブルックリンで開催された演奏を収録したBootです。
内容はMILES DAVIS「BITCHES BREW」を現代に蘇らせようというプロジェクトです。
ただ、本家の「BITCHES BREW」をそのままコピー演奏したのでは負けですし、変にアレンジしても失笑を買うだけ。
そんな難題に挑んだメンバーはGraham Haynes、James Blood Ulmer、DJ Logic、Melvin Gibbs、Cindy Blackmanなど先鋭的な音楽家の皆さんです。

LIVE画像はコチラ
買ってクレジットを見るまで知らなかったのですが、「Ancients Speak」参加のGraham Haynes、Melvin Gibbsがコチラへも参加していますし、ドラマーのJT LewisはBITCHES BREW REVISITEDでExtended Familyに位置づけられています。
同じようなコミュニティに属するメンバーなんでしょうか。
ここに参加しているミュージシャンの名前は覚えておいたほうが今後、面白い音楽に遭遇出来そうですね。

さて気になる内容ですが、十分刺激的です。
各曲のテーマ以外はアドリブの嵐で、緊張感あふれる演奏を聴かせてくれます。
音質は会場録音なので拍手やチャットを結構拾っています。
最近のBoot事情からみると、「マァマァ」レベルでしょう。
特に低音部が割れて収録されている所をみると、実際の会場では重低音が響き渡っていたのではないでしょうか。
う〜〜〜ん、会場で聴きたかったッスねぇぇ、公式に発売されたら絶対に買いますよ♪
このメンバーで来日してくれ〜〜〜〜〜

んじゃ♪


Ancients Speak




BITCHES BREW 
REVISITED

2010・9・28

昨日気がついたんですが・・・
6月にカフェ月星日で開催されたLIVE、 「Bruce Hughes & Mark Addison」
その映像がアップされていました〜〜〜
ところがこの映像、最前列だった私の位置あたりから撮られています。
もちろん最後に聴こえる歓声は・・・笑

Bruce Hughesさん、初めて聴くミュージシャンだったのですがRESENTMENTSのメンバーという事もあって興味津津♪
今回はノン・アルコール+マイカーで参加して、ビール代+代行運賃をCD費にまわすつもりです。
ソロ・アルバム売ってるかなぁぁ、
サインもらえるかなぁぁ、

開店を待ちながら、あたりの風景に目を移すと、回りの山には雨雲が垂れ込めて雰囲気抜群ッス♪
開店と同時に入店して最前列をゲッツ、
オレンジ・ジュース(!)を飲みながら開演時間を待っていると・・
「酔人婆爺さんじゃないですかぁぁ」
誰?と振り返ると近所の和菓子屋さんの若旦那。
消防団で知り合った彼は30代のロック・ギタリスト。
ジックリと話した事がなかったので、これ幸いと話し込みました。
始まりはレインボーだったそうです。
と・・・
「席一つ空いてへんかぁぁぁぁ」
誰?と振り返ると、待ってました!チョイワル風オヤジさん登場。
3人でロック談義に華を咲かせていると・・・

そろそろ開演時間です。

飄々とした感じのBruce Hughesさんはアコギに、エレキ・ベースに、ハープにと忙しい。
スキンヘッドで両耳ピアスのMark Addisonさんは、ほとんどキーボード専念で、数曲でギターを披露。

見かけ対照的な2人から素敵なリズムが生まれます。
手拍子やら足拍子で観客も盛り上げます。
「グッド・オ〜〜ディエンス♪」
そんなコメントもBruce Hughesさんからあって、最後は後ろの席の方々は踊っておられましたよ〜〜〜

LIVE後は買ったCDにサインを貰い、「See You Again〜〜♪」
買ったCDは
The Resentments - official bootleg -Live at Cafe Goatee October 1st, 2006
Bruce Hughes 「Shorty」
そして新譜のBruce Hughes & The All Nude Army「BHANA」
今回の演奏曲目は新譜からが多かったように思います(自信なし)

仕事を早く切り上げて、帰りにちょっと立ち寄って、こんなLIVEが体験できたら最高ッス。
恐らく都会では毎晩のようにこんなLIVEが繰広げられているんでしょうねぇぇ。
今回地元でも、体験出来た事がとてもウレシイです。
こんなLIVEがどんどん開催されたら最高です♪

カフェ月星日最高!!!

んじゃ

2010・9・27

まったく知らなかったのですが地元に生演奏を聴かせてくれるカフェが出来ていたんですね。
開店して、かれこれ6年にもなり、ここ3年連続で有山じゅんじさんの公演も行っておられます。
ビックリですわ、さっそく表敬訪問に〜〜〜♪
コチラですよ
営業時間を見て下さい・・・「11時〜日の入りまで営業」
どうですか、素晴らしいでしょう♪
また、オーナーの人柄がエエんですよね、大阪出身で30代後半かな?
食事のメニュ〜はカレーだけなのですが、美味しかったのですよ〜〜〜

店内の奥には大きなボードがあって、その左下にはニッキー・ホプキンスの「夢見る人 」のジャケ写が。
「このアルバム、大好きなんですよねぇぇぇ」
「ええええ!アナログを持っておられるのですかぁぁぁ」
「もちろん(ちょっと自慢・笑)」
「友人からCDをもらったのですが、もったいなくて開封出来ずに持ってるンですぅ」
と、色々と音楽ネタで盛り上がります。
カウンターの上にはキャロル・キングとジェームス・テイラーの共演盤、ジェフ・マルダーのDVDなどの新譜が置いてありました。

盛り上がっていると・・・
一人のチョイ悪おやじ風のオッサンが登場!
「ああああ、こんなエエ天気の時にはちょっと悪さしたいなぁぁぁ」
なんや、このオヤジは〜〜〜〜〜 ???
勇気を出して話しかけると・・・
これが凄いんですわ。
70年代のJ−ROCKにはメッチャ詳しい。
なんと、74年の郡山ワン・ステップ・フェスティバルにも車で参加されたそうです!!!
地元にワン・ステップ・フェスティバル参加者が居られるとは!!!
どうやらハードロック時代のJEFF BECKがお気に入りの御様子です。
BECK談義にも花が咲き・・・
そんな、こんな、で2時間超もお邪魔してしまいました。

帰りがけ・・・
「すみません〜〜〜〜〜」とマスターが声をかけてきました。
何か忘れ物をしたのかな、と思うと・・・
「あの〜〜〜〜、お食事代が未だなんですけど〜〜〜〜」
おしゃべりに夢中ですっかり食事代を忘れていたんですね。
恥ずかしいわぁぁぁぁぁ(自爆)

さて有山じゅんじさん公演当日です。
まだ明るさの残る午後7時前に到着〜〜〜
すると・・・
入り口前の木製の長椅子に有山さんが座っておられるじゃないですかぁぁぁ!!!
田舎の風景に自然体で溶け込んでおられる、そのたたずまいに感動です♪
さっそくアナログ盤「ぼちぼちいこか」を差し出してサインをお願いしました。
「サインペン持ってる?」
「もちろんですぅぅぅぅ」
や、や、やったぁぁぁぁ、日本ブルース史上の名盤といわれる「ぼちぼちいこか」(帯付・美麗品)にサインを!

店内に入ると、十数人の男女の観客がおられました。
思っていた以上の観客数に、一安心。
さっそく缶ビールを買ってポジションを確保。
ふと外を見ると、「あの」チョイ悪風オヤジさんの姿が見えたので御挨拶〜〜〜
持参した75年ワールドロックフェス名古屋音源(もちろんBoot)を差し上げると「ええええ!こんな音源あるの!」と感動していただきました。
店内へ移動してロック談話に華を咲かせました。
どうやらオッチャンはBB&A時代のJEFF BECK大先生がお好きな御様子。
今回分かったのですが、ナント!オッチャンは酒が呑めないそうなんです!
「若い頃は、頑張ってみたんやけど、ビールは苦いだけやしな」
人は見かけでは分からないモノですねぇぇぇぇ

有山さんがステージ(といっても1段高い板間ですが)に上がられLIVEの始まり、始まり〜〜〜♪
軽妙なおしゃべり、 エエ感じにユルイ歌、
ギターを弾かない(弾けない)私にも分かるギターの上手さ、
こうなったらグビグビ〜〜〜ん
なんどもビールをお替りするので、しまいにはオーナーさんから「大丈夫ですかぁ?」
大丈夫なわけないやんかぁぁぁぁぁぁ(爆)
ホンマに気持ち良く酔わせていただきました。
私が「ヒュ〜〜」と叫べば、 同行した友人の指笛が「ヒュ〜〜」
有山さん、申し訳ありませんでした。

有山さんのCDも各種販売されていましたので、終演後に有山さんに「今日のような弾き語りのアルバムはどれですかぁぁ」
「コレやな〜〜〜」
というわけで買ったのは「Thinkin’Of You」
このアルバムからは
「ドレミファ、ソッと暮らしてる」「50歳」「Over The Rainbow」が演奏されました。
このアルバム、ホンマに素敵です。
買ってから、もう何回聴いたかわかりません、ひょっとしたら今年のヘビー・ローテーッション大賞かも♪
癒し系とはちょっと違うような気がしますが、なんだか心がホッと安らぐんですよね。

帰りは勿論、代行タクシーで帰えりました。
ところが・・・
実は愛車で聴いていたのは憂歌団「生聞59分」だったのですが、それを聴いた代行運転手のオッチャンが・・・
「これ憂歌団ですよね〜〜〜、今でもフラリと磔磔へいって聴いた事もないバンドを聴くのを楽しみにしているんですよ」
ええええええええええええええ!!!

郡山・ワールドロックフェスに参加したチョイ悪風オッサンといい、
憂歌団を知ってる磔磔ファンの運転手さんといい、
こんな田舎にも面白い(?)人が居るんですねぇぇぇぇ

有山じゅんじさんのコンサート、
皆さんの近くで開催されることがあったら、是非とも参加してください、楽しく酔える事間違いないしッ♪

有山さん最高!!!

んじゃ

2010・9・4

Mishima: A Life In Four Chapters: Criterion Collection (85)

三島由紀夫を題材にした映画をご紹介いたしましょう。
製作陣やキャストの豪華さにも関わらず、その映画は諸般の事情により国内では一度も上映されず、ソフト化もされていません。
私にとっては正に幻の一本、見果てぬ夢(ちゃうか)、で御座いました。
情報に疎かったのですが、海外では以前よりソフト化されていたんですね。
今回アメリカの優良DVDソフト会社のCriterion社から発売されている事を知りまして急遽購入いたしました。

一見して驚いたのは、実在のポスターや写真を、三島役の緒形拳を使って撮りなおしているんですよね。
1970年11月25日、陸上自衛隊東部方面総監部へ車で向う三島一行が信号で停車すると、三島は何気なく窓の外を見ます。
そこには本屋があって、ショーケースには三島由紀夫フェアと書かれてポスターが貼ってあるのです。
そのポスターは事件直前の11月12日から17日まで池袋の東武百貨店で開催された「三島由紀夫展」のポスターを緒形拳を使ってリメイクしたものだったのです。
いや、その見事な出来に驚いてしまいました。
それ以外にも、グイド・レーニ画のセバスチャン殉教図のポーズをして篠山紀信氏が撮った「聖セバスチャン殉教図」、

細江英公氏が三島をモデルにして撮った「薔薇刑」の1枚で最も印象的な「ゴムホースを咥えて立つ図」、

まさに三島キメ撃ちの傑作(?)の数々がリメイクされて登場するのですが、「よく篠山氏や細江氏がOKしたなぁぁ」と驚いてしまいます。
主演の緒形拳のナレーションには実際の三島作品が引用されていますし、細部を再現した映像を観進むうちに、最初は違和感があった緒形拳の三島も気にならなくなって、まるでドキュメンタリーフィルムを観ているようです。

この現実部分と対照的なのが三島作品の「金閣寺」「鏡子の家」「奔馬」(豊饒の海 第二部)を映像化したパートです。
美術担当の石岡瑛子女史の大胆にして、まるで能舞台のような抽象的なセットの中で繰り広げられる劇中劇は「金閣寺」では坂東八十助、「鏡子の家」では沢田研二、「奔馬」では永島敏行が主演しています。
なかでも坂東八十助の怪演、、沢田研二の妖しさは必見!!!
ドキュメント部分、三島の人生の回想部分、文学作品部分が重層化されつつ展開される構成もお見事〜〜〜〜〜

また音楽は現代音楽の巨匠Philip Glassが担当しています。
実は四半世紀前に新婚旅行で訪れたニュージーランドでもレコ屋へ行きました(笑)
そこで、この映画のサントラ盤を発見したのですがアナログレコードだったので破損を危惧して買いませんでした。
ところが、そのレコードのジャケはどうやらニュージーランド独自ジャケだったようなんです。
ネットで調べてみるとアメリカなどではアナログもCDも七生報国の鉢巻を締め怖い顔をした緒形拳のジャケです。

私がニュージーランドでみたジャケは褌姿で日本刀を持っている写真だったような(それでも十分怖いですが)
それ以来一度もこのサントラ盤に出会った事はありません・・・
無理をしてでも買っておけば良かったですわ。

以上絶賛して参りましたが、この映画が傑作か?と訊ねられたら「NO!」ですね(笑)
特に三島作品を映像化した部分は、原作を読んでいないとチンプン・カンプンだと思います。
またドキュメンタリー部分にしても、三島ファンでないと興味が持てないでしょう。
なぜ三島があんな行動を取ったのか?彼の文学とは?何一つ答えてはくれません。
一般人の方々には全くオススメいたしませんねぇぇ。
しかし、彼のファンの方は必見ですよ、私も上映2時間が短く感じました。

サプライズ出演がありまして、三島とも親交が深かった横尾忠則氏が劇中劇に出演しておられます。役どころは・・・おっと、もう少しでネタバレを犯すところでした(笑)
気になる(?)女性陣には大谷直子、萬田久子、沖直美(お宝映像か)、高倉美貴!(脱いでいません・笑)、烏丸せつ子(お楽しみに!)、李麗仙、などが出演しています。
男性陣も笠智衆をはじめ有名どころ(以下略)が出演していますよ。

製作総指揮フランシス・フォード・コッポラ&ジョージ・ルーカス
監督ポール・シュレイダー
1985年カンヌ映画祭最優秀芸術貢献賞受賞作品

すべて日本語で演じられています。←最高!!!
英語字幕あり

んじゃ

2010・8・22

久しぶりにSWAMP系アナログ盤を買いました。
昨今の不況のお陰で、購入アルバムも激減しておりますが今回は通販サイトでこのアルバム発見した瞬間に「ポチッ」とクリックしてしまいました♪
では、紹介いたしましょうBen Atkins「Patchouli」(71)
SWAMP界では名の知れたアルバムなんです。
でもねぇ、南部の湿気が漂ってきそうな表ジャケは雰囲気出てるとしても、問題は内ジャケ写真ですよ!
Wジャケを開いて驚きました!!!
イイですか、野外の簡易トイレでズボンをずらして便器に座っている写真なんですぅぅぅ。
あり得ないでしょう〜〜〜
これって、もしかしたら「SWAMP臭さ」をビジュアル的に表現したアートなのでは(爆)
全く持って空前絶後のジャケ写でしょう!!!
と書いて、思い出したアルバムがあります。
Millie Jackson「Back to the Shit」(89)です。
これも強烈〜〜〜      
Ben Atkinsさんが「SWAMP臭さ」なら、さしずめコチラは「SOUL臭さ」でしょうか。
話が横道に反れてしまいました。シモネタ最高(笑)

取りあえず「つかみ」はバッチリですわ。
でも、なんだか内容にも一抹の不安臭が・・・
しかしオープニングの軽快なベースが歌い始めると、そんな事は杞憂であったことが分かります。
「う〜〜〜ん、堪らんわぁぁぁ♪」このアルバムは本当にエエでっせ〜〜〜
セッションは3つありましてA1〜B1までがMuscle Shoals Sound Studio組、それ以降B9を除いてStax組です。
ベース好きの酔人婆爺といたしましてはMuscle Shoals組の大好きなDavid HoodさんとStax組のDonald "Duck" Dunnさんのベース比べがナントも楽しい♪
バック・ボーカルには以前紹介したJeanie Greene嬢も参加して場を盛り上げています。
ただB2以降のクレジットがちょっとエエ加減でして、曲によっては参加しているはずのドラムやフィドルのプレイヤー名がもれています。
全体的にゴスペル・フィーリングが感じられる内容は、SWAMP大将DON NIXの不朽の名作「In God We Trust」の足元におよんでいます(?)が、実は主人公のBen Atkinsさんのボーカルがちょっと弱いと言いますか、華が無いといいますか・・・
これでボーカルがDON大将並なら大傑作に成っていたことでしょう。
しかし、SWAMP臭が強烈な1枚であることには間違いありませんね♪
前述のトイレ・ジャケの迫力は是非ともアナログ盤で味わってくださいねぇぇ(笑)
ネット情報によると、Ben Atkinsさんは83年にもアルバムを発表しておられる模様。
シングル盤も67年〜83年に12枚も発表、何処かのレーベルでまとめてもらえないでしょうか。

ところで昨年に紹介した、David Hoodさん参加のDONNIE FRITTS & THE DECOYSの来日公演が大阪公演CD+東京公演DVDとして発売されました。
自分が参加した公演が公式アルバム化される事は初めてです(BOOTでは幾つもあり・笑)
演奏も最高で、あの夢のような公演がよみがえりますわ〜〜〜〜
実は前座(名前忘れました)の演奏が長くて、本編が終わる頃には宿泊確定でした。
楽しみにしていた終演後のサイン会も参加出来ず、寂しく会場を後にしたのも今ではエエ思い出です。
ところがDVDでは、なんと!1曲毎に曲名画面が入ります。
LIVEの流れが1曲毎に切れてしまうというお粗末(泣)
これならCD収録の大阪公演の方がストレス無く聴けますね。
CD単体で発売しても良かったのではないでしょうか?

まっ、David Hoodさんの演奏はCD、DVDに関係なく最高ッス♪

んじゃ

Ben Atkins
Patchouli


DONNIE FRITTS
& THE DECOYS

2010・1・5

年末に購入したハイチ音楽のアナログ盤から紹介いたしましょう。
老舗バンドのSHLEH-SHLEHです。
実はSKAH SHAHはこのバンドからの分家みたいなバンドなんですね。
よく見るとバンド名も微妙に似ていませんか?
SHLEH-SHLEH 
SKAH SHAH
69年に発表されたアルバムから73年までの5作に後のSKAH SHAHの主要メンバーが参加しています。
今回入手したアルバムは2作目の「CE LA OU YE」(70)
リーダーはギタリストのSERGE ROSENTHALなんですが、一番目立っているのはGEORGES LOUBERT CHANCY、そうですSKAH SHAHのリーダーになる「彼」なんですね。
MIXがGEORGES LOUBERT CHANCYのサックス主体でして、他の演奏はちょっと引っ込んでいるような感じです。
しかし、なんと気持ちの良いCHANCYのサックス演奏なんでしょうか。
メロウでグル〜ヴィな音色にメロメロです。
歌手は、これまたSKAH SHAHの花形シンガーのCubanoさんの若き日のとろける様なボイスが最高!!!

真冬の凍えるような部屋で布団に包まって聴いていると、まるで極楽ですわ〜〜〜〜←どんな部屋に住んでいるんや(笑)

ところでA面2曲目収録の「JOUR OU MOU DONIN CALEBASSE」の「お〜〜〜アイチ♪」というバックコーラスなんですが、「GEORGES LOUBERT CHANCY」のソロ1作目「DOUDOU」(80)収録の「NOSTALGIE」と同じフレーズなんですねぇぇぇ。
哀愁ある「お〜〜〜アイチ♪」コーラスが同じなのでお気に入りの1曲となっております。
注:クレオール語ではHAITIの発音がアイチとなります。

ところがヤヤコシイ事にSHLEH-SHLEHにはSERGE ROSENTHAL派とTONY MOISE派の2バンドがあります。
どちらもSHLEH-SHLEHを名乗っているのですがTONY MOISE派のバンド名は「Original SHLEH-SHLEH」となっています。

で、GEORGES LOUBERT CHANCY一党は満を持して(?)74年にSKAH SHAHを旗揚げいたします。
って言うか、リーダーのSERGE ROSENTHALが脱退(追い出された?)して、看板を書き換えただけなのかも。
ロック史的に言いますと「新ヤードバーズ」が「レッド・シェッペリン」になったような事でしょうか(笑)

さて、2枚目はSKAH SHAHで御座います。
今回入手したのはハイチ音楽の歴史の中でも屈指の名盤との呼び声も高い「MESSAGE」(78)に続いて発表された「7」(79)です。
前作に引き続き、各楽器のコンビネーションが素晴らしいッ♪
この頃のSKAH SHAHってハイチのバンドの中でも向かう所敵なしの勢いだった様な気がします。
新機軸といたしましてはB面1曲目「NOUS DEUX」、ボーカルはメイン・ボーカリストのCubanoでもSt. VICTORでもありません。
なんと!女性コーラス隊が歌っております!!
しかもディスコ・ビートなんですよ〜〜〜♪
モロにディスコではなくて、コンパの中にディスコ風味を取り入れました、ってな感じです。
驚きましたが、なんだか新鮮ですねぇ。まぁ、私の知る限りではコノ曲以外にディスコ風味コンパを演奏した事はありませんが。

80年代に入りますとMINIレーベルを中心としてコンパ音楽のレコードが多数リリースされ、「時はハイチ、コンパ百花繚乱の様相」を迎えます。私がコンパのレコードを漁っていたのは、まさにそんな時代だったのです。
今思えば、偶然とはいえ時期的に幸せな出会いであったと思います。
Mini Allstars来日を契機に30年ぶりに火がついたコンパ熱、当時では分からなかった情報もネットで調べる事が出来るようになりました。
特に素晴らしいサイトはココッ!
グループ別のディスコグラフィが完備されています。

また、コチラではレーベル毎のディスコグラフィが完備されています。

このサイトさえあれば、もう貴女もハイチ音楽通です(笑)
いやはや、ネット恐るべしッ!
今夜も、このサイトを眺めながら、未だ見ぬ彼の地に思いを馳せる酔人婆爺なのでありました〜〜〜〜

今年も酔い音楽に巡り合いたいッスねぇぇぇ♪

んじゃ