| 2018/11/15 八面六臂の大活躍のGOTAさん関連で最近のお気に入りはグループ「DUBFORCE」、CDとシングル盤を入手いたしまして聴いております。
                      大変興味深い作品なのでネットを駆使して色々と調べてみた結果を発表~~~~~
 CD収録曲、渾身の感想です(笑)
 DUBFORCEサイトから曲目紹介しつつ、補足を書いてみました。
 []内がサイトの紹介記事から転載。
 1. Robinson Crusoe
 [Robert Mellin, Gian Piero Reverberiの楽曲をカバー]
 原曲はコレっすね、
 Main Theme (from ‘The Adventures of Robinson Crusoe’)
 https://www.youtube.com/watch?v=ssqXUGzvGTE
 こんな曲を探し出すとはナント言うリサーチ能力!
 と、思いながら検索を進めると・・・
 ニューウェーブ系バンドの「Art Of Noise」がリメイクしているんですねぇ、
 https://www.youtube.com/watch?v=xuwp4D8KY-c
 恐らく、この曲が基になっているのでは?
 また、このArt Of Noiseバージョンは城達也時代のジェット・ストリームのエンディングにも使われていたらしいです。
 結構有名な曲だったんですねぇぇぇぇぇぇ。
 DUBFORCEのLIVE映像あり、
 https://www.youtube.com/watch?v=ikNBv4sGKiI
 2. Dub Fire
 [ASWADの曲にいとうせいこうがダブポエット]
 原曲はコレっすね、
 アルバム「A New Chapter of Dub」収録です。
 https://www.youtube.com/watch?v=6GWw0hwjLxM
 うれしい事にCDで所有しておりますです。
 DUBっていうのは大雑把に申しますと、
 元来歌ものの曲から「歌」を取っ払って、残った演奏に過剰なエフェクトを施して「曲」を作り変えてしまう手法のことなんですね。
 このDub Fireの面白い所は「歌」を取っ払った「DUB」に再度「ポエトリー」を載せる、という2回転宙返りのような発想でしょうか。
 「いとうせいこう」さんのアジってるポエトリーも最高っす。
 3. How Much Are They?
 [ホルガー・シューカイ、ジャー・ウォーブルによる曲をカバー]
 お待たせ致しました、
 ホルガー・シューカイ、ジャー・ウォーブルときいてヨダレを流す貴方&貴女に送るカバー曲、
 原曲はアルバム「Full Circle」収録なんですが「舟海」という邦題でも国内発売され、この曲は当時CMでも使われたらしいです。
 https://www.youtube.com/watch?v=GIv9ewcV9wg
 こんな曲がCMに使われるなんて、なんて素晴らしい80年代ッッ!うれしい事にCDで所有しておりますです。
 実はジャー・ウォーブルは大好きなベーシスト♪
 そのオッサン然とした風貌にダマされてはいけません、彼こそはニューウェーブに留まらず、ワールド音楽からJAZZに異種格闘技までを縦横無尽に弾き倒す凄腕。
 多岐にわたる活動と多作のお蔭で彼の作品の全体像を把握するのは至難のワザで、ファン泣かせなのであります。
 4. Tokyo Dub
 [DMX による「東京ダブストーリー」DUBFORCEヴァージョン]
 原曲はコレ!
 https://www.youtube.com/watch?v=0TEPX5FBdTQ
 DUBFORCEヴァージョンはコレ!
 http://www.redbullstudios.com/t…/articles/dubforce-tokyo-dub
 「いとうせいこう」さんは戦前の哲学者「九鬼周造」から与謝野蕪村まで引用する圧巻のポエトリ~~~~♪
 ところで「いとうせいこう」さんのエッセイがNHKでドラマ化。
 「植物男子ベランダー」
 https://www.nhk.or.jp/verandar/
 この番組、内容も面白いのですが注目はBGM、
 各場面に流れるBGMがメッチャ面白いんですわ。
 たとえば最新作のBGMは
 https://www.nhk.or.jp/verandar/archive/3.html
 ドアーズから
 JBから
 MILESまで。
 是非一度ご覧ください~~~~♪
 5. しゃぼん玉
 [誰もが知る日本の童謡をダブ・アレンジ]
 これってアイデアの勝利ですよね、一度聴くと「シャボン玉とんだぁぁぁぁぁ」と何度も何度も脳内再生。
 きっとLIVEでは館内で大合唱、
 ゆれるペンライトが見えるようです(笑)
 いやホンマに久々に興味深く楽しいアルバムを聴かせて頂きました。
 DUBFORCE最高!!!
 最後に今年のLIVE映像あり、
 DUBFORCE – 浜辺(Live)
 https://www.youtube.com/watch?v=uUkS6myykqc
 あああ、是非ともLIVEに参加したいっすわ♪
 2018/10/10 今夜は「Nothing Compares 2 U」言わずと知れたPRINCEの傑作曲、
 シネイド・オコナーのカバー曲は90年に大ヒット。
 PRINCE自身のスタジオ録音は今まで発表されず、93年発表の彼のベスト盤にLIVEバージョンが収録されています。
 ところが驚くなかれッ!
 今回、未発表オリジナル・スタジオ・レコーディング・バージョンが7インチ・アナログ盤でリリースされたのであります。
 このバージョンは84年録音という事ですが、
 そうです、84年といいますとPRINCE一世一代の決め打ち作品の「Purple Rain」が発表された年。
 そんな頃にヒッソリと録音されていたんですねぇぇぇ。
 A面にはEDIT VERSION
 B面にはFULL LENGTH VERSIONを収録。
 https://www.youtube.com/watch?v=cpGA0azFdCs
 バックの映像はプリンス&ザ・レボリューションのリハーサル風景の記録映像。
 レアでっせ~~~~♪
 購入したのはPRINCE公式オンラインストアのみで販売される数量限定のピクチャー・ディスク(Tシャツ付)
 実はチャッカリと帽子もね♪
        ところでシネイド・オコナーのカバー曲を仕切ったのは誰あろう・・・
 綾部が生んだ世界の屋敷豪太さんだった、
 勿論御存知ですよねぇぇぇ。
 今まで読んだ豪太さんのインタビューの中で最強の1本がコレ!
 https://www.musicman-net.com/relay/63220
 メッチャ長いですが、
 メッチャ詳しくて、知らなかった事がテンコ盛り。
 これを読めば、あなたも豪太さんになれる(ワケがない)
 PRINCEの「Nothing Compares 2 U」
 綾部にも深い縁があったんです。
 PRINCE最高!!!
 GOTAさん最高!!!
 2018/07/25 先日数年ぶりに大阪訪問、レコ屋を数か所廻ってきました。
 釣果の中からベンチャーズのアナログ盤を御紹介~~~
 1枚目は79年発売の「オリジナル・フォー」EWS-81264
 USのレーベルと契約が切れて、直接に東芝と契約するのですが、その第一弾がコレッ!
 2曲の初レコーディング曲を含む全12曲が全曲新録という意欲作。
 ハーフ・スピード・カッティングという事で、私のオンボロ・ステレオでも「音」がエエような気がします(笑)
 しかも「見本盤」でっせ~~~旦那ッ!
 B面ラストは「夢のカリフォルニア」、名曲です。
 初録音は66年のアルバム「GO WITH THE VENTURES」
 この演奏ではバックに軽くコーラスが入って
 ギターとドラム、キーボードが目立っていましたが
 本作ではコーラスなしで「オリジナル・フォー」の演奏がバッチリと聴けまっせ♪
 東芝イースト・ワールドと契約したベンチャーズですが、90年発売の次作はアッと驚くタメゴロ~~~~♪
 それは加藤和彦をプロデューサーに迎えて坂本龍一、高橋ユキヒロ、ヒカシューなどが参加したアルバム「カメレオン」、当時ラジオで初めて聴いた時には本当に驚きました。
 これってUSレーベルと契約していたら絶対に作れない荒業ですよね。
 乱暴な言い方をすれば、
 STONESが坂本龍一、加藤和彦、高橋ユキヒロ、ヒカシューと組むようなもん。
 どうですか?
 さらに追い打ちをかけるが如く、このコンセプトで2枚組のLIVEアルバム「スーパー・ライブ80」まで作ってしまうのでありました。
 今は亡き加藤和彦さんのMCも収録された、ある意味貴重盤。
 オリジナル・フォー最高!!!
                      もう1枚は
 72年発売の「ジョイ」LLP-80504
 アルバム丸ごとクラッシク曲をカバ~~~~♪
 収録曲の中で一番興味深いのは「ペルシャの市場にて」
 昔&昔、
 小学生時の音楽の時間。
 レコード鑑賞の時間がありました。
 これが退屈で退屈で(笑)
 ところが或る日、小学生の幼心を貫いた曲に出会いました。
 それこそが
 「ペルシャの市場にて」
 どこかエキゾチックな曲調が気に入って生まれて初めてレコードを買ったのでありました。
                      思えば、中学生の頃、
 STONESで一番最初に気に入ったのが「黒くぬれ!」
 昔からエキゾチックな曲が好きだったんです。
 そんな頃から未来のワールド音楽愛好者としての芽があったんですねぇぇぇ。
 今も小学生の時に買った「ペルシャの市場にて」のレコードを持っています。
 時空を超えた出会いにチョッピリ感動しています。
 ペルシャの市場にて最高!!!
 2018/05/23 縁あって入手したアナログ盤「トップドラマーによるドラム大全集」田畑貞一、ジミー竹内、日野元彦、石川晶、石松元、5人のドラマーの演奏を収録。
 ジャケの何処にも発売年が記載されていないのですが、内ジャケに大きく購入の日付と店舗名がペン書きされていまして、S46年・6・14 No.12 米子ワルツ堂とあります。
                           米子在住の方が持っておられたのか?でもNo.12ってナニ?
 そんな風に以前の所有者の人となりを思うのも楽しいのでは(笑)
 ところで昭和元禄時代(?)には、こんなインスト・アルバムが数多く発売されていましたよね、
 日野元彦さん、石川晶さん、は単独名義のアルバムを持っています。
 ジミーさんは名前のみ、田畑貞一さん、石松元さんは恥ずかしながらお初。
 一番期待していたのは日野さん、
 兄の皓正さんと組んだバンドは素晴らしく、所有するソロ作品「流水」(写真)も傑作・・・なんですが、残念ながら今回は「借りてきた猫」な演奏で肩透かし。
 石川さんは、この道では絶大な人気がありまして、中古盤市場では「ナンじゃコリャ~~」な値段が付いているレコードも多々、
 彼の場合はアフリカ指向があって、そのスジの演奏では面白いのがあります。
 所有している「鮮烈!エキサイティング・ビート/世界の打楽器」(写真)で演奏しているのは発売された73年当時の歌謡曲なんですわ~~~
 A1 美しい少女
 A2 学生街の喫茶店
 A3 荒野の果てに
 A4 愛への出発
 A5 狙いうち
 A6 天使の初恋
 B1 わたしの彼は左きき
 B2 青春に悔いはないか
 B3 太陽の渚
 B4 恋の十字路
 B5 オレンジの雨
 B6 若葉のささやき
 これらを文字通り世界の打楽器を使って演奏していて、ゲテモンすれすれの素晴らしい(?)演奏が楽しめます。
 今回は・・・う~~~ん、彼の演奏も「借りてきた猫」な演奏でしょうか。
 こりゃアカンかも~~~~と思ったのですが、他の方々の演奏が面白いんですわぁぁぁ♪特に興味を引いたのが田畑貞一さん、石松元さん
 ナントッ!
 お2人は昭和レア・グルーヴ系の大人気ブループ「稲垣次郎とソウル・メディア」に在籍しておられたお方。
 マジっすかぁ?!
 所有する稲垣次郎とソウル・メディアのアルバムは東京キューバン・ボーイズとの共演作「ロックとラテンの激突」で71年発売、
 70年のアルバム「Head Rock」には田畑さん参加との情報がありますので、ひょっとしたら「ロックとラテンの激突」のドラマーは田畑さんかも~~~?!
 「大全集」での演奏は7曲中6曲がドラムブレイクで始まるんです(のこり1曲「レットイットビー」はシンバルから)が、これがカッチョエエんですわぁぁぁ。
 ヴィーナス、レットイットビー、マルタ島の砂、ドラマーマン、ラブ・ミー・トゥナイト、サニー、カムトゥゲザー、という演奏曲目も彼の個性にハマっていると思います。
 このアルバムでは一押しっす♪
 石松元さんの演奏では「移民の歌」、調べてみると・・・
 全日本プロレス参戦時のブルーザー・ ブロディの入場テーマ曲だった模様。
 へぇぇぇぇぇ~~~
 彼も田畑さん同様に選曲が素晴らしいですね、
 落ち着いた雰囲気の曲よりも、ダンサンブルな曲で攻めているのがグゥゥゥゥ~~~♪
 田畑貞一さん、石松元さんで1枚モノにしていたら昭和のレア・グル~~ヴ発掘盤として有名になっていたかも。
 昭和の香りがタマラナイ、
 「トップドラマーによるドラム大全集」最高!!!
   2018/03/08 72年に発表され国内盤も発売されたアルバムTEMPTATIONS「All Directions」、今回入手した国内盤初版。
  その被せ帯には、こう書かれていました。
 「またもやメンバーチェンジ!新テンプテーションズがソウルの限界に挑戦!!」
 これって言い得て妙ではありませんか。
 デビッド・ラフィン&エディ・ケンドリックスの2枚看板の第一期黄金時代、
 69年にラフィンが脱退してデニス・エドワーズ加入、
 さらに71年にケンドリックス、ポール・ウィリアムス脱退してリチャード・ストリート、ダモン・ハリス加入。
 そんなメンバーチェンジのゴタゴタ(?)の中で発表された1枚。
 まさに「またもやメンバーチェンジ!」
 また、被せ帯左右の意匠も70年代のサイケ昭和テイストが炸裂ッッ! 実はメンバーチェンジはテンプテーションズのお家芸でもあるのですが、新しい血を入れ替える事でボーカルスタイルを変えながら現在までサバイバルしています。 最新作は2010年の「Still Here」、題名からして意味深ですが回顧主義にも、マンネリにも無縁な姿を見せています。 このアルバムにはテンプスFUNK期を華麗に演出した天才、ノーマン・ホイットフィールドが手掛けた作品の中でも最大のヒット曲であり、時代を象徴する傑作「Papa Was A Rollin’ Stone」が収録されています。しかしながら30数年前に初めて、このアルバムを聴いた時の間奏は「う~~~ん、イマイチかも~~~」、
 アナログA面の3曲は待ってましたッ、のノーマン流FUNKチュ~~ン♪
 ところがB面の5曲はFUNKではなくてボーカル曲だったんですねぇ。
 これが残念でした、
 当時P-FUNKやSLYを筆頭に70年代のFUNKに興味深々だった私には物足りませんでした。あのSLYもテンプスを習って歌唱に取り入れたマイク・リレー(ボーカルを複数人で持ちまわります)を駆使したボーカルの色彩豊かさと、キレッキレの演奏のFUNKこそが私の望む、この時期のテンプスでした。
 いやはや、今となっては若気の至り、何もわかっちゃいないテンプス・ファンでした(笑)A面、B面でコンセプトを丸っきり変えた構成はアナログ盤ならでは。
 B面のシットリとした歌唱に、今ではウットリと聞き惚れているうちに思わず呑み過ぎてしまいますわ。
 実は私、71年に加入したファルセット担当のダモンが大好きなんですが、B面1曲目、3曲目はダモンがリードを取ってくれる傑作。
 特に3曲目「The First Time Ever (I Saw Your Face)」、
 そうです、ロバータ・フラッグの大傑作「愛は面影の中に」です。
 ロバータに一歩も譲らない歌唱で歌いあげてくれます。
 ちなみに2曲目のリードはリチャード・ストリート、
 4曲目はデニス・エドワーズです。
 ラスト曲は魅惑のマイク・リレー・ボーカルを聴かせてくれますので、勿論ダモンのハイトーン・ボーカルも聴けますよぉぉぉぉぉお。
 ライド・オン・タイムなA面、オーソドックスなテンプス・ボーカル・スタイルを聴かせてくれるB面。若い頃には理解できなかった作品ですが、今ではすっかりお気に入りッスわぁぁぁ。
 歳を取るって素晴らしいぃぃぃ~~~~爆
 それと、この国内盤のライナーにはテンプスのマネージメント情報が書かれていてメッチャ興味深いです。こんな話、他では聞いた事も読んだ事もありません。
 書かれているのは三浦憲氏。
 国内盤の2ndプレス以降に、このライナーが付いているか否かは知りませんが、テンプスファンなら一読する価値はありまっせ。
 「All Directions」国内盤初版最高!!! |