酔人婆爺の音楽東西膝栗毛

初めまして!酔人婆爺(スイート・バージー)と申します。
なんで酔人婆爺(スイート・バージー)かと申しますと、私はローリング ストーンズのファンなのです。
そうなんです、あの名曲「スイート バージニア」のゴロ合せなんです。
酒好きなもんで、良いかなと・・・(笑)

このコラムは酔人婆爺が時々手に入れるアルバムの感想をポチポチと書き込んでいこうかなと思っています。
不定期アップデイトになりますが、よろしくお願い致します。
SINCE MAY 2002
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2015年はコチラ・・・

2014・11・30

I'M JUST LIKE YOU: SLY'S STONE FLOWER 1969-70
スライのレーベル「STONE FLOWER」から1969年、1970年に発表された5枚のシングル曲と未発表曲10曲が収録。
主役はSLY?
いやいや、この音源の主役はリズムボックスの「Rhythm King」なんですねぇ。
アナログ盤の見開きジャケを開くと、SLYを暗黒のFUNK道に突き落とした「Rhythm King」の御姿がドドォォ〜〜ンと掲載されています。
              
「Rhythm King」が使われていない曲も面白いのですが、使用されている曲はとても刺激的♪
たとえば6ix名義の6曲の内、バンド演奏はB2 C4 D1の3曲で残念ながらリズムボックスは聴かれませんが、バックトラックをSlyが作ってバンド・メンバーのVoとハーモニカが参加するA4 B4 D3はリズムボックス炸裂ッ!
中でも「I'm Just Like You」はリズムボックスVor.とバンド演奏Ver.を収録。
聴き比べてみると面白いですよ〜〜〜全く印象が異なってます。
アルバム「There's a Riot Goin' On」「Fresh」では曲の中に上手く溶け込んでいる Rhythm Kingの音色ですが、この時期の音色は骨格がモロに露出。
なんとも言えない刺激的な「音」を聴かせてくれます、大好きなんですわ♪

Family Stoneのメンバーが参加している曲もあるのですが、興味深いのはBilly PrestonとBuddy Milesが参加している曲が各1曲収録。
Billyと親交があったのは知られているのですが、Buddy Milesとも親交があったとは!
彼が参加している「Little Sister You're The One (Early Version)」が録音されたのは69年、
実はMILES DAVISは70年の2月から6月にかけて録音された「ジャック・ジョンソン・セッション」にBuddy Milesを誘っています。
双方の伝記本を読んでもMILESとSLYの交流がいつ頃から始まったかは定かではありませんが、ひょっとするとBuddyをMILESに「スゲエ奴がいるんだ」と紹介したのはSLYだったのでは・・・

実はアナログ盤とCDでは後半(アナログ盤のC面以降)の曲順が微妙〜〜に異なっています。
一番問題なのはラスト曲なんですね。
CDでは6IX「Dy namite (alternate version)」3:42で終わるのですが、アナログ盤ではSLY「Scared」5:31 、
モコモコ感あふれるチープなリズムボックス「Rhythm King」の音色が5分強続くインスト曲の「Scared」で終わっていく事に意義があるのではないでしょうか。
まるでSLYの意識が遠のいていくような感覚・・・

ところでコレクター・ネタになるのですが、このアナログ盤には4種類の「色」があるんです。
発売元のサイトによりますと・・・
Vinyl Subscriber Exclusive 200 on “Purple” colored wax
net Pre-order Exclusive 200 on “Lime Green” wax limit 2 per customer
Shop Exclusive 100 on “Smokey Grey” wax limit 2 per customer
これら3種類に加えて通常盤の「黒」。
え、私ですかぁぁぁ?
発売元でPre-orderしたので“Lime Green” waxをゲッツ、うれしいですぅぅぅぅ♪
                       

このアルバムを聴いて感動した貴方にオススメするのが・・・
2007年に発売された「There's a Riot Goin' On」再発CDにボートラとして追加された4曲の内、未発表のインストゥルメンタル曲の2曲、
「Do You Know What?」「That's Pretty Clean」
この2曲は「Rhythm King」が主体となっていてMONO録音。
今回のアルバムに収録されていても違和感ナッシングの逸品。

ちなみに、わたしが一番好きな Rhythm Kingトラックは「Spaced Cowboy」@暴動

Rhythm King最高!!!

2014・10・31

>殿下、古巣ワーナー・ブラザーズから待望の新作を2枚同時リリース!
>殿下名義の新作「ART OFFICIAL AGE」と、殿下がバックアップする3RDEYEGIRLとの連名作「PLECTRUM ELECTRUM」の2作品。

と言う事で、盛り上がりつつ発売されたのですが・・・
ソロ名義の「ART OFFICIAL AGE」はミラーボールが回っているような派手なオープニング曲。
「今回も殿下絶好調やな」そんな雰囲気が濃厚のディスコティックな幕開け。
殿下お得意のラテン・テイストを漂わせて「殿下絶好調ッ!」
のハズだったんですが・・・
2曲目からスロー曲が延々と続いて「あれぇぇぇ?」
事務所のイマイチ音が良くないラジカセで聴き流していると「かったるいぜ〜〜〜〜」
「これってRave Un2 the Joy Fantastic(99)並の凡作では?」

ところがアマゾンのカスタマーレビューでは絶賛の嵐・嵐・嵐!
「ひょっとして私の耳はロバの耳〜〜〜〜〜」なのか?!
心配になって、自宅で真剣に聴く事にしました。
晩酌もホドホドに、ヘッドホンで聴き込むと様相一変。

回転数を変えたボーカルを多用、アップテンポな曲は2曲のみ、という殿下にとっては変化球的なアルバムなんですが、どのスロー曲もメロディのキレが素晴らしいので聴き惚れます。
殿下印の金切声シャウト、久々の登場となるBob George氏、
*Bob George
「BLACK ALBUM」収録曲の曲名なんですが、殿下がボーカルの回転数を落とした低音声でラップするキャラクター。
時代の最先端を疾走していた80年代の殿下は遥か昔。
改名騒動の90年代を経て00年以降は充実作が続きます。
ただ発表の形態が新聞のオマケ(?!)だったり、自身のアルバムに女性歌手のアルバムを加えてみたり(CD3枚組)、やりたい放題だったのですが今回は喧嘩別れした古巣ワーナー・ブラザーズからの発売。
しかし、さすがは殿下ッ!
久々のメジャー発売にもかかわらず、派手さを極力抑えて内容勝負で地味に勝負に出ました。
独特のイケイケ感は全く感じられませんが、これからの季節には必ずや役立つ(?)アイテムだと思います。

それと、アナログ盤ファンには見落とせない遊び心を感じるジャケ。
ジャケの三つ目眼鏡をかけた殿下の後ろに浮かんでいるのはアナログ盤ではありませんか。
それに曲目表示なんですが、全13曲のうち6曲目と7曲目の間が1行空けてあります。
これはアナログ盤でいえば6曲目までがA面、7曲目からがB面、という殿下の御指示なのではないでしょうか。
6曲目で一旦CDを止めて、改めて7曲目からスタートさせると何となく、「そんな」気がします←どんな気や
こりゃ、やはりアナログ盤を買えという御神託?
最後の曲が終わって、静かに余韻に浸って・・・もう一度聴いてみたい、
そんな気にさせる静かな傑作ではないでしょうか。

実は今回のキーワードは「三つ目」、
今回同時リリースされた、殿下がバックアップする3RDEYEGIRL「PLECTRUM ELECTRUM」。
殿下のアルバム・ジャケの眼鏡だけではなく、「PLECTRUM ELECTRUM」のCD盤デザインにも「三つ目」が。
まさか、殿下ッ!
手塚治虫さんの「三つ目がとおる」ファンなのかッ(笑)

この3RDEYEGIRL「PLECTRUM ELECTRUM」は殿下のアルバムとは違って殿下のロック魂が炸裂しておりますよ。
殿下のギターを堪能したいならコチラのアルバムをオススメします。
しかも収録曲の「FUNKNROLL」は殿下のアルバムにも収録。
歌詞は同じながら編曲が異なっており、殿下Ver.はFUNK度が高く、三つ目娘Ver.はバンド風味でロック度が高くなっております。
聴き比べるのも一興かと♪
また三つ目娘アルバムには豪華カラーなんやけどセンスがイマイチのブックレットが付属しているのですが、殿下のアルバムにはナッシング。
殿下、三つ目娘アルバムの売り出しに御熱心。
しかし殿下が目を掛けた女性アーティストで「売れた」のはSheila E.だけとちゃいますか。
三つ目娘(熟女か)の将来は如何に?!

*注目のチャート・アクションですが、これが驚きなんですわ。
思いも寄らなかった結果に大喜び〜〜〜〜♪
・Japan (オリコン 洋楽アルバムチャート)1位
・US Billboard 200 5位
・US Top R&B/Hip Hop Albums (Billboard)1位

若干地味な内容のアルバムが大ヒットとは?!
私の耳は・・・
ロバの耳〜〜〜〜〜笑

殿下最高!!!

ART OFFICIAL
AGE


3RDEYEGIRL
PLECTRUM
ELECTRUM

2014・10・14

今回も新譜の紹介です、CHICAGO「XXXVI NOW」
まず初めにカミング・アウトしておきますが、私はColumbia/CBS期の大ファンで移籍以降のアルバムはほとんど所有しておりません。
バラード・ヒット曲を連発する彼らを横目で睨み(?)ながら「ケッ!軟弱になったもんやで」。
「XIV・14」(80)以来、久しぶりに新譜を買ったのは「Night & Day Big Band」(95)、
ジャズの名曲を演奏していると知って15年ぶりに買ってみると、これが大当たり〜〜〜〜
素晴らしいアレンジと溌剌とした演奏に心踊りました♪
ベスト・アルバムをはさんで発表された「XXV -The Christmas Album」(98)、
これはクリスマス曲をカバーしたアルバムでしたが、これもまた素晴らしいアレンジ♪
ところがコレに味を占めたのかその後も数枚のクリスマス・アルバムを発表しましたが、「ちょっと安易なマンネリちゃうか」とスル〜〜。
企画盤が続く中、遂に2006年に新譜「Chicago XXX」登場!
残念ながら「らしさ」を感じる部分が少なく、曲のクオリティもイマイチ感あり。
ブックレットを見ても外部ミュージシャンに乗っ取られ状態。
今では立派な「たんすの肥し」。

で2年後、93年に録音しながら会社と衝突してお蔵入りになったメンバー主導作品との触れ込みのアルバム「XXXII - Stone Of Sisyphus」登場!
たしかにバンド感、曲のクオリティは「Chicago XXX」よりも数段上。
プロデューサーがPeter Wolfだというのも意表を突くものの正解だったのではないでしょうか。
しかし残念ながら録音から15年経った「音」には新鮮さを感じる事が出来ませんでした。
録音された93年に発表されていたなら感想も違っていたかも。

そんな経緯もあって今年、新録の新譜発売のニュースが出ても「ふ〜〜〜ん、新譜かぁぁぁ」と放置状態。
それでも発売から数ヶ月後に義務感から入手して、全く期待せずにスタート・ボタンを押しました。
オープニング曲「NOW」、驚きましたッ!
「音」が輝いています、とても新鮮な感覚に「おおおお〜〜〜♪」
この感覚がアルバム全体に感じられる事が素晴らしいじゃありませんか。
Columbia/CBS期以降のバンドを支えたBill Champlinが脱退して、新しいメンバーのWalfredo Reyes Jr.とLou Pardiniが加入して初めてのアルバムでもあります。

この感覚はTerry Kath事故死の後に発表されたアルバム「Hot Streets」(79)と似通っています。
バンドの支柱であるTerryを亡くし、デビュー以来のプロデューサーとも別れ、そんな中で作成されたアルバム「Hot Streets」は生まれ変わろうとした意思を強く感じさせる作品でした。

CHICAGO=Robert Lammだと思っているオールド・ファンは多いのではないでしょうか、勿論わたしもその一人。
そういえば「XXX」では関連2曲、「Stone of Sisyphus」では関連5曲。
順次Lamm率が上がって、新譜では全11曲中Robert Lamm関連7曲!!!
Robert Lamm健在ッ!
うれしいですねぇぇぇ♪
おそらくRobertも前2作の出来には満足していなかった事でしょう。
今回は自分がCHICAGOを前進させるんだ、今のCHICAGOを聴いてもらうんだ、という強い意志をもって作成したのではないでしょうか。
そう思うとタイトルの「NOW」も意味深長に思えてきます。

タイトル曲にしてオープニング曲の「NOW」はオープニングに相応しい晴れやかな曲で、力強いホーンがCHICAGOらしさをさり気なく(?)演出。
「NOW!」という掛け声が良いアクセントになっています♪
ところがクレジットを見るとホーン5名参加中でCHICAGOホーン3人衆ではLee Loughnaneさんだけの参加・・・
2曲目は、待ってましたッ!Robert関連曲ですぅぅぅぅぅ♪
曲調はモロ、彼のソロ作テイスト。
ここでは3人衆の内Walter Parazaiderさんが欠席。
実は彼は今回のアルバムでは3曲のみの参加なんです、健康上の理由なんでしょうか。

と、ブックレットを読んでみると・・・
CHICAGO,with Lee Loughnane spearheading , has customized a new recording system(dubbed "the Rig")that is flexible powerful portable and always travels with the band.
"now" was performed across a number of locations (mostly hotel rooms) , including Nashville,Cleveland,Toledo,New Jersey,Spokane,and many other points across the globe.

これを読むと、今作は移動式(?)レコーディング・システム「the Rig」を使用してツアー中のホテルで大部分がレコーディングされたようです。
しかしLee Loughnaneさんはエンジニアの素養もあったのでしょうか?!
体調の都合で、ツアーにあまり参加できなかったWalter Parazaiderの参加曲が少ないのは、このレコーディング方法が原因かと。
オリジナル・メンバーはホーン3人衆+Robert Lammさんの4名のみ。
健康には本当に注意して、末永くCHICAGOの金看板を背負って欲しいものですね。

「XXX」のチャート・アクションはAmerican Billboard 200で41位、
「Stone Of Sisyphus」は122位、
「NOW」は82位、
これはね〜〜「Twenty 1」(91年)以降、15年ぶりの新譜に期待した方々が「XXX」を買って41位、
で、ガッカリしたので「Stone Of Sisyphus」は122位、
「NOW」は反転上昇V字回復で82位、
おそらく「NOW」の素晴らしい出来を受けて次作は「XXX」の41位を抜き去ると思いますよ〜〜〜

本編最後の曲は「Naked in the Garden of Allah」、タイトルから想像出来るように中東風味のあるCHICAGOとしては新しい試み。
ワールド音楽ファンの私を大いに楽しませてくれます。
もちろんRobert Lamm関連曲です。
異国情緒がある曲といえばアルバム「X」収録の「Another Rainy Day in New York City」、スティール・ドラムが大胆に取り入れられた名曲。
もちろんRobert Lamm関連曲です。
これからもRobert Lammが健在な限り、CHICAGOは大丈夫♪
そんな思いを強く抱いたアルバム「NOW」。

CHICAGO最高!!!

2014・9・28

ROBERT PLANT「lullaby and... The Ceasless Roar」、4年ぶりの新譜です。
ナンて言えばよいのか・・・
まさに、PLANT爺がたどり着いた音楽の桃源郷。
Led Zeppelin解散後、その遺産を超えるべく四苦八苦していた彼が新たに見出したのが「砂漠のブルース」といわれている北アフリカの音楽。
指南役となったのが「砂漠のブルース」の代表ブループTinariwenをプロデュースしたこともあるJustin Adams、
彼も参加したPLANTの05年作品「Mighty Rearranger」では、Zeppelinの遺産と決別して新たなる道を歩む決意が感じられました。
その後はアフリカ志向から大西洋を越えてアメリカへ、07年にはブルーグラス・カントリーシンガーの花形Alison Kraussとのコラボ作を発表して成功。
2010年には凄腕ギタリストのBuddy Millerらと新たにBand of Joyを結成してアメリカン・ミュージックを演奏。

Justin Adamsとの共演、すなわちアフリカ音楽とはココ10年近く離れていたのですが今回は原点回帰(?)
しかも05年作の「Mighty Rearranger」で共演したミュージシャン5名中、ドラム以外のメンバーを招集。
今回のドラマー Dave Smithは動画で観ても、ポリリズムをバシバシと叩き出すツワモノ。
そこへJustin Adamsの懐刀、西アフリカ出身で1擦弦楽器を操るJuldeh Camara参加。

そんな素晴らしいメンバーを得て作成されたのが、今回の新譜。
「Mighty Rearranger」では「ワールド音楽」風味のあるロックでしたが、今回は「ロック」風味のあるワールド音楽かな。
特に冒頭からのワールド音楽系の4連発がアルバムの「色」を決めています。
それ以降はワールド音楽色は後退して、癒し系の曲が続きますがコクのある出来に「タマランわぁぁぁぁ」
ラストは再度、ワールド音楽的色彩をまき散らしながら終宴。
ヘロヘロ〜〜ンと布団に包まって聴いていると・・・天国への階段を登れます(笑)
深まる秋の夜の日本酒の肴には持って来いですね。

芸術の秋にピッタリのネタを一つ、
ブックレットにこんな一文が・・・
"Rainbow" incorporates "Love Is Enough" a poem by Willam Morris
Willam Morrisを調べてみると「19世紀イギリスの詩人、デザイナー、マルクス主義者」@wikipedia、
彼の詩「Love is enough」の一節が「Rainbow」に引用されています。
引用されているのは赤字部分です。

Love Is Enough

Love is enough: though the World be a-waning,
And the woods have no voice but the voice of complaining,
Though the sky be too dark for dim eyes to discover
The gold-cups and daisies fair blooming thereunder,
Though the hills be held shadows, and the sea a dark wonder,
And this day draw a veil over all deeds pass'd over,
Yet their hands shall not tremble, their feet shall not falter;
The void shall not weary, the fear shall not alter
These lips and these eyes of the loved and the lover.

愛は足りている

愛は足りている:世界は荒廃し
森が発する声は不満の声
咲き乱れるゴールド・カップもヒナギクも
暗い空の下で目にも入らず
丘は動かぬ影、海は黒い謎
現在が過去の行いをベイルでおおう。
だが、間隙にも倦まず、恐怖にも変わらぬ
愛し、愛される二人の目と唇。

自国の古典、アフリカ音楽、ケルト音楽、ROCK、それらROBERT爺が歩んできた道程が渾然一体となって醸し出す風味は他に例えようもない境地。
サマーソニック8月16日の幕張公演、「Rainbow」演奏時に本当にスタンド三塁側に虹が出たのは偶然ではありません。
彼の素晴らしい音楽に感動された「音楽の神様」の微笑みだったのではないでしょうか。

そのサマソニの東西2日間の演奏を収めたBootも御紹介しましょう。
ROBERT PLANT - SUMMER SONIC 2014

来日メンバーは勿論、アルバム・レコーディング・メンバーと同じ。

Robert Plant - Vocals
Justin Adams - Guitar, Bendir, Vocals
Billy Fuller - Bass, Vocals
Dave Smith - Drums, Percussion
John Baggott - Keyboards
Liam "Skin" Tyson - Guitar, Vocals
Juldeh Camara - Ritti, Kologo, Talking Drum, Vocals

関東&関西公演を各1CDに収録した2枚組。
どちらもBootとしては素晴らしい音質なんですが、関東は落ち着いた感覚、関西は音の粒が立っている感覚。
内容は70分程度で、おそらく通常セットの半分程度でしょうか。
しかし、この分内容が濃縮されてスピード感あり。
セトリはZEPP曲5曲、新曲3曲、カバー曲1曲、旧譜1曲という構成。
うれしかったのは旧譜曲、
PLANT爺が彼のワールド音楽テイストのキーマンJustin Adamsと組んだ初めてのアルバム「Mighty Rearranger」(05)からの1曲だった事♪

カバー曲はBukka Whiteの「Fixin' To Die Blues」
もう無茶苦茶かっこエエ演奏。
この「味」は若造には出せんやろ、って思いっ切りオヤジ発言(笑)

演奏の山場は泣く子も黙る「Black Dog」、「Whole Lotta Love」の2曲。
ゼップ・ファンの方々はこの大胆極まりない構成をどう思われたのでしょうか。
まずは「Black Dog」、
4:40くらいからCamaraがボーカルを取るのですが、このパートはCamaraさんとギターのJustin Adamsとのコラボ作「In Trance」(11)を彷彿とさせる、モロにワールド音楽的展開。
しかし何と大胆なアレンジ!

公演のラスト曲だった「Whole Lotta Love」も負けてはいませんッ!
Hoochie Coochie Man的なスロー・ブルース・イントロから渋く入って、いきなり「Whole Lotta Love」のイントロがッ♪
そりゃ盛り上がるわ〜〜〜〜
で中間部で、Juldeh Camaraが祝祭的な雰囲気をまき散らし、そこから間奏曲に「Who Do You Love」!
そこから再度本編へ突入〜〜〜♪
鳥肌が立つ展開に拍手喝采。

あああ、観に行かなくて良かったわ。
現場に居たら失神してるわ(笑)

これがプレス盤の良い音で聴けるなんて、良い時代になったものです。

PLANT爺、ホンマに最高!!!

lullaby and...
The Ceasless
Roar


SUMMER SONIC
2014

2014・9・14

今回はフュージョン音楽、2枚の日本企画盤をご紹介しましょう。
フュージョン音楽といいますと、あまり好印象を持たれない方も多いのではないでしょうか。
そんな雑多なアルバムとは一線を画する硬派なフュージョン音楽です。

MILES激動の70年代をアルバム「On The Coner」から支えたドラマー、AL FOSTERさんの初ソロ作「MIXED ROOTS」(78)
MILESのカムバック・セッション音源「Comeback Sessions vol.1」の記事でも書きましたが、そのセッションで知り合った(であろう)3者、菊地雅章、T.M.Stevens、Teo Macero参加。
サックスには大御所Michael Breckerさん参加に加えて、MILESが休養期間に入る直前の1975年にMILESグループに参加していたSAX奏者Sam Morrisonさんまで参加。
ジャケからして、なにやら「雰囲気」があります。
期待に胸躍らせて厳かに針を下ろします・・・
頭3曲目までは、「こんなモンかなぁぁ」というチョット肩透かしな演奏、
ところが4曲目のチョット妖しげなイントロが流れると空気が変わります。
Breckerさんが存在感を見せつける熱演。
今までの3曲はウォミングアップやったんか、と思うような展開に笑みがこぼれます♪

期待しながら盤をひっくり返してB面に針を下ろします・・・
4曲目の余韻そのままに刺激的な曲が続きます。
B面3曲中、Alさん、菊池さん、Teoさんが各1曲を作曲というのも面白い。
ALさんの1曲目、
クネクネと、うねるようなリズムの上を管楽器が絡み合いながら音色を吹き付けていきます。

特に菊池さん作の2曲目、
これって菊池雅章さんの累世の傑作「SUSUTO」(81)のプロトタイプでは?!
曲はPaul Mezkeさんが刻むミニマルなリズムを中心にして展開します。
頭脳派の菊池さんの事、ここで何かしらの「閃き」があって、これをよりクールに、緻密に推し進めたのが「SUSUTO」ではなかったかと。
演奏時間がアルバム中一番短い4:28というのが残念〜〜〜

ラスト曲はTeoさん、
火照る気持ちを鎮めるような静謐な曲のなかをMichael Breckerさんが舞います。
アルバム全体を通してMichael Breckerさんの熱演が光っていて「これってMichaelのリーダー作だよね?」と言われかねない活躍。
そして、もう一人。
印象的な音色で存在感を感じさせるギターのPaul Mezkeさんなんですが恥ずかしながら全く存じ上げません。
調べてみると御自身のサイトあり。
ソロ作も2作品。
Gil Evans作品にも参加されてます、これは要チェックですね。

0年代中期のフュージョン・シーンを牽引した日本のレーベル「East Wind」、
メジャー・アーティストばかりではなく脇役ミュージシャン(失礼!)にも録音機会を与えていました。
そんな脇役の一人Huburt Eaves、彼の最初にして現時点で最後のソロ作「Esoteric Funk」(76)

全く存じ上げない方だったのですが、お目当ては・・・
パーカッションのMtumeさん、ギターのReggie Lucasさん、泣く子も黙る電化MILES期のメンバー。
特にLucasさんが参加したフュージョン作品は1枚のソロ作を除くと、「これ」だけでは???
MILES時代ではサイド・ギターとして「刻み」に特化していた Lucasさん。
ここでは「刻みだけやあらへんで」的なギター・ワークで、アルバムを盛り上げます。
彼ら以外の参加ミュージシャンはAL FOSTER「MIXED ROOTS」参加のメジャー・アーティストには見劣りしますが、アルバム全体の凛とした演奏は「MIXED ROOTS」に比べても遜色ありません。
ラスト曲はキーボードとボーカルの二人でシットリと締めくくります。
「ええアルバムを聴いたなぁぁ」という気持ちが湧き上がります。
「MIXED ROOTS」を気に入った方なら、きっと興味深く聴いていただけると思いますよ〜〜〜

Eavesさんが70年代に参加したアルバムを列記したサイトがありまして参考にさせていただきました。
1973 Gary Bartz NTU Troop「I've Known Rivers And Other Bodies」
1973 Gary Bartz NTU Troop「Follow, The Medicine Man」
1974 Carlos Garnett「Journey To Enlightenment」
1974 Ntu With Gary Bartz「Singerella A Ghetto Fairy Tale」
1974 Norman Connors「Slew Foot」
1975 Carlos Garnett「Let This Melody Ring On」
1975 Gary Bartz「The Shadow Do」
1976 Norman Connors「You Are My Starship」
1979 Hubert Eaves「Esoteric Funk」
所有するアルバムをチェックするとGary Bartz「Bartz」(80)にも参加。

Paul Mezkeさん、Huburt Eavesさん、という興味深いミュージシャンを知った2枚のアルバム。
AL FOSTER「MIXED ROOTS」(78)
Huburt Eaves「Esoteric Funk」(76)
この2枚が日本主導で制作されたことに驚きと喜びを感じます♪

日本企画盤最高!!!

MIXED ROOTS


Esoteric Funk

2014・8・24

今回紹介するアルバムの衝撃度はひょっとしたら今年一番になる予感ありあり♪

三橋美智也* & 見砂直照と東京キューバン・ボーイズ
三味線リサイタル 〜三味線とラテン・リズムによる日本の幻想!〜

King Records SKJ 1029

A1 津軽じょんがら節
A2 佐渡おけさ
A3 おてもやん
A4 ひえつき節
A5 阿波踊り
B1 相馬盆唄
B2 ソーラン節
B3 新タント節
B4 沖縄民謡メドレー
安里屋ユンタ〜谷茶前節〜江間とう

アナログ盤はジャケが再発を含めて3種類あるのですが、私が今回入手したのは「津軽三味線のすべて」という2枚組(キングレコード SKM1177/8)
木田林松栄との共演アルバム「津軽三味線の競演」(71)とのカップリング盤
「三味線リサイタル 〜三味線とラテン・リズムによる日本の幻想!」は05年にCD化もされています。

日本民謡って過去にも多くのジャズやラテンのアレンジ作品がありますよね。
ところが、この作品は数多の作品を一蹴するような素晴らしい作品なんです。
まずはキューバンボーズのキレのある演奏。
コレ無くしては、本作の成功は無かったと言っても過言ではありません。
そこへ切り込む三橋さんの三味線!
ビッグバンドのラテン・リズムに負けないどころか、高速にして鋭く、日本情緒のある歌心を感じさせる技ッ!
演奏を聴くまでは「ラテン」と「三味線」という或る意味「ゲテもん」風味を予想して、そこが面白いのでは?と思っていたのですが演奏を聴いてブッ飛びました。

オープニング曲「津軽じょんがら節」
壮大なイントロから一転、パーカッションとフルートが場を清め、満を持して三味線登場ッ!
「ゲテもん」風味予想を裏切る演奏に「おおッ」、
途中、パーカッションのみのバック演奏で繰り広げられる三味線ソロ!
続く「佐渡おけさ」
ウキウキ感炸裂のイントロから腰が浮きそうになります。
そこへリズミックでありながら歌心を炸裂させた三味線が入ると・・・
「このアルバム、傑作やんかッ!」、
なんと!「わが国初の三味線のダブルレコーディング」だ、そうですよ。
3曲目「おてもやん」、もう三味線が踊るは、歌うは、跳ねるは、これ最高ですぅぅぅぅぅ。
昭和38年の録音なんですよ〜〜〜〜信じられません。
今でこそ三味線の可能性に挑んでいる方々があるのですが、今から50年も前にこれほど素晴らしい演奏が成されていたとは!
ここまでは灼熱のダンス大会だったのですが「ひえつき節」ではチークタイム(笑)
ゆったりとしたリズムが心地酔い・・・
と、始まる「阿波踊り」
怒涛のリズミックな演奏かと思ったのですが、チャンカ♪、チャンカ♪と三味線がうねる、どちらかと言えばメロディックな演奏が面白い。

B面1曲目「相馬盆唄」ではお囃子も入って、まさにgroove
「ソーラン節」では、ゆったりとしたオープニングから一転、キューバン・ボーイズの面々が奏でる勇壮なリズムの上を三味線が舞います。
「新タント節」ではバックの演奏は一歩下がって三味線が歌います。
三橋さん、舞って、歌って、大活躍〜〜〜〜♪
そして最後が沖縄民謡メドレーっていうのも凄くないですかぁぁぁ、
当時は未だアメリカ領ですよね。
そんな情況下で日本の民謡として演奏してくれた事にある種の感動を感じます。
津軽三味線で三線の本場、沖縄民謡を演奏するという大胆な試みに拍手喝采〜〜〜〜♪

エキゾチックなワールド音楽としても第一級の内容&面白さ。
外国の方々が聴かれたら、どのような感想を言われるのか?とても興味があります。
マーティン・デニー巨匠がEXOTICAシリーズを発表した60年前後、
洋の東西で素晴らしい作品が生まれた事に感動。

三橋美智也さん、見砂直照と東京キューバン・ボーイズ、
皆さん、ホンマに最高!!!

津軽三味線の
すべて


オリジナル盤


2014・8・10

拝啓
Lisa Fischerさま

「20 Feet from Stardom」のアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞 受賞、本当にオメデトウございます。
1991年にリリースしたアルバム「So Intense」がR&B部門チャートで1位に輝き、翌年の「How Can I Ease the Pain?」では、グラミー賞を受賞。
そんな輝かしいキャリアを持ちながら、バックコーラスの道を選択されたことに疑問をもっていましたが、このドキュメンタリーを観て納得がいきました。

「歌うとは分かち合うこと、競うものじゃない」
「自分の事を売り込むなんて、さもしい気がして私にはできない。」

生き馬の目を抜くような熾烈な世界で競い合って行くことに背を向けた生き方だったのですね。
「How Can I Ease the Pain?」を歌う当時の貴女の映像も収録されているのですが、あまりの神々しさに瞠目。
その映像に続いて約20年後、現在の映像に切り替わるのですが・・・
失礼ながら、あまりの体型変化に初めて貴女を知る観客の方々は驚かれるのではないでしょうか。
そんな「素」な姿を見せる飾り気のない貴女が大好きです♪

STINGとの共演映像、コンサートのリハ風景。
STINGの要請に答えて「ボイス」で彼に挑んでいるようです、本当にここでのパフォーマンスは素晴らしいッ!
大きな声では言えませんが、最近のSTONESでのパフォーマンスよりもお気に入りです。
何度も&何度も観直してしまいました。

貴女の恩師、Luther Vandrossの話題も出てきます。
彼とのリハ映像に映る若き日の貴女の映像に「可愛いなぁぁぁぁ」と鼻の下をのばしていると・・・
続いて流れる映像はDavid Bowieのバックコーラスを務めるLuther Vandross!
曲は「Young Americans」
知りませんでした、Lutherにもバックコーラス時代があったなんて。
バックコーラスだったLutherがスターになって、そのバックコーラスを貴女が務める・・・
なんだか胸を熱くする話です。

「結婚や出産を全部、体験すべきだったかな」と語る貴女・・・
ちょっと待ってください〜〜Darryl Jonesと結婚してませんでした???
独身なんですかぁぁぁ、
いや、だからどうしたと言われても困るんですが(爆)

95年STONESのアムステルダム、パラディソ公演映像も登場。
素晴らしい「Gimme Shelter」です。
初代「Gimme Shelter」女王のMerry Claytonの魂を受け継ぐ熱唱。
曰く「(バックコーラスは)私にとってはまさに天職ね」

これからも天職を生かして、さらなる御活躍を祈念しております。
Lisa Fischer最高!!!



妄想は、これくらいにしておいて(笑)
リサちゃんファンにとって「お宝」映像ザックザク〜〜〜♪
現役バックシンガーの大スター(?)リサちゃんを中心に据えることによって
映像の「流れ」がダイナミックになっているように思うのは「贔屓の引き倒し」だけではないと思います。
アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞 受賞も当然かと(笑)
写真は受賞が決まって大喜びのリサちゃんですぅぅぅぅ、本当にオメデトウございました♪
                    

「バックコーラスの歌姫たち / 20 Feet from Stardom」は
私にとって興味あるネタがテンコ盛りの素晴らしいドキュメンタリーでした。
本編映像の最後を飾るのは・・・
リサちゃんも参加してDarlene Loveがリードを取る「Lean on Me」
おもわず熱い感情が湧きあがってきます。

エンドロールを飾るのはBruce Bruce Springsteen公演で歌うDarlene Love
曲は「A Fine Fine Boy」
パッと迎えた大団円〜〜〜♪

バックコーラスの歌姫たち最高!!!

2014・7・31

次は・・・
そのMick Jaggerと70年代初頭に「友達」だったClaudia Lennear
まず登場する彼女の映像は Ike and Tina Turnerのバックコーラス、The Ikettes!!!
素晴らしいパフォーマンスとコスで殿方の視線を釘づけッス(笑)
彼女たちのパフォーマンス映像を観たら、正に「百聞は一見に如かず」状態(笑)
SOUL史上初のグラビア系ではありませんか。

インタビュアーからLennearちゃんに、昔撮ったプレイボーイ誌グラビアの話題がふられます。
はにかむLennearちゃん♪
その写真がチラリと映ります。
「そんなんじゃ、ゲット・ノー・サティスファクション!」という貴方にコッソリと・・・
野獣系女史の面目躍如たるグラビアではないでしょうか。
さぞや当時は(以下省略)、

Lennearちゃん、Mickが語る想い出話も登場。
親しげなミックとの写真・・・チクショォォォ〜〜〜笑
この時にバックに流れる映像はJoe Cocker 「Mad Dogs&Englishmen」からLennearちゃんが歌う「let it be」の映像です。
へそ出しビキニ・ブラウス(?)で歌うんですよぉぉぉぉぉぉ、
オヤジ撃沈映像っすわ。
「Mad Dogs&Englishmen」のハイライトシーンではないでしょうか。

その後、レニアーちゃんの必殺ソロ作の話題も出ます、「売れなかった」と・・・
しかし、ソロ作「PHEW !」はA面担当がRy Cooder+ディキシー・フライヤーズ、
B面はAllen Toussaintプロデュースで、彼の曲をメドレーで演奏。
リズム隊はChuck Rainey+Jim Keltner、
ハッキリ言って傑作〜〜〜〜コチラでも紹介しています。
CD化されましたので是非ともお聴きください、最高でっせ。
歌唱力もマァマァやし、華もあるし、なんで売れなかったんやろ?!

驚くのは、その後に出てくるレニアーちゃんのレコード映像なんですが、そのレーベル写真!
WARNER BROS. RECORDSから発売されている彼女のソロ作「PHEW !」のレーベルとは異なってるやんかッ!!!
映像をストップさせて確認するとレコード番号は「UFP−125」、これも「PHEW !」のレコ番とは異なっています。
                 
「claudia lennear UPF−125」で検索してもヒットナッシング〜〜〜???
さらに調べてみると「UPF」はUpFront Recordsのレコード番号の可能性が、
そしてUpFront Records「UPF−125」を探すと・・・
Jimmy Reed「The Best Of Jimmy Reed」?!
                    
レコード番号「UFP−125」を持ち、レニアーちゃんの写真がレーベルに使われているレコードって一体ナニ???
どなたか御存知ありませんかぁぁぁぁ?!

このドキュメンタリーの中で現在のレニアーちゃんが歌う映像はありません。
寂しくも厳しい現実です。
ここ15年ほどはスペイン語の教師だそうです。
しかしチラッとレコーディング映像が流れます。
この音源がいつか聴ける日が来ますように♪

映像の比較で面白いのは・・・
RaeletsのMerry Clayton、
IkettesのClaudia Lennear、
Raeletsは正に「バックコーラス」で御座います的な行儀のよさ、
一方のIkettesといえば、扇情的なコス&ダンスで弾けています。
なんだか、この二人の性格が現れているような映像だと思いませんか、
だって、Ikettesで腰を振っているMerry Claytonなんて想像も出来ないじゃないですかぁぁ(笑)

Raelets&Ikettes最高!!!

2014・7・27

年末年始に公開され話題になっていた映画「バックコーラスの歌姫たち / 20 Feet from Stardom」
残念ながら劇場へは足を運ぶ事は出来ませんでしたが、このたびのDVD発売でようやく観ると事が出来ました。
内容は、音楽界のスターを影で支えてきたバックシンガー達のドキュメンタリー映画です。
思っていた以上に内容が濃く、あれこれ調べたり、コメントを確認するために何度も見直したりと、
充実した時間を過ごすことが出来ました。
メインの話には数人のバックシンガーが登場するのですが、
ダラダラと書いても仕方がないので特に思い入れのある3人について書いてみます。

まずは・・・
STONESのアルバム「Let It Bleed」収録の傑作「Gimme Shelter」でMick Jaggerと歌ったMerry Clayton、
映像前半で、彼女のRaelets時代映像が登場♪
歌うはRay Charles 、曲は「What'd I Say」、サブ・ピアノは勿論Billy Preston!!!
思わぬBillyの登場に大ファンの私、大喜び〜〜〜〜〜

さて、Gimme Shelterです。
Mickのコメントを聞くと、この女性ボーカル起用は深夜のレコーディング中に急遽決まったようです。
妊娠中(!)のMerryが深夜のレコーディングに呼びつけられたなんて全く知りませんでしたわ。
しかもカーラーを着けたまま←Merry談
おそらくMerryにとっては数多ある仕事の一つ、「ちょっと仕事に行ってくる」程度のノリだったんでしょうね。
それが、キャリア最高の仕事の一つになるとは、その時彼女は思ってもみなかったでしょうね。
ここで興味ある音源が流れます。
お手持ちの「Let It Bleed」でお確かめください。
Gimme Shelter中盤でメリー嬢がソロを取ります。
劇中に流れるのは、その演奏から彼女のソロ・パートのみを取り出した音源なんです。

原曲では彼女がソロを取る、その直前に一瞬後ろでメンバーの囃子声が聞こえます。
ベスト盤「40LICKS」収録の「Gimme Shelter」では2:41、
そして3:03で本当にかすかに囃子声、
MickもMerryも、ボーカル・レベルが曖昧模糊としているのでイマイチはっきりと聴こえないのですが、
この「20 Feet from Stardom」Ver.は凄いですぅぅぅ。
彼女のボーカルも、かすかに聞こえていたバックの囃子声もハッキリと聴こえます。
メンバーもノリノリだった事が分かる素晴らしい歌唱ですよね、みなさんも驚いてください♪

レコードで確認し、CDで確認し、DVDで確認・・・
こんなに一生懸命(?)Gimme Shelterを聴いたには初めてでした(爆)
Gimme Shelter最高!!!

ところで、このシーンの前後から登場するGloria Jonesには驚きました。
あのT・REXのMarc Bolanをブラック・ミュージック回帰させ、一児をもうけ、
彼が命を落とした自動車事故の際には運転手(Marcは助手席)だった女性ですわ。
Marc Bolanファンの私にはビミョ〜〜な存在、
そんな彼女が訳知り顔であれこれ語る映像は、あまり面白いものではありません。
利権関係か彼女とMarc Bolanとの共演映像も流れないしね。

閑話休題、
Lynyrd Skynyrd「Sweet Home Alabama」のバックコーラスに誘われた時の事を語るは映像は、
このドキュメンタリー映画の中では若干異質な感じです。
人種差別が根強かった南部賛歌に参加する事への躊躇を語ります。
「屈辱的な歌だわ」
Neil Youngがアメリカ南部の人種差別を批判した「Southern Man」をカヴァーした彼女にとっては
当然過ぎる悩みだったのかもしれません。
バックに映る映像は1968年メキシコシティオリンピックにおいて黒人選手が表彰台で握り拳を突き上げた、
あまりにも有名なシーンとブラックパンサーの映像が使われています。

その後、彼女はLou Adlerプロデュースのよって3枚のソロ作を発表するのですが不発・・・
映像では2枚目の「Merry Clayton」収録の「Southern Man」のスタジオライブ映像が映ります。
素晴らしい歌唱力に引き込まれるのですが、欠けているモノも分かってしまいます。
「華」です。
映像を観る限り「歌の上手いお姉さん」レベルなんですね。
群雄割拠する70年代のSOUL市場では「スター」の座は遠かったとしか言いようがありません。
「心をこめて歌えば、必ずスターになれると思っていたわ」
そんな彼女の言葉が胸を打ちます・・・
ただ残されたアルバムの質の高さは折り紙付きです、オススメしますよ。

バックコーラスの歌姫たち最高!!!

2014・6・7

今夜の室温25℃、微弱な風があって若干涼しい。

先日ミラノから届いた
THIRD COAST KINGSの新譜アナログ盤「WEST GRAND BOULEVARD」

LP + LTD edition transparent 45回転盤付ッス。
包装が簡易で「レコードは大丈夫?!」
恐る恐る開封、
「アッチャァァァ」
アナログ盤ジャケの角が折れてるやん・・・
              と、よく見ると「折れ」は印刷!
「えッ〜〜〜〜〜〜〜」
それだけではありません、リングウェアまで
              再現(?)されているではありませんか。

両サイドに「ホンマもん」の角打ちがありのは御愛嬌。
アナログ盤ジャケならではの遊び心にニンマリ〜〜〜♪

タイトル「WEST GRAND BOULEVARD」は亜米利加はデトロイトの目抜き通りで、かつてMOTOWNの本拠地があった通りだそうです。
彼らもデトロイト出身だそうですよ。
ジャケ写には、その「WEST GRAND BOULEVARD」が使われています。
MOTOWNかぁぁぁぁ、永遠のモータウン最高!!!

シングル盤はアルバム収録曲から、A面は女性ボーカル曲、B面はインスト曲を収録。
                
                   しかもシースルーWAX!
                        テンションMAX!

これで「つかみ」はオッケ〜〜〜〜♪

ワクワクしながら針を降ろすと・・・残念ながら「針音」バチバチは再現されておりません(笑)
ミディアム・テンポのFUNKが気持ち酔いですぅぅ。
日本酒も「グビグビ」というよりも「チビチビ」呑むのに適したテンポ♪
梅雨の夜更けの空に心地酔いFUNKが流れていきます。

シングル盤をかけてみると、やはり音圧が違います。
ベースが唸ってますよ〜〜〜〜

新進気鋭のグループなんで勢いでぶっ飛ばしているのかと思いましたが、思った以上にCOOOOOLな佇まい。
こりゃ、LIVEで魅力全開だな〜〜とおもっていたら、来日するじゃないですか!
大阪公演は9月27日(土)!一泊旅行決定!!

時を同じく、DEEP FUNKの生みの親(?)Sharon Jones & the Dap-Kingsも新譜を発表!
「Give The People What They Want」
ネットでアナログのMONO盤を見つけて理性の羅針盤がクルクルと回転〜〜〜〜ポチッ!
で、
ミラノとは違ってアメリカからしっかりとした包装で届きました。
包装を開封すると・・・
オマケがぁぁぁぁぁぁ

まずはDAPTONEレーベル・スッテカーは直径8p程度の結構大型(私A型)
1枚はPCにペタッ♪
                   
ジャケを模した姐御紙シールは魔除け?

次は、なんかよう分からんけど・・・アルバム・ジャケを意匠化した紙製カード?
左は音源DL・CODEが書かれたカード、無事DL出来るかなぁぁぁ?!
                   
   
肝心の内容ですが・・・
私の所有する1st、2ndとは見違えるように洗練されています。
勿論、どちらがエエのかは気分次第。
オープニングは鳥肌の立つような豪快なFUNK!!!
A面はダンス主体、B面はチーク主体っぽい構成っすね。(B面にも凄いFUNK曲あり)
さすがにTHIRD COAST KINGSとは違って、その佇まいには貫禄があります。
ナンと言ってもSharon姐御のボーカルが素晴らしいですからねぇ。

梅雨入りの雨音をバックに姐御のディ〜〜〜〜プな歌唱が深夜の夜空に流れます
(窓全開、ご近所さま、申し訳ありません)

姐御も来日して欲しいなぁぁぁ、でも平日公演なら・・・
来日しないでね(爆)

DEEP FUNK最高!!!

WEST GRAND
BOULEVARD


 



Give The People
What They Want

2014・6・7

「彼」が参加しているのは今となっては既成事実、
ところがジャケ写真にも、クレジットにも「彼」の写真も名前(unknown表記)も載っていません。
これを買った数年前には「なんで?」と思っていましたが、今回のSTONES来日公演海賊盤でのメーカー対応で「そうやったんか!」

STONES公演の最終日にゲストで登場したのは布袋寅泰さんでした。
当然、海賊盤が出回ったのですが彼の名前はクレジットにナッシング。
隠密映像では布袋さんが映っていない映像に差し換え、音源でも某メーカーは布袋さん参加曲をカットした製品を出し、そのボーナス盤として参加曲収録盤を付けるという厳戒態勢。
そこまで国内ミュージシャンの著作権が厳しい事を知りました。

ここで、コッソリとジャケ写真の別アングル版を載せておきます。
最後列に松葉杖をついた「彼」が写っています。

               

今回紹介するのは「彼」こと菊池雅章さんが参加したMILESのカムバック・セッション音源「Comeback Sessions vol.1」です。
録音された81年3月といえばMILESのカムバック作「The Man With The Horn」収録の「Fat Time」が録音された頃。
そんな最中に、全く異なったメンバーでのセッションを行っていたとは?!
「The Man With The Horn」収録の楽曲は、どちらかと言えばポップな感覚を持っていましたが、このセッションで演奏されているのは75年までのMILESが持っていた雰囲気をある程度彷彿とさせます。
「Get Up With It」に収録されていても違和感は無いような楽曲です、私はお気に入りですね。
新しい感覚の曲をレコーディングする中で、全く異なったメンバーで70年代テイストの曲も演奏して「何か」を模索していたのかもしれません。
残念ながら「何か」は得られずボツになったのではないでしょうか。
メインになっているのはギタリストのLarry Coryell。
実は私の大好きなギタリストなんですよ〜〜〜〜♪
彼が70年代にVANGUARDやFlying Dutchmanなどのレーベルの残したアルバムは素晴らしいと思います。
リズム隊はMILESの右腕だったAl Fosterに売れっ子ミュージシャンのT.M.Stevens、
問題はキーボード担当、
一人はGeorge Pavlis(知りません)、そしてもう一人が菊池雅章さん、なんですね。

このセッションが録音された78年にはLarry Coryell関連の作品はナント7作品も発表されています。
その中で78年録音盤は、分かっているのは以下の3作品。
そんな多忙な合間をぬって参加したセッションだったんですねぇぇ。
しかし何故、Larry Coryellが選ばれたのでしょうか?!

・Coryell / Catherine - Splendid
 Recorded in Hamburg in February '78 at Russl Studio.

・European Impressions
 Side one recorded live at the Montreux Jazz Festival, Montreux, Switzerland by the Mountain Studio on July 23, 1978.
 Side two recorded at Soundmixers, New York City on August 17, 1978.

・Standing Ovation - Solo
 Recorded and mixed 8.3.-11.3.78 at Tonstudio Zuckerfabrik Stuttgart

もう一方の 菊地雅章さんは4作、
・THE REST OF GIL EVANS/LIVE AT THE ROYAL FESTIVAL HALL/GIL EVANS
Recorded Feb/25/1978 at the Royal Festival Hall,London(Live

・MARACAIBO CORNPONE/GEORGE OHTSUKA
Recorded May/25,26,29/1978 at Sound Ideas Studio,NYC

・MIXED ROOTS/AL FOSTER
Recorded 1978 at CBS Recording Studios, NYC

・BUT NOT FOR ME
Recorded Sep/4,6,8,9,11/1978 at Generation Sound Studios,NYC.

ここで注目するのはGIL EVANS盤、録音は2月25日という事なので、MILESセッションの約1週間前。
MILESに彼を推薦したのはGILだったのではないでしょうか。
で、このセッションで知り合ったAL FOSTERの同年録音のソロ盤に参加した。
これが一連の流れでは?!

それではLarry Coryellと 菊地さんが参加した78年のMILES Comeback Sessionを聴いてみましょう。
音質は完璧で公式級♪
基本はリズム隊が叩き出すタイトなリズムの上でギターとキーボードが遊ぶ(?)といったものです。
Larry Coryellは全テイクで期待にこたえて(?)尖んがったギターを聴かせてくれます。
キーボードは2台、
しかし、この時期に専任のキーボードを試していた事も興味深いですね、しかも2台ですよ。
各テイクは同じ曲なので代わり映えしませんが、細部では結構異なっています。
ヘッドホンで耳を澄ましながら聴いていると面白いです♪
おそらくメロディを弾くのがPavlis、アクセントを付けるのが菊池さんではないでしょうか?
菊池さんの演奏は全体的に控え目なのが残念ッ〜〜〜
菊池さんのベスト・トラックは3.かな♪
MILESばりのアクセントを聴かせてくれます(実はMILESだったりして・笑)

実は海賊盤「Comeback Sessions vol.2」にも2テイク収録されています。
残念ながら所有していないので聴き比べ出来ませんが、いつか聴いてみたいと思っています。

MILES復帰前夜の本当に興味深いセッション音源だと思います。
MILESファンのみならず、Larry Coryellファンにもオススメです。

MILES最高!!!

2014・4・24

毎回楽しみに見ていたNHKドキュメンタリー番組「地球イチバン」
3月20日の放送で今期の放送は終了でしたが、ラストに相応しい最高の内容でした。
内容は・・・
トリニダード・トバコのスティール・ドラム
これほどの大人数でのスティール・ドラム演奏を聴くのも観るのも初めて♪
グビグビしながら観ていたのですが、迫力満点の演奏にテンション上げ、上げぇぇぇぇぇ〜〜
グループの皆さんは全員がセミプロ(?)集団なんです。
現地では音源が出てるんかなぁぁ?!
欲しいなぁぁぁ〜〜

ところでトリニダード・トバコって何処にあるのか御存知でしょうかぁぁ?!
コチラです。

ネットで調べてみると驚くべき企画がッ!
>本場トリニダード・トバゴのスティールバンドに参加し、世界最大のスティールパンコンテスト“パノラマ”出場を目指すというものです。
地球イチバンでのハイライトが、この「パノラマ」でした。
しかし、凄いツアーがあるもんですねぇぇぇぇ?!
出場出来なくても、パンラマを実際に観戦出来るだけでも凄い話だと思います。
ツアー日程を紹介いたしましょう。
2014年
1月20日(月) 成田空港発
1月21日(火) トリニダード着
1月22日(水) 選んだバンドで練習スタート
2月初旬 パノラマ予選
2月中旬 パノラマ準決勝
3月1日(土) パノラマ決勝戦(予定)
イベントは夕方6時からミディアムバンドがスタート、終了は深夜2時ごろ
3月3日(月) AM4:00 :ペンキを塗り合う?ジュベーパレード
3月4日(火) カーニバルパレード
3月5日(水) トリニダード発 
3月7日(金) 成田空港着

なんと、一か月半の長丁場!費用は451,500円〜となっております。
期間中の2月28日にはソカの王者を決めるメッチャ有名な 「インターナショナルソカモナーク」も開催されます。
この時期のトリニダード・トバコは「パノラマ」「カーニバル」「インターナショナルソカモナーク」と凄まじい盛り上がりをしてるんですねぇぇぇ♪

さらに調べると
なんとッッ!2012年の「パノラマ」DVDが発売されているではありませんか!
さらに&さらに調べると・・・日本でも売ってるやんかッ!
これを観ながら日本酒を呑めば我が家はカリビア〜〜〜ン(かも)

内容は2枚組で1枚目には50人近い大編成のLARGE BANDSが11バンド、2枚目には小規模といっても30人前後?のMEDIUM BANDが11バンド収録。
1曲は9分前後、演奏楽器はスチールドラムのみ(まれにドラム等が入るバンドあり)、
途中で聴き飽きるんじゃないかと思っていましたが、演奏の迫力、演奏者の皆さんの動きに魅せられてDVD1枚をアッという間に観てしまいます。
各バンドはユニフォームを統一していてミュージシャンというよりもアスリート、そうまるで体育会系同好会の競技会。
体全体でスチールドラムを打ち続けるパフォーマンスに、
観ている私も・・・目は釘づけ、体は揺れて、足はリズムを取り続け♪
「イエェェェ〜〜〜〜イ」
映像はコチラ、
このチームが2012年LARGE BANDS部門の優勝チームです。
で、このチームがMEDIUM BAND部門優勝です。

しかし時たま映る、このイベント会場なんですがアスリート達の熱い熱演とは裏腹に観客席には隙間風がぁぁぁ、
入りもイマイチで、しかもノリが悪いっていうか、こんなダンサンブルな演奏を座って聴くか!
観光イベントに参加している観光者のようですが・・・

そりゃ現地の血気盛んな老若男女は「観る」よりも「叩き」ますよね!
だって映像収録されているバンドだけで22組、参加者は600人強!
予選を含めたら一体何人が参加しているのか?!
「踊る阿呆に、観る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損損〜〜〜〜♪」を地で行くようなイベントです。

トリニダード・トバコとは地球の裏側の日本で日本酒を呑みながらDVD鑑賞しているくらいなら、スチールパン留学して「パノラマ」出演を目指すのが正しい人生ではないでしょうか(笑)

あああ、夢のトリニダード・トバコ♪

スティールパン最高!!!

2014・4・11

そして迎えた日本公演の最終日、4月16日の大阪フェスティバル・ホール!
曲目をご覧くださいッ!

1. Loaded
2. Nine
3. Little Wing
4. You Know You Know
5. Hammerhead
6. Angel (Footsteps)
7. Stratus
8. Yemin
9. Where Were You
10. Egyptian
11. Goodbye Pork Pie Hat
12. Brush With The Blues
13. You Never Know
14. Danny Boy
15. Why Give It Away
16. Led Boots
17. Choral
18. Big Block
20. Band Introductions
21. Rollin' And Tumblin'
22. Cause We've Ended As Lovers

尼崎公演からは「Blue Wind」「The Pump」「Corpus Christi Carol」の3曲が外れ、新たに新曲の「Choral」「Egyptian」2曲がセットイン。
尼崎では急きょアンコールで披露された「Why Give It Away」が本編にセットイン。
日本公演では最終的に8曲(Loaded, Nine, You Know You Know, Yemin, Danny Boy, Choral, Why Give It Away, Egyptian)もの新曲が披露され、来日時に発売された3曲入りの新譜からは全曲(Loaded, Danny Boy, Why Give It Away)が演奏されました。
残念ながら曜日の関係上で参加出来ませんでしたが、この音源を聴きたいなぁ、聴きたいなぁ、と思っておりましたら・・・
音楽の神様から贈り物が♪
大阪公演音源がプレス盤で発売されたのです。
関東公演はプレス盤で発売されることが多いのですが、関西公演がプレス盤で発売される事は珍しいんですよ〜〜〜〜♪

JEFF BECK - OSAKA 2014(2CD)
Live at Festival Hall, Osaka, Japan 16th April 2014 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

ステレオで聴くと録音レベルがちょっと低くて「4列目ジェフのマイクスタンド・立ち位置の前の座席」で録音したという割には迫力の無い音に拍子抜けやん。
ところが・・・
ヘッドホンで爆音で聴くとイメージ一新ッ!
目の前に大先生の御姿が現れます、素晴らしいぃぃぃぃ♪
「You Know You Know」ではロンダ姐御のベース・ソロが炸裂ッ!
曲が終わるとテーパーさん(録音者の事ね)の近くのお客さんが興奮して叫び声を上げるのですが、その気持ちは良くわかりますよ〜〜〜
でもね、これ以降でも彼(おそらく外人さん)は曲間で笑ったり、下手な口笛を吹くわけですわ。
「ちょっと、ジミー(なのか・笑)大人しくしてね」

「 Angel (Footsteps)」では尼崎と同じくジョナサンの小刻みなシンバル打ちと大先生の囁くようなギターのコンビネーションが素晴らしい♪

新曲を聴いてみるとYou Know You Know, Danny Boyはカバー曲なので残るLoaded, Nine, Yemin, Choral, Why Give It Away, Egyptianが純然たる新曲。
これらの曲が予定されている新譜に入るか否かは不明ですが、これらの曲を聴いて新譜の方向性をアレコレを予想するのも一興かと。

カバー曲では「You Know You Know」に歓喜!
もちろんMahavishnu Orchestraカバーですね。
前回のアメリカ公演には参加していたヴァイオリンのリジー・ボール嬢、ヴァイオリン奏者を入れたのはマハビシュヌ・カバー曲を演奏するためだと勝手に思っていたので彼女の来日が無くなった事にガッカリしておりました。
当然演奏されないと思っておりました、が!
うれしい誤算でした。
恐らく大慌てで(?)アレンジを練り直したのだと思いますが、ヴァイオリン奏者不在を物ともしない素晴らしいアレンジだったと思います。

BILLY COBHAMカバーの「STRATUS」は05年の来日公演以来、セット落ちしない大先生のお気に入り曲。
今回も迫力満点の熱演を聴かせてくれました。
この2曲は大先生がギター・インストに向かう切っ掛けになった曲だったと思います。
そんな曲を2曲も演奏してくれるなんて、本当に興味深い公演でしたねぇぇぇ。
2010年公演では歌物カバー曲が数曲あって、それが公演の印象をソフトなものにしていましたが、今回はコノ2曲に代表されようにハード・フージョン路線に舵を切った公演だったと思います。

新曲ではイントロで「サクラ・サクラ」が演奏されたのが印象的だったYEMINが特に素晴らしかった♪
日本メロディーから若干中近東テイストを持つメロディーへ続いていくのは「我が意を得たり」的な思いでした。
ひょっとしたら新譜にも、このアレンジで収録されるのでは?
同じ中近東テイストなEgyptianはイマイチ練り方が甘い気がしましたねぇぇ、
私がプロデューサーなら、ここに「彼」を投入して盛り上げます。
「彼」?
そうです、HASSAN HAKMOUN!!!
モロッコのトランス音楽グナワ奏者で、彼が演奏するのは「ゲンブリ」といわれる弦楽器。
演奏を聴いてください。
どうです?!
スリリングな曲になりそうじゃありませんか。
ハードな感覚のワールド音楽に生まれ変わる予感(笑)

Loaded, Nine,Why Give It AwayはハードFUNK路線で大満足〜〜〜〜♪
Choralは前作「EMOTION&COMMOTION」路線で、この曲はアルバム落ちとみた(笑)
前作「EMOTION&COMMOTION」は若干「癒し系」だったので、次作は「ファイト一発」路線をお願いします。
内容は昔のアナログ盤なら・・・A面がロンダ姐御が炸裂するハードFUNK路線、B面がワールド音楽系。
「買いだッッ!」

しかし、この数回の来日公演メンバーって本当に素晴らしいですよね!
2010年はJason Rebello - Keyboards
Rhonda Smith - Bass, Vocal
Narada Michael Walden - Drums

09年は
Tal Wilkenfeld- Bass
Vinnie Colaiuta- Drums
David Sancious - Keyboards

大先生&メンバー最高!!!

2014・4・10

今回のJEFF BECK大先生の来日公演が発表された昨年末、
愕然といたしました。
日曜日の盛岡公演を除いて、すべて平日公演だったのです!
関西の辺境在住にとって、それは1999年の復活公演以来参加してきた記録が途切れる事を意味していました。
何よりも大先生の演奏が聴けない事、そんな事は有り得ない。
ナントか盛岡弾丸ツアーを敢行出来ないものかと無理を承知で、公演発表の日は一日中画策いたしました。
悲しかったですね、マジで。
ところが奇跡が起こったのですぅぅぅぅぅ♪
ナント!
年明けに追加公演が、尼崎で、週末に!!!
ああああ、音楽の神様有難うございました。

こうして本当に幸運にも4月5日の尼崎公演に参加して参りました。

席は50番台と、後ろだったのですが会場全体を見渡せる良い感じの席。
しかし暖房が効き過ぎているのか・・・暑いなぁぁ
「そうか、今日は寒いのでノースリーブの大先生が風邪を引かないように会場の温度を上げてあるんやな」

しばらくして暗転ッッ!!!
メンバーが登場ッ!
ロンダ姐御の地鳴りのようなベースがァァァ!!!
新曲です、FUNKです、最高ですぅぅぅ♪
先生登場ッ、
あれぇぇぇ!!!
長袖やんかッ!
そうなんです、大先生は大のノースリーブ主義者(笑)
特に99年以降は、その衣装のほとんどがノースリーブだったはず。
今回の衣装はメッチャ、レアだったと後世に語り継がれる事に成るはずです(ホントか)
*9日の公演に参加された方からの情報では無事「ノースリーブ」だったそうです(笑)

ひょっとして大先生、ノースリーブが着れないほどに体調が悪いのでは?
杞憂でした。
演奏が進むにつれて大先生ご満悦の体、オチャメ・ポーズ連発ですわ。
私的に一番面白かったのはアンコール時に「もう終わろうかな〜〜〜」みたいな雰囲気でギターを弾きながら袖に引っ込みかけるんですわ。
会場からは「ええええ〜〜〜」みたいな悲痛な歓声が。
すると大先生「ウソやでぇぇぇ」みたいにニコニコと前に出てきます。
大先生最高!!!

セトリをPAさんからもらった方からの情報です。
LOADED - new song on album
NINE - new song on album
LITTLE WING
YOU KNOW YOU KNOW - new not on album
HAMMERHEAD
ANGELS FOOTSTEPS
STRATUS
YEMIN - new song on album
WHERE WERE YOU
THE PUMP
PORK PIE HAT/BRUSH WITH THE BLUES
YOU NEVER KNOW
DANNY BOY
BLUE WIND
LED BOOTS
CORPUS CHRISTI
BIG BLOCK
アンコール
DAY IN THE LIFE
ROLLIN AND TUMBLIN
CAUSE WE ENDED AS LOVERS

ところがDAY IN THE LIFEは本編最後で演奏されて、アンコールでは想定外だったのか、ロンダ姐御がボーカルを取るファンキーな新曲WHY GIVE IT AWAYが最後に演奏されました。

硬軟とりまぜた演奏内容は「最高!!!」としか言いようがありません。
冒頭2曲がファンク・ロッキンな新曲、3曲目がジミヘン・カバー、4曲目がMahavishnu Orchestraカバー、5曲目がHAMMERHEAD、
この5連発で、今回の公演の印象が決まったような気がします。
その後も前回の「大人路線?」から「ロック路線」へ舵を切ったような曲目が続きます。
帰ってきた「ギター殺人者」!

バック・メンバーではロンダ姐御はさることながら、今回のドラマー Jonathan Josephさん・・・
技的には前回のナラダさんっぽいのですが、パワー・アップ度が素晴らしいです。
特にANGELS FOOTSTEPSでは小刻みなシンバル打ちが独特な雰囲気を醸し出して酔いましたぁぁぁ(笑)
Nicolas Meierさんも陰になり日向になったサポートで大先生を盛り上げます。
特にYEMINイントロでは「サクラ・サクラ」を演奏されたのが印象的でした♪

その後の東京公演では映像がシューティングされたり、会場にはJimmy Page氏の姿もあったとか。
何かと話題の多い今回の公演、まだ10公演中5公演が終わったばかり。
今後の公演からも目も耳も離せませんね♪

大先生最高!!!

2014・4・6

昨年紹介しました「ヒノテル外伝」的なアルバム、その後入手したアルバムを紹介いたします。

ロイヤル・ポップス・オーケストラ「魅惑のトランペット」
東芝 赤盤 TP 7097

第1面
1.夜空のトランペット
2.別離
3.そよ風にのって
4.夜霧のしのび逢い
5.この世の果てまで
6.シンシナティー・キッド
7.波止場のテーマ
第2面
1.パラダイス・ア・ゴーゴー
2.夢みるシャンソン人形
3.リーザの恋人
4.素晴らしき飛行機野郎
5.ヘルプ
6.慕情
7.チム・チム・チェリー

赤盤なので60年代録音だと思うのですが、おそらく最初期の演奏ではないでしょうか。
純然たるイージーリスニング音楽なのですが、日野さんのトランペットは輝いていますよ〜〜♪
栴檀は双葉より芳し、まさに!
彼の初期作品は内容が硬派、軟派に関わらず、その演奏には惚れ惚れするような「華」があるんです。
そんな彼は69年に「ハイノロジー」で一世を風靡して時代の時代の寵児へと駆け上がって行くのでありました。

ジャケ裏面には解説が載っているのですが、曲目解説に始終して「日野皓正」の名前は全く出てきません(笑)
そんな下積み時代のレコードです。

日野皓正の世界
日本ビクター(MCAレコード)JMC-5006(LP)
MCAモダン・ジャズ・シリーズ 3

以前に紹介した「華麗なるトランペット」MCAモダン・ジャズ・シリーズ 1の続編です。
(ちなみに「MCAモダン・ジャズ・シリーズ」の「2」は原田忠幸とそのグループ「ア・モーメント・オブ・ラブ」)
メンバーはピアノ担当が徳山 陽さんから大野雄二さんへ変更。
メンバー的にはコチラの作品のほうが美味しいかも〜〜〜
演奏曲目は・・・

A1 二人でお茶を
A2 イパネマの娘
A3 ダウン・スウィング
A4 アラウンド・ザ・ワールド
A5 枯葉
A6 アンド・アイ・ラブ・ハー
B1 男と女
B2 五月の風に
B3 わが心のサンフランシスコ
B4 モア
B5 コール・ミー
B6 夜のストレンジャー

日野皓正(Tp)、大野雄二(P)、西条孝之介(Ts)、稲葉国光(B)、日野元彦(Ds)

演奏曲目がポップス寄りの曲が多いので「華麗なるトランペット」よりも軽い感じがしますねぇ。
イージーリスニング音楽ギリギリと言っては言い過ぎでしょうか。
内ジャケに購入者のサインがありまして、そこには
「46・3・24 S.Yasui」
Yasuiさん、お元気ですか?大切にいたしますよ〜〜〜
この日付から、発売は「華麗なるトランペット」と同じ70年か翌71年?
70年といえばタクト・レーベルには「イントゥ・ザ・ヘヴン」「アローン・トゥゲザー」
キャニオンからはヒノテルさんが最もフリーに傾倒したアルバム「ジャーニー・トゥー・エアー」、
ベーシストのレジー・ワークマンを迎えた「ピース・アンド・ラブ」「Aパート」を発表して乗りに乗っている時期。
そんな時代に裏(?)で「華麗なるトランペット」「日野皓正の世界」のような作品を録音していたとは!
今では彼のキャリアからは末梢(?)された作品ですが時代の波に乗ってフリー、前衛に傾こうとも「歌心を忘れてはいませんよ」という彼なりのメッセージだったのかもしれませんね。
ファンなら70年という時代と、彼の活動を俯瞰する意味においても一度は聴いておいて欲しい音源です。

このアルバムの裏ジャケ・写真なんですが、これって松田優作さんにソックリ♪
逆でした、松田さんが日野さんにソックリ(笑)
ひょっとしたら・・・
松田さんは70年前後に時代の寵児だった日野さんを、自分に重ねておられたのかも?!
                   

「ヒノテル外伝」最高!!!



魅惑のトランペット


日野皓正の世界

2014・3・30

「本当」のような「嘘」話 其の二

SPHINCTER ENSEMBLE/Harrodian Event #1 (1972/Unreleased)
レココレ2月号のリイシュー・アルバム「プログレ部門」で紹介されていたのですが、その紹介文にマイルス「On The Corner」が引き合いに出されていたので迷わず購入。
ワクワクしながらスタート・ボタンを押すと・・・驚きましたッ!
1曲目に飛び出した「音」は「Bitches Brew」と「On The Corner」の隙間を埋めるような「音」
ドラムのTrevor Moraisさんのハイハットとスネアが踊る演奏が「On The Corner」を彷彿とさせます。
アルバム中の幾つかの曲は「On The Corner」の未発表・最初期ベーシック・トラックだと言われたら「凄げぇぇ!」と思い込んでしまいそうですわ。

このセッションが録音されたのは72年1月2日、そして「On The Corner」セッションは6月に開催されています。
山中康樹氏の「エレクトリック・マイルス1972−1975」によりますと「On The Corner」セッションに迎えられたポール・バックマスターが72年に渡米する際に、シュトックハウゼン等の何枚かのアルバムを持参した事が書かれています。
ひょっとして、ひょっとしたら・・・
その時にポールは、このセッションのテープを持参したのでは?
マイルスは、その「音」を気に入った。
その「音」に当時気に入っていたインド楽器を加え、その他のリズム隊を強化して再構築したアルバムこそが「On The Corner」だったと。
「本当」のような「嘘」話(笑)

でも本当に、あながち「うそ」ではないような音楽なんですねぇぇぇ。

メンバーは・・・
Pete Robinson el-p,org
Ann Odell org,el-p
Tony Walmsley g
Baul Buckmaster el-cello
Martyn Ford fr-hrn
John Gustafson b
Trevor Morais ds

ところで、この凄腕ドラマーのTrevor Moraisさんなんですが松井巧さん執筆の無茶苦茶詳しいライナーノーツに寄りますとビョークのアルバムにも参加とか!
さっそくレコード棚を漁ってみると「Homogenic」に参加しておられました♪
更にネットで調べてみると以前から印象的なジャケで興味津々だったPeddlers「Birthday」のドラマーだった事も分かって大興奮ッ(笑)
その演奏シーンがネットに上がっておりました、Trevor Moraisさんの勇姿をご覧ください。
The Peddlers - Southern Woman

その「On The Corner」なんですが、先月「掛け帯」「シュリンク付」国内アナログ再発盤SOPN-100を買いました(初回盤は「SOPL 125」)
うれしい事にA1サイズの白黒ポスターが封入されています。
ところが今月、「Live-Evil」SQ盤SOPJ-88〜9(残念ながら帯無し)を購入いたしました。
72年発売のLive-Evilの初回SQ盤SOPL 143〜4は光沢のあるジャケだったのですが(そのせいで、ジャケの痛みが目立ちます)、再発SQ盤SOPJ-88〜9は残念ながら光沢無し。
これにも同じポスターが封入されていました。
予測なんですが・・・
この2枚は発売時期が同じ74年で、再発シリーズ名は「On The Corner」掛け帯に記載されている「NEW MILES DAVIS」だったのでは?
そして、この「NEW MILES DAVIS」シリーズで発売されたアルバムにはポスターが封入されていたのかも??
        
この2枚のポスターなんですが、どちらも全く使用感無し。
1枚は額装して、もう1枚は保管しておきます。
SPHINCTER ENSEMBLE/Harrodian Event #1なんていう興味深いアルバムから始まった突然のMILES祭♪

MILESの「奥の細道」は未だ未だ先が見えません(笑)

MILES最高!!!




2014・3・21

「本当」のような「嘘」話 其の一

Herbie Mann「Stone Flute」(70)
Herbie Mannというと若干過小評価されているような気がするのは私の気のせいでしょうか。
と言う私も、彼のアルバムは「Memphis Underground」(国内盤・解説は中村とうよう氏)しか所有していませんが、ミック・テイラーやグレッグ・オールマンとの共演作もあって気になる存在でした。

「浮遊感ある環境音楽にも通じる異色作。」と書かれたショップ・インフォを読んで即決ッ!
聴いてみると気持ちの良い「浮遊感」があって面白い作品ですね。
布団に包まって寒い部屋で聴いているとメッチャ気持ちが良いですよぉ〜〜♪
この感覚は、どこかで聴いたことが有るなぁ、と思ったのですが、そうなんです〜〜〜MILES「In A Silent Way」(69)
「Stone Flute」は Mannが「In A Silent Way」を聴いて影響を受けた作品だと思っています。
「音」のポイントは「In A Silent Way」流のキーボードなんですね。
ところが、クレジットにはキーボード奏者の記載ナッシング。
「なんでぇぇぇ?!」
クレジット記載が出来ないのは「契約」の問題が絡んでいるからではないでしょうか。

メンバーは
Flute, Producer - Herbie Mann
Bass - Miroslav Vitous(tracks: A3, B1, B2) , Ron Carter (tracks: A1, A2, B3)
Drums - Bruno Carr (tracks: A1, A2, B3) , Mickey Rocca (tracks: A3, B1, B2)
Guitar - Sonny Sharrock
Vibraphone - Roy Ayers
これにバイオリン等の弦楽器が数名加わっています。
アルバムの「キモ」はVitousさん参加の3曲かな〜〜〜〜♪

気になる作品がもう1枚、それは「Weather Report」(71)
この3枚に同じような「浮遊感」を感じるのは私だけでしょうか。
そう言えばVitousさんはWeather Reportの創立メンバーでしたよね。
「In A Silent Way」(69)−「Weather Report」(71)と並べてみて、そこに参加しているキーボード奏者と言えば・・・Joe Zawinul
おそらく70年にはZawinulはコロムビア・レコードと契約していたでしょうから、Herbie Mannが設立したEmbryo Recordsから発売された「Stone Flute」にはクレジット出来なかった...
で、「Stone Flute」(70) を真ん中に置いて「In A Silent Way」(69)−「Stone Flute」(70) −「Weather Report」(71)とすると、パズルが完成、
まるで「本当」のような「嘘」話(笑)

「Stone Flute」に参加しているRoy Ayers、Sonny Sharrock、Miroslav Vitouは「Memphis Underground」にも参加しています。

残念なのはSONNY SHARROCK先生が炸裂しないことかな。
まぁ、彼が炸裂したら「浮遊感」が吹き飛んでしまうからなぁぁ(笑)

Herbie Mann自らのレーベルEmbryoからの発売で「窓」をくり抜いた変形ジャケ。
アナログ盤で買うしかないですよね。

Embryo Records最高!!!

2014・2・23

SLY AND THE FAMILY STONE「HIGHER!」
昨年発売された4CD・BOXです。
全77曲中17曲の未発表音源を収録、というのが「売り」なんですが
07年紙ジャケCDにも全34曲のボートラが収録されており話題になりました。
気になるのは今回のBOXには、このボートラが何曲収録されているのか?
調べてみました。
ボートラ全34曲中13曲収録。
今回のBOX未収録曲は以下のとおり。

『A Whole New Thing / 新しい世界』ボートラ5曲中「You Better Help Yourself (inst./ previously unreleased)」のみ未収録

『Dance to the Music/ダンス・トゥ・ザ・ミュージック』ボートラ6曲中
Soul Clappin'/ソウル・クラッピン
I Can't Turn You Loose(previously unreleased)/アイ・キャント・ターン・ユー・ルース(未発表曲) 
Never Do Your Woman Wrong(inst./previously unreleased)/ネヴァー・ドゥ・ユア・ウーマン・ロング(未発表曲)
の3曲が未収録

『Life/ライフ』ボートラ4曲中 
Dynamite! (single version, mono)/ダイナマイト!(モノ・シングル・ヴァージョン)
Sorrow(previously unreleased)/ソロウ(未発表曲)
の2曲が未収録
  
『Stand! スタンド!』ボートラ5曲中
Stand! (single version, mono)/スタンド!(モノ・シングル・ヴァージョン)
You Can Make It If You Try(unissued/cancelled single version, mono)/ユー・キャン・メイク・イット・イフ・ユー・トライ(モノ・シングル・ヴァージョン) 
Soul Clappin' II(previously unreleased)/ソウル・クラッピンII(未発表曲)  
My Brain (Zig-Zag) (inst./previously unreleased) /マイ・ブレイン(ジグ・ザグ)(未発表曲)
の4曲が未収録

『There's a Riot Goin' On 暴動』ボートラ4曲中
Untitled Instrumental Track #1〜3 (previously unreleased)/アンタイトルド・インストゥルメンタル #1〜3(未発表曲)
の3曲が未収録

『Fresh フレッシュ』ボートラ5曲中Alternate Mixの5曲すべてが未収録

『Small Talk スモール・トーク』ボートラ4曲中
Time For Livin' (alternate version, previously unreleased)/タイム・フォー・リヴィン(Alternate Version)
Loose Booty (alternate version, previously unreleased)/ルース・ブーティ(Alternate Version)
Positive (Inst./previously unreleased))/ポジティヴ        
の3曲が未収録

以上21曲が未収録曲という事で、やはり07年紙ジャケ・ボートラ群は今でも価値がありますねぇぇぇ。

未発表曲以外の内容は・・・
・mono single masterが19曲(07年紙ジャケ・ボートラ収録7曲)、single masterが6曲と全体の約1/4がシングル盤音源。
しかし、EPIC時代の全シングル盤音源が網羅されているわけではありません。
AB面で全41曲(promo onlyの1曲を含む)中12曲が未収録、特に人気下降期アルバム「High on You」「Heard You Missed Me,Well I'm Back」時代では9曲中3曲のみ収録。
中途半端な編集ではなく、全シングル盤を収録して欲しかったですねぇ。

・「1970年のワイト島でのライヴ音源から、熱気も最高潮に達したライヴのラスト2曲を本邦初収録。」
威勢がよい言葉なんですが、既出の2曲と合わせて4曲収録。
内容的にもウッドストックとは雰囲気も異なっていて聴き応えあり。
前半の演奏はイマイチだったとブックレットに書いてあるのですが、ファンなら出来不出来に関わらず完全版を聴いてみたい。
残念ッ!
ブックレット記載の話をまとめると、ワイト島でのセット・リストは・・・
1.Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)
2.M'Lady
3.Sing A Simple Song
4.Stand!(既出)
5.You Can Make It If You Try(既出)
6・Dance To The Music(初出)
7・MEDLEY: Music Lover / I Want To Take You Higher / Music Lover(初出)
アンコール準備中に事故(?)があって、アンコールは取り止め。

・初期のAutumnレコーズ時代音源5曲、Loadstoneレーベル時代音源2曲、
調べてみると・・・
この初期音源は英国のAce Recordsから
「Precious Stone: In the Studio with Sly Stone 1963-1965 」
「Listen To The Voices: Sly Stone in the Studio 1965-70」
としてSLY関連の音源がまとめられています。
BOX収録の7曲中、「I Just Learned How To Swim」以外のAutumn音源の4曲が「In the Studio with Sly Stone 1963-1965 」に、Loadstone音源の2曲が「Sly Stone in the Studio 1965-70」に収録されています。
今まで、この音源はノータッチだったのですが聴いてみると60年代の香りが素敵な出来で興味深々。
まとめて聴いてみたくなりました。

・オリジナル・アルバムからは・・・
A WHOLE NEW THING :5曲
DANCE TO THE MUSIC:4曲
LIFE /ライフ (1968)1曲
STAND!:2曲
THERE’ A RIOT GOIN'ON:1曲
FRESH:2曲
SMALL TALK:1曲
「High on You」「Heard You Missed Me,Well I'm Back」:0曲
こんな選曲をするくらいなら、いっそアルバムVer.は収録せずに全シングル盤Ver.と未発表曲とワイト島完全版でBOXを構成したら、もっと話題が盛り上がったのではないでしょうか。

ただ、ブックレットは見応え十分。
楽曲ごとの詳細な解説は資料として使えます。
各国のシングル盤ジャケの写真(日本盤もあり)、数多く収録されているシングル曲に合わせたシングル盤の写真も興味深いッスねぇぇ。
また未発表写真(?)、ポスターやチラシ、コンサート・チケットなどのメモラビア写真も掲載されています。
細かくチェックしていると見飽きません。
国内盤は日本語翻訳が付いているので安心です(笑)

次回のBOXは、もう少し充実&整理した内容でお願いします。

SLY最高!!!

2014・1・26

昨年話題になっていて買い逃したアルバム2枚を年明け早々に購入。

Jupiter & Okwess International「HOTEL UNIVERS」

まずオープニング・ナンバーでハート鷲づかみッ!!!
「マンボ♪マンボ♪マンボ♪」
と、歌ってもマンボじゃないですよ〜〜〜
FUNKですよ、F・U・N・Kッ!
こんなカッチョエエ曲はココ数年聴いたことが無いような気がします。

続く曲も「チョンガ♪チョンガ♪チョンガ♪」ときたもんだッ!
メッチャ苦茶スピード感があるのですが、その高速リズムに乗せる歌詞もリズミック♪

ラスト曲はキンシャサの雑踏が蜃気楼のように遠ざかっていきます・・・

主人公のJupiterオヤジは地元コンゴで20年間も活動している1965年生まれの中年の星。
Congolaise(コンゴレーズ)という掛け声も多用してコンゴ同胞へメッセージを叩きつけます。
いつもお世話になっているエル・スール・レコーズさんのインフォによりますと・・・
「前作までは、手作りのオンボロ・エレキ・ギターと全身から滲み出るビンボウ臭がたまらん、いぶしまくりのフォルクロール&ルンバでした」とありますので、
今作でいきなりブラッシュアップ〜〜〜〜♪
キンシャサで録音され、パリでオーバーダブ、ロンドンでマスタリング、と満を持しての世界デビュー。
録音風景も映っている映像

音楽だけではなくて、ジャケもブックレットも写真が「メチャイケ」♪
「色」の使い方が抜群ですね。
ジャケ写にしてもオヤジの肩パッドの「赤」と、Jupiterロゴの「赤」が良いアクセントになってます。
本当に隅から隅まで「最高」の仕事振り〜〜〜〜♪

国内盤ライナーを読むと、なんと!
我らのSTONESも出演した、昨年の英国ロック・フェス「グラストンベリー」にも出演したらしい。
それに、ドキュメンタリー映画「Jupiter's Dance 」(06)のカップリングCDには、今作「HOTEL UNIVERS」のアコースティック・セッション曲が何曲か収録されているらしい、聴きたいなぁぁぁ〜〜♪

早くも気になるのは「次」のアルバム、
ブックレット掲載のメンバー写真とクレジットでは若干の違いがあるのですが、メンバーは流動的なんでしょうか。
その辺も気になるのですが、一発屋で終わるのか、世界へ羽ばたくのか?!

Jupiterオヤジの明日はどっちだッ!!!

2014・1・18

今年最初の紹介は、あの伝説の来日公演映像&音楽作品です。
MINI ALL STARS / LIVE IN JAPAN(2011)
MINI RECORDS(CD+DVD)

私が参加した公演は2009年9月1日(火)大阪厚生年金会館大ホールでした。
当時の興奮を伝える書き込みはコチラ
今回は冷静(?)に内容をお伝えいたしましょう。

DVDの画質は若干荒い画質でシャープさに欠けます。
曲毎の曲名も表示されません。
当日の公演ではステージ後方にスクリーン(DVD映像でも確認出来ますね)があって、曲目、歌詞、MC日本語訳などが写し出されて演奏を理解するのに大きな役目を果たしていましたが、今回のDVDでは反映されていません。
映像初頭のmini records社長Fred Paul氏のコメント日本語字幕、ラストの本田健治氏、本田大典氏のコメント英語字幕がブレているのはご愛嬌(?)

と、言いましても奇跡的な来日公演の完全版(!)映像としては大満足です。
なんといっても嬉しいのは大好きなRichard Duroseau大先生にカメラがフォーカスしている事。
第一部では映る、映る〜〜〜カメラマンの方もDuroseau大先生の演奏を観て、聴いて、「只者ではないッ!」と直感されたのではないでしょうか。
大先生、アコーディオンを弾きながら仁王立ちッ!
その後光の差すような御姿に落涙〜〜〜〜♪
お元気そうなCarlo Glaudin御大のシルキー・ボーカルも素敵〜〜〜〜♪
第一部での大先生と御大にフォーカスした映像は、まさにコンパ・マニア御宝映像と呼ぶに相応しい出来です。
彼らが来日して私の目の前で演奏したなんて、今も信じられません。

また、アングルが切り替わる度に、メンバーの衣装が切り替わる編集がしてあって楽しめます♪
が・・・
複数映像を切り替えながら使用されているので「音」と「映像」が微妙にズレる所があるのはご愛嬌(?)

ジャケ表記には曲のナンバリングが無いので整理してみました。
曲名後ろの( )内は大先生の担当楽器、もしくは不参加で、表記無は大先生のアコ炸裂曲です。

DVD(公演完全版!)
Intro :
1.2.Alo Japon(Fred Paul氏のコメント、公演前映像)

第一部
3.Original Compas
4.Haiti
5.Emotionnelle(Key)
6.Rithme Commercia(チャプター頭切れ)
7.Ravet Mode(Key)
8.La Joie De Vivre
9.Tioul #3
10.Lage'm Nan Riyel La(Key)
11.Mambo #5 (Key)
12.Lambada(不参加)
第一部では大先生の本当に素晴らしいアコーディオン演奏が聴けます、観れます、感動します♪

15分間休憩(館内アナウンス)
この間に売店でMini All Stars「PURE GOLD」「Greatest Hits, Vol.I」「Greatest Hits, Vol.U」の3枚のCDを購入いたしました。

第二部
1.I'm Laughing(不参加)
2.Negrito Kumba Kumba(不参加)
3.An Tout Franchiz(不参加)
4.Ti Caole(Key)
5.Ce Peche(Key)
6.Baby
第二部は若手主体で、大先生は休憩タイム?
しか〜〜し、この曲では休憩効果もあって御大も大先生のアコも素晴らしいです。

7.Libete(Key)
Edouard Richardさんがボーカル&ギター・ソロを取る曲でMagnum Bandのオリジナル曲。
本田健治氏のブログでは、「リハでは嫌々やっている」ハズだったのですが、公演でのハイライト曲の1つと成ってます♪
この曲だけスクリーンに歌詞の邦訳が映し出されたのですが、DVDでも訳詞を採用して欲しかったです。
移民の人達の苦悩を歌い、自由を求める内容の歌で、素晴らしいリズムの陰にあるハイチの現実に胸打たれたことを思い出しました。

8.Oye Como Va(大先生のキーボード・ソロあり!)/Banzawa/Mario Mario(Key)

アンコール
9.Mother(不参加)
10.Banzawa (Reprise)(Key)

「Extras」として本田健治氏、本田大典氏の談話が英語字幕付で収録。
驚きのエピソードが語られます。
マグナム・バンドやスカシャも来日候補に上がっていたとは!!!
このお二人を含む詳細なレポ・写真が紹介されているサイトです。

本田健治氏のブログでも来日秘話(?)が綴られていて必見です。

CD
01. Original Compas 5.19
02. Baby 6:23
03. Ce Peche 5:18
04. Rythme Commercial 4:11
05. Ravet Mode 5:31
06. Lage m' Nan Riyel La 5:52
07. Emotionnelle 5:13
08. Haiti 4:45
09. Libete 7:40
10. La Joie de Vivre 4:41
11. Mother 5:32
12. Koman Nou Ye La 8:34

CDは収録曲を減らして、曲順を大幅に組み替えています。
本編を知っていると若干違和感のある曲順ですが、アンコール前の曲をラストに配して盛り上がりながら終わる構成は悪くないです。

ところがジャケット写真なんですが・・・
残念ながら大先生はキーボード担当なんですわ、ここはバシッとアコーディオン姿で写して欲しかったですね(笑)

「ありえない」メンバーによる、「ありえない」素晴らしいハイチ音楽公演が実現したことに今も驚きを禁じえません。
全国縦断13公演に参加された多くの方々の中には、今もハイチ音楽に興味を持っておられる方が数多くおられることを信じています。

MINI ALL STARS最高!!!